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ネットワークやハードディスクにアクセスできない場合は
システム不良が発生している可能性があります
【ネットワークやハードディスクにアクセスできない原因】
RAIDデータ復旧には高度な復旧技術を要します。ネットワークやハードディスクにアクセス出来ない場合は直ぐにご相談下さい。
ネットワークやハードディスクにアクセスできない場合は、システム不良が発生している可能性が高いです。 RAID機器は強制シャットダウン、停電など電源系統のトラブルから障害が発生するケースが多いです。
NASタイプのRAID機器はディスク先頭のOS部分にRAIDを構築するシステムがあります。システムが正常に稼働する事でRAIDが構築出来、ファイルシステムを読み込める状態を作ることが出来ます。
システム不良とはRAIDを運用する為の『指令部分』に異常が発生している状態である為、ネットワークやハードディスクにアクセスする事ができなくなります。
【症状を悪化させないために】
直ぐに電源を落としてください!ネットワークやハードディスクにアクセスできなくてもリビルド(ディスクの入れ替え、挿し直し)だけは絶対にしないでください!
リビルドとは異常が発生しているハードディスクを入れ替え、残りのディスクからデータを再構築させる作業の事です。
リビルドを成功させるには、欠損状況の把握とRAIDに関する専門知識が必要ですが、システム担当やIT部門の方も誤ったリビルドをかけてしまい、弊社にご相談されるケースが非常に多いです。
RAID障害のご相談の中でも、リビルド失敗による御相談は1,2を争うほど多く、復旧難易度も高い障害であると言えます。
リビルド・フォーマット・ハードディスクの入れ替えや交換は絶対に行わないで下さい!
技術員よりアドバイス!
リビルドやRAIDの再構築を行うとデータの復旧率が下がります。絶対にやってはいけません。
リビルドを行うとデータが元に戻るとされていますが、実際は症状が悪化してしまうケースが多くあります。その原因はリビルド中に、エラーが出ているハードディスクとはまた別のハードディスクに障害が起こってしまうためです。
RAIDは複数のハードディスクを同じ時間・同じ環境で長時間使用しているため、全てのハードディスクが同じように負荷を受けています。一つのハードディスクが壊れた時、他のハードディスクも弱っているためリビルドに耐えられずエラーを起こし、データの破損が起こってしまうのです。
論理復旧技術員 データ復旧に対するポリシー
勉強を怠らずに、とどまることなく技術を習得し、周りの技術員たちを常に驚かせる存在でありたいと思っています。そしてそうすることが、必ずお客様のためになると信じています。
RAIDにはとくに法人様からのご依頼が多く、データを消失してしまっては企業の存続にかかわるような重要なデータが保存されているような機器が多いため、できる限り多くのデータを救いたいと常に考え作業にあたっています。 自分が世界一の技術者となり、当社を世界中から選ばれる企業にする事が私の目標です。
停電や漏電によるトラブルが発生した場合から
データ復旧方法
初期診断で障害箇所を特定
数億もあるセクタを16進数で表示した数字の羅列からRAID 構成情報を特定する謎解きのような作業を行う。 経験がなければ何カ月もかかってしまう。
初期診断を行い、ハードディスクの「どこに」「どのような」障害が発生しているかを特定し、復旧工程を組み立てます。 ハードディスクに負荷をかけない方法でディスクをスキャンし、問題箇所を特定します。
【システム不良のデータ復旧方法】
復旧はハードディスクのデータ部分から直接データを抽出する事によって行います。
一般的に流通しているNASのRAID機器は500GB×4本のハードディスクで構成されているものが多いです。合計2TBのハードディスクにはデータの最小構成単位であるセクタが約80億あります。
データ復旧には80億セクタの中からデータ部分を解析しデータを抽出する必要があり、蓄積経験と高い復旧技術が要求されます。
当社では多くのRAID機器を復旧しており、その経験から速やかな復旧が可能です。