チェックディスク(chkdsk)は、Windows標準搭載の修復ツールです。
これはエラー修復で非常に有効なツールとなりますが、ドライブに深刻な異常が発生している場合、エラーが修復できず「チェックディスクが終わらない」事態に発展することも少なくありません。
この際、次のようなメッセージが頻繁に表示されることがあります。
- 「ディスク領域不足のため、破損データを回復できません」
- 「ディスクのエラーを確認しています。」
- 「fixing stage」
- 「scanning and repairing drive」
このようなメッセージが出て、チェックディスクが終わらない場合、原因を特定し、適切な対処をとらなければ、データだけでなく機器自体も完全に故障する危険性があります。
この記事では、チェックディスクが終わらない原因とその解決方法をご紹介します。誤った操作をしない為にも原因や正しい対処法を確認しましょう。
なお、チェックディスクが半日以上終わらない場合、ハードディスクに物理的な問題がある可能性があります。この場合、個人で対応しようとせず、正確に障害原因を特定できる「無料初期診断」を利用して専門業者に相談・依頼することをおすすめします。
目次
チェックディスクとは
チェックディスク(chkdsk)とは、Windowsに標準搭載されているシステムです。
チェックディスクの基本的な役割と重要性(Windows 10での重要性)
チェックディスク(chkdsk)は、Windows 10でHDDやSSDなどのストレージにあるデータのエラーをチェックし、必要に応じて修正するツールです。これは、データの破損やシステムの不具合を未然に防ぐために重要になります。
なお、パソコンからデータを復旧する際には、chkdskツール以外にも様々な方法があります。状況や必要性に応じて適切な手段を選択することが重要です。
チェックディスクとシステムパフォーマンスの関係
チェックディスクは、不具合があると、パソコンの動作が遅くなったり、プログラムが正しく動かなくなったりすることがあります。チェックディスクを定期的に実行することで、これらの問題を防ぎ、パソコンをスムーズに動かすことができます。
しかし「チェックディスクが終わらない」「エラーチェックで問題が解決できない」「ドライブからデータが取り出せない」という場合、作業を中断してください。この場合、自力でデータを取り出す方法もありますが、データがクラッシュする可能性も高いです。
確実にデータを救出したい場合や、自力での復旧を試みたものの復旧できなかった場合はデータ復旧業者へ相談しましょう。デジタルデータリカバリーでは、365日無料で専門エンジニアによる初期診断を行っています。お急ぎの方はまずお電話ください。
チェックディスクが終わらない原因
チェックディスクでエラーを検出する際、途中でプロセスが停止したり、ストレージ(HDD/SSD)の異常や、容量の大きさによって処理に時間がかかる場合もあります。
特に1TB以上の大容量データを取り扱う業務用のパソコンであれば、チェックディスクの完了に半日から数日かかることもあります。
しかし一般的な家庭用パソコンで半日(6時間)以上待ってもチェックディスクが終わらない場合は、ストレージに何らかの異常が起こっている可能性があります。
異常の原因によってはチェックディスクによる負荷により、パソコンの保存データにアクセスできなくなる場合があります。パソコンの保存データが心配であれば、専門家に相談してみると良いでしょう。
チェックディスクが終わらない原因は以下の3つが考えられます。
他のソフトウェアやシステムに影響されている
稼働中のソフトウェアや壊れたシステムファイルなどにより、チェックディスクの処理が妨げられている可能性や誤作動を起こしてしまう可能性があります。
他のアプリケーションが実行されている場合は、[Ctrl]+[Alt]+[Del]を同時に押し、タスクマネージャーを立ち上げ全て終了するようにしましょう。
ストレージ(HDD/SSD)の論理障害
ストレージ(HDD/SSD)の障害は大きく次の2つに分けられます。もし下記の障害が発生している場合、チェックディスクが終わらないことがあります。
- データやシステムが破損している「論理障害」
- ドライブが物理的に破損している「物理障害」
論理障害は多くの場合、正しい手順を踏まず、データの書き込み中、電源を突然遮断してしまうことで生じます。これはチェックディスクで改善することもありますが、それが終わらない場合、物理障害が起きている可能性が高いと考えられます。
