ノートパソコンの充電が切れてしまい、ACアダプターを接続しても起動しないというトラブルは意外と多く発生します。このような場合、バッテリーの完全放電や帯電、ACアダプターの不具合など、さまざまな原因が考えられます。
この記事では、ノートパソコンが充電切れの状態から起動しない原因と、それぞれの対処法を詳しく解説します。適切な対応を行い、スムーズにパソコンを復旧させましょう。
目次
ノートパソコンの充電が切れて起動しない主な原因
充電切れの状態から起動しない場合、次のような原因が考えられます。
- バッテリーが完全に放電している
- 帯電により正常に電力供給ができない
- バッテリーが劣化して充電できない
- ACアダプターや電源周りの不具合
これらの原因を特定し、適切な対処を行うことで、パソコンが正常に起動する可能性があります。
もし自力で原因を特定するのが難しい場合は、データ復旧業者で初期診断を受けることで、状況を正確に診断してもらうことができます。当社では、初期診断・相談・見積まで無料で対応しておりますので、ぜひご相談ください。
ノートパソコンの充電が切れて起動しないときの対処法
ここでは、考えられる原因ごとに具体的な対処法を解説します。
ACアダプターを接続してしばらく充電する
バッテリーが完全に放電してしまうと、すぐには起動しない場合があります。まずはACアダプターを接続し、しばらく充電してから起動を試みましょう。
- ACアダプターをコンセントに接続し、ノートパソコンに接続する。
- 充電ランプ(オレンジや白色)が点灯していることを確認する。
- そのまま30分~1時間ほど充電する。
- 十分に充電した後、電源ボタンを押して起動を試みる。
帯電を解消する(放電処理)
長時間の使用や周辺機器の影響で帯電していると、電力供給が正常に行われず、パソコンが起動しないことがあります。帯電を解消するための放電処理を試してみましょう。
- パソコンの電源を完全にオフにする。
- ACアダプターとバッテリーを取り外す。(バッテリー内蔵型の場合はスキップ)
- 周辺機器(USB機器、マウス、SDカードなど)をすべて取り外す。
- 電源ボタンを15秒間長押しする。
- 5~10分ほど放置する。
- ACアダプターを接続し、電源を入れる。
バッテリーの劣化を確認する
バッテリーが劣化すると、充電が正常に行われず、起動できなくなることがあります。ACアダプターのみで起動を試して、バッテリーの状態を確認しましょう。
- バッテリーを取り外し、ACアダプターのみを接続する。
- 電源ボタンを押し、パソコンが起動するか確認する。
- 起動する場合は、バッテリーが劣化している可能性が高いため、交換を検討する。
ACアダプターや電源周りをチェックする
ACアダプター自体が故障していると、充電できずに起動しない可能性があります。以下の方法で確認してみましょう。
- 別のコンセントにACアダプターを差し替えてみる。
- 別のACアダプターがあれば、それを使って充電を試す。
- 電源ボタンを押したときに充電ランプが点灯しているか確認する。
- 充電ランプが点滅している場合、ACアダプターの接続が正しくない可能性があるので、しっかりと差し込む。
対処法を試しても起動しない場合
上記の方法を試しても起動しない場合は、内部の故障やソフトウェアの問題が考えられます。特に、以下の症状がある場合は、専門業者に相談するのが安全です。
- 充電ランプがまったく点灯しない(電源回路の故障の可能性)
- 充電してもバッテリー残量が増えない(バッテリーの完全劣化)
- BIOS画面すら表示されない(マザーボードの不具合)
データを守るためにも、無理に操作を続けず、専門の修理業者に相談することをおすすめします。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。