0x8007016aエラーは、主にOneDriveやクラウドファイルサービスに関連する問題を示すWindowsのエラーコードです。このエラーが発生すると、クラウド上のファイルが正常に同期されない、アクセスできないといった問題が発生することがあります。
主な原因として、OneDriveの動作不良、Windows Updateの影響、システムファイルの破損などが挙げられます。しかし、適切な対処法を実施すれば、多くの場合は修正が可能です。
本記事では、0x8007016aエラーの発生原因と具体的な対処法について詳しく解説します。
目次
0x8007016aエラーが発生する主な症状
0x8007016aエラーが発生した際の主な症状は次の通りです。
- OneDriveのファイルが開けない・同期されない
- クラウド上のファイルが「利用不可」と表示される
- ファイルのダウンロードが停止し、エラーコードが表示される
- 特定のフォルダやファイルが操作できなくなる
同じ症状でも、原因はさまざまです。適切な対処法を実行しないと、状況が悪化し、最悪の場合、ファイルが失われる可能性があります。
問題の正確な原因を特定し、適切な対策を講じるためにも、専門家の診断を受けることをおすすめします。
0x8007016aエラーが発生する主な原因
0x8007016aエラーが発生する原因はさまざまですが、以下のようなものが代表的です。
クラウドファイルプロバイダ（OneDrive）が正常に動作していない
OneDriveのバックグラウンドプロセスが正しく動作していないと、クラウドファイルにアクセスできずエラーが発生します。
Windows Updateの影響
Windows Update後にOneDriveの動作が不安定になり、エラーが発生することがあります。
OneDriveの設定不具合
OneDriveの設定が適切でない場合、ファイルの同期が停止し、0x8007016aエラーが発生する可能性があります。
システムファイルの破損
Windowsのシステムファイルが破損すると、OneDriveの正常な動作が妨げられ、エラーが発生することがあります。
0x8007016aエラーの主な対処法
0x8007016aエラーを解消するために、以下の方法を試してみてください。
Windows Updateを確認する
Windowsの最新の更新プログラムを適用することで、エラーが解消される可能性があります。
- 「設定」アプリを開く。
- 「更新とセキュリティ」→「Windows Update」を選択する。
- 「更新プログラムの確認」をクリックし、最新のアップデートを適用する。
- PCを再起動し、OneDriveの動作を確認する。
OneDriveを再起動する
OneDriveのプロセスを一度終了し、再起動することでエラーが解消する場合があります。
Files On-Demand機能を無効化する
OneDriveの「Files On-Demand」機能を一時的に無効化することで、エラーを解消できる場合があります。
新しいOneDriveフォルダを作成する
現在のOneDriveフォルダに問題がある場合、新しいフォルダを作成して設定をやり直すことで解決することがあります。
OneDriveをリセットする
OneDriveの設定を初期化することで、エラーが解消されることがあります。
- 「Win + R」キーを押し、「ファイル名を指定して実行」を開く。
- 次のコマンドを入力してEnterキーを押す：
%localappdata%\Microsoft\OneDrive\OneDrive.exe /reset
- OneDriveが自動的にリセットされるので、しばらく待つ。
- タスクバーのOneDriveアイコンをクリックし、サインインし直す。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