この場合、チェックディスクは控え、専門業者まで相談することをおすすめします。
Fixing(C:)Stageについて
チェックディスクが実行されると、「Fixing (C:) Stage〇」と表示されることがあります。〇の中には1~5の数字が入り、システムが調査している内容によって段階的に変化します。
- Fixing (C:) Stage1…ファイルシステムの検証
- Fixing (C:) Stage2…ファイルの検索
- Fixing (C:) Stage3…ファイルの検証
- Fixing (C:) Stage4…クラスタの検証
- Fixing (C:) Stage5…不良セクタの検証
各Fixing (C:) Stageがどこを調査しているか知ることで、チェックディスクが終わらない原因がどの部分にあるかわかります。
ストレージ(HDD/SSD)の物理障害
物理障害は、水没や振動、経年劣化によるバッドセクタの増加などでストレージが物理的に破損・損傷してしまった状態です。物理障害が発生することで以下のような状況に陥ります。
scanning and repairing driveと表示される
「scanning and repairing drive」というメッセージが表示された場合も、チェックディスクが実行されています。
こちらはパソコンのハードディスクが正常に動作しているかチェックしています。システムにエラーが発生していれば自動で修復も行います。
しかし物理障害が原因の場合は、チェックディスクでエラーの修復ができません。
したがって、いつまでもチェックディスクが終わらなくなります。
不良セクタの発生
セクタとは、データを記録する箇所の最小単位のことで、特に不良セクタ(バッドセクタ)はデータの読み書きができなくなった箇所のことを指します(セクタという概念がないSSDでは代わりに「不良ブロック」と呼ばれます)。
チェックディスクは論理的に破損したセクタの修正を行うことは出来ますが、物理破損したバッドセクタの修復を行うことは出来ません。これは市販の復旧ソフトでも同様です。
バッドセクタによりチェックディスクが終わらず、データにアクセスできない場合、機器・データともに非常に不安定な状態なので、専門業者まで相談することをおすすめします。
データの読み書き装置や記録面の損傷(HDDのみ)
HDDでデータの読み書きを行っている磁気ヘッドが損傷してしまうと、データ記録面であるプラッタも傷ついてしまい、データを正常に処理することができなくなります。
この際、「カチカチ」「カタカタ」「キュルキュル」と異音がし、焦げ臭いにおいが出ることもあります。HDD内部の破損が疑われるからと言って、HDDの開封・分解をしてしまうとデータ復旧業者でも復旧が困難になってしまいますので、それ以上の作業は控え、データが必要な場合は早急にデータ復旧専門業者まで相談しましょう。
メモリコントローラが壊れている(SSDのみ)
HDDでは通常セクタ上にデータが規則的に書き込まれます。しかし、SSDでは集中的な書き込みによる劣化を防止する目的で、データはメモリ上にランダム形式で書き込まれます。
このとき、メモリ上にある「コントローラ」を介することで、ばらばらに記録されたデータが統合され、視認可能なデータに変換されるのですが、経年劣化などでコントローラが破損してしまうと、チェックディスクが終わらなくなることがあります。
この際、コントローラごとにアルゴリズムを正しく理解したうえで、電子データを正しく並べ替える必要があるのですが、これを市販のデータ復元ソフトで対応するのは、きわめて困難で、障害が発生したSSDからデータ復旧するのが難しい理由にもなっています。
ストレージ(HDD/SSD)の寿命
使用頻度にもよりますが、一般的にHDDの寿命は約3年、SSDの寿命は約5年とされます。
ストレージ(HDD/SSD)の寿命が近づくと、「ストレージが認識されない」「データの書き込みや読み取りができない」といったトラブルが発生します。
HDDならモーターやディスク、SSDならば絶縁体やデータを格納するセルが徐々に消耗します。するとデータへのアクセス速度が低下し、やがてデータの読み書きや保存が正常に行えなくなります。
正常に保存されなかったデータは破損や消失するため、論理障害も併発する場合がありますが、経年劣化したストレージに対処しなければ、データトラブルは根本的に解決できません。
特にSSDは症状だけで異常を特定することが非常に困難です。物理障害が発生している状態でチェックディスクをかけると、負荷によりデータの破損が進行する可能性があります。
