Windowsを起動した際、ブルースクリーン、および「0xc0000225」というエラーコードが表示されることがあります。
このエラーは、起動デバイスやOSを起動するBCDファイルの破損・不具合によって引き起こされデータの消失リスクを伴います。大切なデータを復旧させるためにも、正しく対処法を見きわめておきましょう。
この記事ではエラーコード「0xc0000225」発生時の原因と対処法をご紹介します。
目次
エラーコード「0xc0000225」が表示される原因
エラーコード「0xc0000225」は、Windowsを起動させる「BIOS」が、OSを起動するために必要な情報を格納した「BCDファイル」を認識できないときに表示されます。
BCDファイルが認識できない原因は様々ですが、主な原因として次のものが考えられます。
- システムファイルが破損している
- BCDファイルが破損している
- ブートセクタ(起動領域)が損傷している
- ハードドライブが正しく設定されていない
- HDD/SSDが物理的に故障している
PCがブルースクリーン(青い画面)になった時の原因と対処法は、下記の記事でも詳しく解説しています。
物理的に故障したパソコンを自力で修復するのは困難
物理障害が発生したHDDからデータ復旧を行うには、精密機器を安全に復旧する高度な専門設備、高度な解析技術が必要不可欠となります。システムファイルやBCDファイルの損傷は比較的簡単に自力で修復できる場合が多いですが、「衝撃を与えた」「経年劣化」などの物理障害が併発していた場合、悪化の可能性もあります。
大切なデータを取り戻したい場合は、一度、無料の初期診断を受けてみることをおすすめします。
デジタルデータリカバリ―では、経験豊富な技術者が機器を開けずに「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、41万件以上の相談実績(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
機器別エンジニアによる、無料の初期診断も行っていますので、お気軽にご相談ください。365日24時間体制で電話受付を行っており、今後の対応方法を無料でご案内いたします。
エラーコード「0xc0000225」が出る時の対処法
エラーコード「0xc0000225」の対処法は次の通りです。
接続デバイスかを確認する・パソコンを再起動する
BIOS設定に問題がある場合、Windowsではなく、USBメモリ、外付けHDD、プリンター、スピーカーといった接続デバイスに問題がある可能性があります。
いったん外部機器は取り外しましょう。また、パソコンの一時的な不具合の可能性も考えられるため、再起動することをおすすめします。
ただし、再起動はパソコン本体に負荷がかかり、データトラブルが悪化する可能性が高いです。最悪の場合データが勝手に消去されたり、パソコンの頻繁なフリーズが発生するため、保存データが必要な場合は、データ復旧業者に相談しましょう。OSが起動できない状態でもデータを取り出すことが可能です。
BIOS設定を見直す・初期化する
パソコンは起動時、Windowsを立ち上げる前に、BIOSからデバイスの動作環境を読み込みますが、BIOSの設定に異常があると、パソコンは正常に起動しません。
通常は「BIOS→Windows」という順に起動するようになっていますが、外付けHDDといった他のハードウェアが干渉したり、あるいは、BIOS設定が変更されたりすると、Windows自体が起動しなくなってしまいます。
BIOS設定を変更する方法は次の通りです。
- 起動後「F2キー」を押す。
- 「BIOSセットアップユーティリティ」が起動したら、[←][→]キーで[Boot]に移る。
- 「Boot Device Priority」→「1st Boot Device」に移る。
- Windowsがインストールされているドライブを選択する。
またBIOSを初期化する手順は、次の通りです。
- 起動後に「F2キー」を押す
- 「BIOSセットアップユーティリティ」が起動したら、[←][→]キーで[Exit]に移る
- [Load Setup Defaults] を押す
ディスクチェック(CHKDSK)を実行する
ハードディスクに問題がある場合、エラーコード「0xc0000225」が表示されることがあります。ディスクチェックを実行して、ディスクのエラーを修復します。手順は以下の通りです。
- コマンドプロンプトを管理者として開きます。
- 「chkdsk /f /r」と入力して実行します。
- 再起動が必要な場合、再起動してディスクチェックが完了するまで待ちます。
BCDの再構築
ブート構成データ(BCD)が破損している場合、エラーコード「0xc0000225」が表示されることがあります。BCDを再構築する手順は以下の通りです。
- Windowsインストールメディアを使用してパソコンを起動します。
- 「コンピューターを修復する」を選択します。
- 「トラブルシューティング」→「コマンドプロンプト」を選択します。
- 「bootrec /rebuildbcd」と入力して実行します。
- 完了後、パソコンを再起動します。
パーティションの設定を確認
パーティション設定が誤っている場合、エラーコード「0xc0000225」が表示されることがあります。ディスク管理ツールを使用して、パーティション設定を確認し、必要に応じて修正します。
システムの復元を実行する
「復元ポイント」が作成されていれば、パソコンのシステムを以前の状態にまで復旧できる可能性があります(これを「システム復元」といいます)。
システム復元は、詳細オプション画面に進み、「システムの復元」から実行可能です。
ただし、システム復元では、データを復元することは出来ません。あくまでもシステムが復元するための機能です。適切な形でデータ復元を行うには、専門業者に依頼しましょう。
OSをクリーンインストールする
Windowsの再インストール(リカバリー)を行うことで、トラブルが解決できることがあります。ただし、パソコンは工場出荷状態まで戻ってしまうため、すべてのデータは消えてしまいます。データよりも機器の動作を優先する場合にかぎり、対処法として有効です。
ただ、物理障害が起きているHDD/SSDでは、初期化しても意味がなく、別の障害が発生する可能性が高いことに注意してください。
大切なデータが保存されている場合は専門業者に依頼することをおすすめします。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
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復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。