Windows Updateを実行しようとした際に「80072efe」エラーが発生し、更新が完了しないトラブルに困っていませんか？
このエラーは、インターネット接続の問題、Windows Updateサーバーとの通信障害、システムファイルの破損などが原因で発生することが多く、適切な対処を行うことで解決できる可能性があります。
本記事では、80072efeエラーの主な原因と、それを解決するための具体的な対処法を詳しく解説します。順番に試していくことで、Windows Updateを正常に実行できるようになるでしょう。
目次
80072efeエラーの原因
80072efeエラーの原因は次の通りです。
インターネット接続の問題
ネットワークが不安定な場合や、一時的な通信障害が発生している場合、Windows Updateが正常に実行されず80072efeエラーが表示されることがあります。
Windows Updateサーバーとの通信障害
Microsoftのアップデートサーバーが混雑している、またはサーバー側で問題が発生している場合、一時的にエラーが発生することがあります。
ファイアウォールやプロキシの設定
セキュリティソフトやプロキシ設定がWindows Updateの通信をブロックしている可能性があります。
システムファイルの破損
Windowsの重要なシステムファイルが破損すると、Windows Updateの処理が正常に行われず、エラーが発生することがあります。
マルウェアやウイルス感染
ウイルスやマルウェアがWindows Update関連のファイルやネットワーク接続に影響を与えている場合、80072efeエラーが発生することがあります。
日付と時刻の設定の誤り
システムの日時が正しく設定されていないと、Microsoftのサーバーとの通信に失敗し、Windows Updateが正常に機能しなくなることがあります。
80072efeエラーの対処法
以下の方法を順番に試して、エラーを解消してください。
Windows Updateトラブルシューティングを実行する
Windowsには、Windows Update関連の問題を自動的に検出し、修正する「トラブルシューティングツール」が用意されています。
Windows + Iキーを押して「設定」を開く。- 「更新とセキュリティ」をクリックする。
- 左側のメニューから「トラブルシューティング」を選択する。
- 「追加のトラブルシューティングツール」をクリックする。
- 「Windows Update」を選択し、「トラブルシューティングツールの実行」をクリックする。
- 画面の指示に従い修正を行う。
- 完了後、PCを再起動し、Windows Updateを再試行する。
インターネット接続を確認する
80072efeエラーは、インターネット接続が不安定な場合にも発生します。ネットワークを確認し、正常に接続されているか確認しましょう。
- ブラウザを開き、任意のウェブサイト（例: Google）にアクセスできるか確認する。
- Wi-Fiを使用している場合、一度接続を切断し、再度接続する。
- ルーターを再起動する（電源を抜き、30秒後に再接続）。
- VPNやプロキシを使用している場合、一時的に無効にする。
Windows Update Agentを更新する
Windows Updateの管理を行う「Windows Update Agent」が古いバージョンのままだと、更新が正常に進まない場合があります。Microsoft公式サイトから最新バージョンをダウンロードして更新しましょう。
- Microsoftの公式サイトにアクセスする。
- お使いのWindowsバージョンに対応したWindows Update Agentをダウンロードする。
- ダウンロードしたファイルを実行し、インストールを完了する。
- PCを再起動し、Windows Updateを再試行する。
Catroot2フォルダーを削除する
Windows Update関連のファイルを保存する「Catroot2」フォルダーが破損していると、更新エラーが発生する可能性があります。フォルダーを削除し、再作成することで問題を解決できる場合があります。
- 「管理者としてコマンドプロンプト」を開く（
Windows + Xキーを押して「コマンドプロンプト（管理者）」を選択）。 - 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押す：
net stop cryptsvc
- エクスプローラーを開き、以下のフォルダーを削除する：
C:\Windows\System32\catroot2
- 再びコマンドプロンプトで以下のコマンドを入力し、Enterキーを押す：
net start cryptsvc
- PCを再起動する。
Windows Updateコンポーネントをリセットする
Windows Updateのキャッシュが破損している場合、コンポーネントをリセットすることでエラーを解消できます。
- 「管理者としてコマンドプロンプト」を開く。
- 以下のコマンドを順に入力し、Enterキーを押す：
net stop wuauserv net stop cryptSvc net stop bits net stop msiserver
- エクスプローラーを開き、以下のフォルダーの内容をすべて削除する：
C:\Windows\SoftwareDistribution C:\Windows\System32\catroot2
- コマンドプロンプトで以下のコマンドを順に入力し、Enterキーを押す：
net start wuauserv net start cryptSvc net start bits net start msiserver
- PCを再起動し、Windows Updateを再試行する。
システムの日時を確認する
Windowsのシステム時計が正しく設定されていないと、Windows Updateの通信がブロックされることがあります。
Windows + Rキーを押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開く。- 「
timedate.cpl」と入力し、「OK」をクリックする。 - 「日付と時刻」ウィンドウが開いたら、「インターネット時刻」タブをクリックする。
- 「設定の変更」をクリックし、「今すぐ更新」を選択する。
- 「OK」をクリックし、PCを再起動する。
80072efeエラーは、インターネット接続の不具合、Windows Updateの通信障害、システムファイルの破損など、さまざまな原因で発生する可能性があります。
- まずはWindows Updateトラブルシューティングを実行する。
- 次にインターネット接続を確認し、通信環境をチェックする。
- Windows Updateのコンポーネントをリセットしたり、Catroot2フォルダーを削除することで解決する場合もある。
- システムの時計やマルウェア対策も重要。
これらの方法を順番に試し、80072efeエラーを解消しましょう。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2％」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」（算出期間：2011年1月1日～）を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付：0:00～24:00 （24時間対応）
電話番号：0800-333-6302
来社受付：9:30～21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