このような場合は、技術力の高いデータ復旧業者に相談し、正確な診断に基づいたデータ復旧作業を受けましょう。
物理障害が発生した記憶メディアを自力で修復するのは困難
物理障害が発生したドライブから個人でデータの取り出しを行うのは、ほぼ不可能です。
実際に復旧を行うには、精密機器を安全に復旧する高度な専門設備や、膨大なデータ復旧件数に裏打ちされた高度な解析技術が必要となります。
たとえばHDDの場合、ナノ単位で動作する精密機器で、微細なチリが付着するだけで読み書きが不可能になるため、開封・部品交換するためのクリーンルームが必要です。また、SSDでも同様に機器の動作を管理するファームウェアの解析を行う専門設備が必要です。
物理障害が発生した記憶メディアで「安全かつ最速でデータを復旧したい」場合、自力で対処せず、信頼できるデータ復旧サービスに相談することをおすすめします。
ただし、お持ちの機器がデータ復旧できるか、料金はいくらかかるのか、すぐに復旧できるのかなどの判断はデータ復旧業者に相談しなければわかりません。データ復旧を検討しているのであれば、まずは相談してみることをおすすめします。
デジタルデータリカバリーでは「電話」および「メール」とあわせて、24時間365日相談を受け付けています。
論理障害と物理障害は、自力で判別できないことが多い
論理障害と物理障害では、使用中のフリーズ・フォーマット要求・ブルースクリーン・アクセス不良など、多くの症状が共通し、論理障害と物理障害の見分けがつかないことがよくあります。
HDDの物理障害は「カチカチ」といった異音や焦げたような異臭がすることもありますが、論理障害と同様にエラーメッセージしか表示されないこともあります。
SSDは論理障害と物理障害の症状が同じであるため、症状を見分けることは更に困難になります。突然データが消えてしまったという事態も実際に発生しています。
論理障害と物理障害が併発している可能性もあるため、パソコンの修復ツールや市販の復旧ソフトを使うのは控えたほうが賢明です。安易に自力で対処すると障害が進行し、正常なデータも読み込めなくなったり、データが上書き・削除されて取り返しのつかない事態になる危険があります。
「故障を判別できない」「安全にデータを取り出したい」という場合は、データ復旧の専門会社まで無料初期診断を受けてみることをおすすめします。
チェックディスクが終わらない時の注意点
チェックディスクを実行した際は対処を間違うと、パソコンが起動しなくなったり、内部のデータが消失する危険性があります。
チェックディスクが終わらない際は、以下の点に注意しましょう。
①データ容量が大きいと時間がかかることが多い
一般的なパソコンでのチェックディスクは30分から1時間かかります。これはパソコンのファイルシステムやハードディスクの異常をくまなくチェックし、修復作業も行うからです。
しかしデータ容量の大きいストレージを使用している場合、異常が発生したデータの解析や修復に時間がかかります。例として1TB以上のストレージをチェックディスクにかけると2~3日かかる場合もあります。
②繰り返しWindowsを再起動しない
チェックディスクが終わらないときに繰り返しWindowsを再起動しない方がいい理由は以下の2つです。
- データの損失や破損のリスクがある
- Windowsの起動に失敗する可能性がある
- ストレージの故障を早める可能性がある
チェックディスクが終わらない場合、Windowsを起動するために必要なシステムファイルが破損している可能性があります。無理やりWindowsを起動すると、状態が悪化する可能性が高いです。
③強制終了は行わない
チェックが終わらない際に強制終了をしてしまうとデータが消失してしまう可能性があります。チェックディスクが終わらず、PCをどうしても使用したい場合はアクセスランプを確認し点滅していない場合のみ強制終了を行いましょう。
※再起動時にチェックディスクが行われる場合は「Esc+Enter」で中断が可能です。
④チェックディスクが終わらない場合は通電を続けない
チェックディスクが終わらない場合、機器の使用やバックアップは中止してください。
チェックディスクが終わらない状態でバックアップ作業を続けると、最悪の場合、記憶メディアが起動しなくなり、データ復旧不可能になってしまう恐れがあります。
⑤メーカーの保証サービスには要注意
メーカー保証期間内であれば、修理・交換サービスを受けることができます。しかし、メーカーは高度な「データ復旧」を行うわけではありません。
保存されているデータは、原則、全て初期化されてしまいます。メーカーに修理に出す前に、必要なデータがある場合、データ復旧に実績がある専門業者まで依頼することを検討しておきましょう。
