AVIなど動画ファイルを再生しようとした際に「インデックスが壊れているか、ありません」というエラーメッセージが表示され、再生できなかった経験はありませんか?
このエラーは、AVIファイル内のインデックス情報が破損または欠落していることが原因で発生します。本記事では、エラーの原因とVLC Media Playerや専用ツールを活用した修復方法を、段階的にわかりやすく解説します。
目次
エラーの主な原因
インデックスエラーはファイルの構造上の問題であり、さまざまな理由で発生します。以下は代表的な原因です。
ファイル転送やダウンロードの中断
AVIファイルをネットワーク経由でダウンロードした際に途中で中断されたり、USBなどでのコピー時に不完全な転送が行われた場合、インデックス情報が正しく記録されないことがあります。
保存メディアの不良
USBメモリや外付けHDDに不良セクタがあると、AVIファイルの一部が破損し、インデックスが欠損して再生できなくなることがあります。
コーデックやファイル構造の不一致
再生環境に適さないコーデックで作成されたAVIファイルや、異常なファイル構造を持つ場合も、インデックスエラーが表示される原因になります。
ウイルスやマルウェア感染
悪意あるソフトウェアによってAVIファイルが改ざんされ、インデックス情報が破損してしまうことがあります。セキュリティソフトによるチェックも重要です。
不適切な編集や変換
動画編集やファイル変換時に使用したツールがAVI形式に対応していなかった場合、インデックス構造が壊れてしまうことがあります。
エラーの修復方法
インデックスエラーが表示される場合、VLC Media Playerの機能を利用する方法から、専用修復ツールを活用する方法まで、段階的に試すことが重要です。
VLC Media Playerの自動修復機能を使う
VLCはインデックスが破損しているAVIファイルを再生しようとすると自動的に修復を試みます。「インデックスを作成してから再生」を選択してください。
- VLCを起動
- 「ツール」→「設定」→「入力/コーデック」タブを選択
- 「破損したまたは不完全なAVIファイルの修復」を「常に修復する」に設定
- 対象AVIファイルを開き、再生確認
VLCでファイルを変換して保存する
VLCの変換機能を使って、AVIファイルをMP4などの形式に変換すると、再生可能になることがあります。
- VLCを開き、「メディア」→「変換/保存」を選択
- 「ファイル」タブから対象AVIを追加し、「変換/保存」をクリック
- プロファイルで「MP4」などの形式を選択し、保存先を指定
- 「開始」をクリックし変換処理を実行
DivFix++でインデックスを再構築する
DivFix++はAVIファイルのインデックスを再構築し、破損部分を除去する機能があります。
- DivFix++をインストール・起動
- 修復対象のAVIファイルを「Add Files」で追加
- 「Check Errors」で分析し、「Fix」をクリック
- 修復完了後のファイルを再生して確認
Remo Video Repairで恒久的に修復する
Remo Video Repairはインデックスだけでなく、フレームやヘッダーの問題も修復できるプロ向けのソフトです。
- Remo Video Repairをインストール
- 壊れたAVIと同形式の正常ファイルも読み込む(参照用)
- 修復処理を実行し、保存フォルダを指定して保存
バックアップから復元する
最も確実な方法は、インデックス破損前のバックアップファイルを使用して復元することです。
- 外付けHDDやクラウドに保存していた元のAVIファイルを確認
- 対象ファイルをPCにコピー
- メディアプレーヤーで再生確認
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。