勘定奉行でバックアップを復元しようとした際に「対象となるデータがありません」というエラーが表示されていませんか？
この場合、適切な処理を行わないとデータが破損し、業務に大きく支障をきたす可能性があります。
このエラーは、さまざまな原因によって発生しますが、場合によってはデータを復旧できる可能性があります。この記事では、具体的な手順を詳しく解説しています。
目次
勘定奉行で「対象となるデータがありません」と表示される原因
勘定奉行で「対象となるデータがありません」と表示される原因として、下記の内容が考えられます。
バックアップデータのバージョンが異なる
バックアップファイルのバージョンが現在使用している勘定奉行のプログラムよりも新しい場合、復元が正常に行われません。
バックアップファイルの破損
バックアップ作成時に問題が発生し、ファイルが破損していると、復元時に認識されずエラーが発生する可能性があります。
バックアップファイルの保存場所が誤っている
復元時に指定したバックアップファイルの保存場所が間違っていると、対象のデータが見つからずエラーとなることがあります。
復元元の指定が正しくない
バックアップ復元画面で、正しいバックアップモードやフォルダを選択しないと、復元が適切に行えません。
アクセス権限の問題
バックアップファイルにアクセスする権限が不足している場合、勘定奉行がデータを読み取れず、エラーが発生します。
勘定奉行で「対象となるデータがありません」と表示される場合の対処法
勘定奉行で「対象となるデータがありません」と表示された場合、以下の対処法を試すことで、データを取り出せる可能性があります。
最新のプログラムに更新する
バックアップデータのバージョンが現在の環境と合っていない場合、最新のプログラムに更新すると復元できることがあります。
- OBCの「奉行Netサービス」公式サイトにアクセスする。
- 「ダウンロード」ページから、使用中の勘定奉行の最新プログラムを検索する。
- 最新の更新プログラムをダウンロードし、インストールする。
- インストール完了後、勘定奉行を起動し、再度バックアップの復元を試みる。
別のバックアップデータを試す
バックアップファイルが破損している場合、異なる日時のバックアップデータを使用することで復元できる可能性があります。
- 過去に作成したバックアップファイルのリストを確認する。
- 直近のバックアップファイル以外のデータを選択し、復元を試みる。
- 復元に成功した場合、データが完全かどうかを確認する。
正しいバックアップファイルの保存場所を確認する
バックアップデータの保存場所が間違っていると、復元できません。適切なフォルダを選択することで解決できます。
- バックアップファイルの保存先（外付けHDDやネットワークドライブなど）を再確認する。
- 復元時に正しいファイルパスを指定する。
- 正しいバックアップファイルを選択して、復元を実行する。
復元元のフォルダ設定を修正する
バックアップの復元時に、適切なフォルダを選択しなければ、正しくデータを取り込むことができません。
- 勘定奉行を起動し、メニューから「バックアップ復元」を選択する。
- 「復元元のフォルダ」を指定する画面が表示されるので、適切なバックアップフォルダを選択する。
- 間違ったフォルダを選択している場合、正しいバックアップファイルのあるフォルダを再設定する。
- 復元を実行し、正しくデータが取り込めるか確認する。
管理者権限で実行する
管理者権限が不足していると、バックアップファイルへのアクセスが制限され、復元ができない場合があります。管理者権限で実行することで、この問題を解決できます。
- 勘定奉行のショートカットアイコンを右クリックする。
- 「管理者として実行」を選択する。
- ユーザーアカウント制御の画面が表示された場合は、「はい」をクリックする。
- 勘定奉行が起動したら、通常通りバックアップ復元を試みる。
データ復旧業者に依頼する
上記の対処法を実行してもデータを取り出せない、会社で使う重要なデータが消えてしまった、などの場合はデータ復旧業者に依頼することをおすすめします。
万が一、自己対処を行いデータの上書きが発生すると、復元できたはずのデータも完全に消失する可能性があります。
専門業者ではエンジニアが解析を行うため、最も復元率の高い手段となります。まずは、無料初期診断を利用して、専門業者への依頼を検討することをおすすめします。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2％」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」（算出期間：2011年1月1日～）を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付：0:00～24:00 （24時間対応）
電話番号：0800-333-6302
来社受付：9:30～21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