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⑥チェックディスクの実行でデータが消える場合がある
チェックディスクで修復できなかったファイルのデータは、「FOUND.(数字).chk」と名づけられたフォルダに保存されます。
「FOUND.(数字).chk」は元データの内容が一切わからなくなります。専門的な知識があればファイルから元のデータを復元できることもありますが、データが破損した場合は、元に戻すことが困難になります。
チェックディスクの実行は、機器に大きな負荷がかかります。もしもパソコンの内蔵ストレージに物理障害が発生している場合、障害を悪化させるおそれもあるため注意が必要です。
障害が悪化するとデータが読み込めなくなったり、ストレージが起動できなくなる可能性もあります。チェックディスクがいつまでも終わらない場合は、そのままにしていると障害が進行してしまうため、手元での操作は控えて、データ復旧業者に相談しましょう。
⑦パソコンを分解しない
チェックディスクが終わらない理由の一つに、パソコンの内蔵HDD/SSDの不良セクタや破損などがあります。これらはパソコンのエラー修復機能や市販のツールでは直せないため、自分でストレージを交換してしまう方もいるかもしれません。
しかし、パソコンを分解してしまうとメーカー保証の対象外となり、元通りに組み立てられない場合、パソコンまで使えなくなる場合があります。
データや本体が破損したHDD/SSDでも、技術力の高いデータ復旧業者であれば、データを取り出せることがあります。しかし物理的な破損や摩耗が少ない方が、データ復旧の成功率が高まります。
チェックディスクがいつまでも終わらない場合は、処理を停止させデータ復旧業者までお気軽にご相談ください。
チェックディスクが終わらない場合の対処法
チェックディスクが少しでも進んでいる場合は、完了するまで待ちましょう。チェックディスクは完了までに長時間かかる場合もあります。
また、大切なデータが保存されている場合は、他の対処法は避け、データの復旧・救出を優先する場合の対処法を参照しましょう。
外部機器を取り外す
プリンターや外付けHDDなど外部機器と接続すると、システムの干渉が発生し、チェックディスクに影響する可能性もあります。
この時にBluetoothなどの無線機器や、パソコンに格納されているDVDなども取り外しましょう。
起動時にマウスやキーボードなど、必要最低限の接続で実行すると、チェックディスクが完了する場合があります。
チェックディスクが終わるまで待つ
チェックディスクはディスク全体を調査して異常を発見・修復する機能です。したがってディスク容量や障害の程度によっては半日以上かかる場合があります。
通常のパソコンであれば30分から1時間でチェックディスクが完了するため、処理が終わるまで待ちましょう。
このときにバッテリーの残量に注意し、チェックディスクを予期せず中断させないように気を付けましょう。
開いているアプリを終了させる
プリンターや外付けHDDなど外部機器との接続も、チェックディスクに影響する可能性もあります。マウスやキーボードなど、必要最低限の接続で実行するようにしましょう。
また、チェックディスクを実行中、他のアプリやサービスを開いている場合は全て停止させるようにしましょう。
他のアプリやサービスが実行されていると処理が重くなってしまったり、誤作動を起こしてしまう可能性があります。
実行中のアプリケーションを停止する方法を紹介します。
- WindowsのスタートボタンからWindows管理ツールを開きましょう。
- 管理ツール内にある、システム構成をクリックし、「サービス」タブを選びましょう。
- 実行中のアプリを「すべて無効にする」をクリックすることでアプリの停止が可能です。
チェックディスクを中止する
一般的なパソコンの場合、チェックディスクが半日(6時間)以上実行中となっている場合はチェックディスクを中止し、専門家に相談するなどの別の方法を試すことができます。
ただし、1TB以上のデータ容量を持つパソコンや「スキップして実行する」をオプションで選択しなかった場合などは、異常がなくても調査に半日以上かかる場合があります。
以下はタスクマネージャーからWindows10の場合のチェックディスクを中止する方法です。
- 「Ctrl + Shift + Esc キー」を同時に押し、タスクマネージャーを起動する
- タスクマネージャーの「詳細」タブを選択し、「chkdsk.exe」のプロセスを選択して、右クリックする
- 「タスクの終了」をクリックする
コマンドプロンプトを使用する
コマンドプロンプトとはパソコンに直接命令文を打ち込めるシートです。
パソコンの強制終了でチェックディスクを終了させると、データトラブルが発生する恐れがあるため、コマンドプロンプトでチェックディスクを正しく中止させます。
コマンドプロンプトを使用してチェックディスクを中止させる方法は以下の通りです。
- チェックディスクの実行中、任意のキーを押してプロセスを取り消す
- 起動時にコマンドプロンプトで、「chkntfs / x c:」コマンドと入力し、チェックディスクを停止する
- レジストリエディターで「起動時にCHKDSKを実行」を無効にする
Windows10レジストリエディターを使用する
レジストリエディターは、システムやソフトウェアの設定が記録されているファイル「レジストリ」の設定情報を直接操作できる機能があります。
Windows10レジストリエディターを使用してチェックディスクを中止させる方法は以下の通りです。
- 「Windowsキー」と「Rキー」を同時に押す
- 「ファイル名を指定して実行」ボックスが表示されたら「regedit」と入力する
- 「OK」をクリックする
- システム設定が保存されているパス「HKEY_LOCAL_MACHINESYSTEMCurrentControlSetControlSession Manager」に移動する
- 「BootExecute」の値を確認し、削除または空にする
- 変更を保存して、レジストリエディターを閉じるとチェックディスクが中止される
Windows Power Shellを使用する
Windows Power Shellはコマンドプロンプトと同様に、パソコンに直接指示を送ることができます。
操作方法に若干の違いがあるのみで、ほぼコマンドプロンプトと操作は変わりません。
Windows Power Shellでチェックディスクを中止させる方法は以下の通りです。
- スタートメニューをクリックする
- 検索ボックスに「PowerShell」と入力する
- 検索結果の「Windows PowerShell」の「管理者権限で実行する」をクリックする
- Windows PowerShellに入る
- 「Get-Process | Where-Object {$_.Name -eq ‘chkdsk’} | Stop-Process -Force」と入力するとチェックディスクが中止される
エラーの種類によってはチェックディスクだけでは修復できないものもあります。半日以上経過してもFixing(C:)Stageのパーセンテージが低い場合は、データ復旧業者に相談しましょう。
デジタルデータリカバリーなら初期診断を最短5分で故障箇所を特定します。最新の設備と、経験豊富なエンジニアにより、8割の機器が48時間以内に復旧作業を完了しています。
お急ぎでパソコンのデータ復旧をご希望の際はぜひご相談ください。
PC使用を優先する場合は強制終了後にPCを再起動する
PC内のデータは不要で、再使用を優先させる場合、強制終了してPCを再起動しましょう。
再起動時、CHKDSKが再度実行された場合は、[Esc]+[Enter]を押してCHKDSKのプロセスを中断させることで、Windows10を正常に起動させます。
上記で解決しない場合はご使用のパソコンメーカーや修理業者に相談しましょう。
フリーソフトの「TestDisk」でハードディスクのSMART情報を確認する
不良セクタの実状を調べるには、ハードディスクのSMART情報を確認する必要があります。TestDiskは、破損・消失したシステムの修復に使われます。他にもHDAT2・Parted Magic・GSmartControlなどのソフトでも確認が可能です。
これらはデータを正しく書き換えるためのソフトであり、壊れたシステムを復旧することで、論理的なCRCエラーに限定して解消することができます。この際、特別なコマンド入力は必要なく、ドライブの容量などを手掛かりに、パーティションを復元するドライブを選択し「Proceed」→「Enter」→「Quit」に進むだけです。
ただし、異音が起きていたり、長時間、記憶メディアを使用していたりする場合は、物理障害の可能性が高いと考えられるため、自力での対応は困難です。この場合、TestDiskをかけると状態が悪化する恐れがあるため、むやみに修復ツールをかけるのは控えてください。
安定した環境でデータを確実に取り戻したいという場合は、データ復旧の専門業者まで対応を依頼することをおすすめします。
ディスクコピーを行う
ディスクコピーとは、あるディスクの内容を別のディスクに複製することです。ディスクコピーで、バックアップやデータ移行、データ復旧が可能です。
ディスクコピーを行う方法は以下の通りです。
- 別のパソコンを用意し、ディスクを接続
- ディスクコピー用のソフトウェアをインストールし、起動する
- ソフトウェアの画面に従って、ディスクコピーを開始する
データ不要ならパソコンの内蔵HDD/SSDを交換する
元の内蔵HDD/SSDのデータが不要であれば、古い内蔵HDD/SSDを新しいものと交換することでチェックディスクの問題が解決します。
自身でパソコンに対応するHDD/SSDを用意して交換すると、メーカー保証の対象外になります。メーカーや修理業者であれば安全に交換できるので、主に初期不良が発生した場合に利用するのが適しています。
SFCコマンドを実行する
Windows10に搭載されているSFC(システムファイルチェッカー)では、破損したシステムファイルが自動修復されます。主にチェックディスクの処理がエラーによって停止した時に有効です。
具体的な手順は以下の通りです。
- パソコンのデスクトップ左下の検索欄に「cmd」と入力する
- コマンドプロンプトが表示されたら「管理者として実行」をクリックする
- コマンドプロンプトに「sfc /scannow」と入力してEnterキーを押す
- 入力後に自動でスキャンとエラー修復が行われるのでしばらく待つ
- エラーの修復が完了したら、再起動を行う
もしもsfc /scannow」と入力した際に「Windowsリソース保護は、整合性違反を検出しませんでした」と表示された場合は破損したシステムファイルがないことを指します。
ただし、ストレージの物理障害に関しては、SFCコマンドで修復できないため注意しましょう。
不良セクタの代替処理を行う
ハードディスクのデータを格納するセクタに問題があるときに、不良セクタの代替処理が有効です。これは問題があるセクタの代わりに別のセクタを使用し、データの読み書きを正常にします。
ハードディスクのファームウェアによって自動的に行われる場合もありますが、今回は手動で不良セクタの代替処理を行う方法を掲載します。
不良セクタの代替処理を行う場合は、以下の通りです。
- 企業のサイトなどからハードディスクの管理ソフトウェアをダウンロードし、起動する
- ハードディスクの管理ソフトウェアで、不良セクタのスキャンを実行する
- 物理的に問題のあるセクタがスキャン結果に反映される
- 不良セクタの代替処理を実行し、不良セクタの代わりに別のセクタが使用される
ただし不良セクタの代替処理はデータトラブルを根本的に解決していません。
不良セクタは経年劣化や物理的な破損など、物理障害が原因であることが多く、修理には専門知識と復旧用ツールが必要です。
一人で対処を続けると障害が悪化する恐れがあるため、専門家であるデータ復旧業者に相談しましょう。
不良セクタの代替処理について詳しくは「代替処理保留中のセクタ数とは?故障する原因と対処法をケース別に解説」もご覧ください。
自力で解決しない場合は専門業者に相談
ここまで紹介した対処法を試しても改善が見られない場合には業者へ修理を依頼しましょう。選択肢はデータの要不要に応じ、以下2つに切り分けることができます。
メーカーに修理を依頼する
正常な動作を優先させたい場合は、メーカーに修理を依頼しましょう。破損したパーツの交換、修理を行ってくれるため、正常に動作できるようになります。
しかし、メーカー修理だと工場出荷状態に戻ることがほとんどで、原則データは初期化されてしまいます。また、修理不可で復旧作業を行わなかった場合でも、診断料が必要になるため注意が必要です。修理業者に修理を依頼する場合には、あらかじめデータのバックアップを行いましょう。
データの復旧・救出を優先する場合は専門業者に相談する
- 「不良セクタなど物理障害が発生している」
- 「パソコンのシステムに重大な問題が発生している」
- 「データのバックアップが取れなかった」
これらのケースに当てはまる場合、データ復旧を行うには、市販の復元ソフトでは対応できません。この場合、専門の技術者による機器の解体・開封が必要となるほか、クリーンルームなど専門設備や移植用のパーツ類が必要となります。
安全にデータを取り出し・復旧したい場合はデータ復旧の専門業者に依頼しましょう。
デジタルデータリカバリーに相談
- パソコンが起動しない!立ち上がらない!
- 壊れたパソコンからデータを取り出したい!
- 突然パソコンのデータが消えた!間違って初期化した!
データ復旧とパソコン修理の違い
大切なデータを取り戻したいなら
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24時間365日受付 最短当日復旧
データが必要な場合は、データ復旧の専門業者に相談する
PCの中に失いたくない大切なデータがあれば、データ復旧の専門業者に相談することを強くおすすめします。データ復旧業者では、復元ソフトでは対応できない物理障害や、重度の論理障害からのデータ復元・復旧が可能です。
これまでの対処方法は、ごく「軽度の論理障害」しか対応できず、「中高度の論理障害」あるいは「経年劣化を含む物理障害」には対応できませんでした。
データ復旧業者では、PCに発生している症状を元にエンジニアによる正確な初期診断を行い、故障原因の特定が可能です。プロが対応するため、データ復旧に失敗するリスクを抑えることができます。
デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで、無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
はじめてのデータ復旧業者は【技術力の高さ】で選ぶ
データトラブルの際、一番頼りになるのがデータ復旧業者です。しかし、初めてデータ復旧業者に依頼するとなると、どこに依頼したらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
データ復旧業者を選ぶときの最大のポイントは、【技術力の高さ】です。
データ復旧は手術と同様、何度もできるものではありません。失敗してもやり直しがきくものではなく、繰り返すたびに復旧率が下がっていくので、最初の対応が復旧率を握るカギとなります。もし絶対に取り戻したい大切なデータがあれば、確かな技術力を持つ業者に依頼すべきでしょう。
技術力が高いデータ復旧業者を選ぶ3つのポイント
全国100社以上あるといわれるデータ復旧業者の中で技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントを解説します。おさえておくべきポイントはこちらです。
- POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
- POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
- POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
復旧実績や復旧率は、多くの場合、公式Webサイトで確認できます。特に実績が誰が見ても客観的に判断できる「数字」で明記されている企業は、信頼性が高いと言えます。
データ復旧業者の中には、明確な根拠数字を記載していないケースもあります。そのような業者は技術力を有していない可能性があるため、信頼できる業者とは言い難いです。
「国内最高レベル」など、曖昧な言葉のみで具体的な復旧実績について公開していない業者もあるため、過去の実績についてしっかり確認するようにしましょう。
POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
「メーカーや他のデータ復旧業者で復旧できなかった機器から復旧実績がある業者」は技術力が高いと言えます。官公庁、国立大学法人、上場企業の復旧件数が多い業者も、信頼がおけます。
データ復旧は、機器の種類や障害の程度によって難易度が異なります。業者によって対応できる障害レベルにも差があるため、技術力の低い業者に依頼すると、復旧に失敗するリスクがあります。
他社で復旧できなかった機器でも復旧実績のある業者は、高難度の障害に対応している、技術レベルの高い業者と言えます。
POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
データ復旧の業者の中には、自社で復旧作業を行なわず外注したり、自社内に専用設備を持たない業者も存在します。
そのような業者に依頼してしまうと、誤った処置が行われ、大切なデータを失う可能性があります。
復旧ラボを公開し、見学を受け付けている業者であれば、自社内できちんと復旧作業を行なっていることがわかるので安心です。
国内で復旧ラボを構えている業者は限られています。Webサイトの情報だけではわからないことも多く、実態を知るには直接ラボの様子を確認するのが一番安心です。
データ復旧は「デジタルデータリカバリー」にお任せください
当社はデータ復旧専門業者 14年連続データ復旧国内売上No.1(※)として多くのお客様に選ばれ続けています。そして技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントをすべて満たしており、自信を持ってデータ復旧の作業をさせていただきます。
※データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと
※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(集計期間:2007年~2020年)
- POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
- POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
- POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
当社はデータ復旧国内トップクラスの実績を誇っており、復旧率最高値 95.2%(※1)の技術力をもって、あらゆるメディアからのデータ復旧に対応しています。また、官公庁や国立大学法人・上場企業を含めた、日本中のお客様のデータの復旧に対応しており、累計41万件以上のご相談実績(※2)があります。
しかし残念ながら、データ復旧業者の中には技術力が低いにも関わらず、「我々は高い技術力を持っています」など、明確な数字を出さずに曖昧な表現をしている復旧業者が多数あります。そのような復旧業者は、実績が少なかったり、社内に専用設備を持っていない可能性が高いため、注意しましょう。
当社では、「本当に技術力の高い会社であれば、復旧率で明確な根拠を示すべき」と考え、つちかった技術力に自信があるからこそ、復旧実績や復旧率を公開しています。
POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
当社では、同業他社では復旧不可能とされた機器のご相談も7,000件以上(※3)対応しており、重度障害からのデータ復旧に多数成功しています。
技術力の高い業者ほど、他社で復旧不可能と判断された機器の復旧実績が高くなる傾向にあります。
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POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
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-
4工程数
復旧にかかる期間は?
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1総ディスク容量
どれくらいの大きさか?
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2故障箇所
どこが壊れているか?
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3難易度
どれくらい壊れている?
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4工程数
復旧にかかる期間は?
お電話いただければ、専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算のお見積もりと復旧期間をお電話にてお伝えいたします。その後、無料初期診断(お見積もり)のご案内を差し上げることもできますので、金額面についてもお電話にてご相談ください。
データ復旧料金の目安
500GB未満 | 5,000円〜 |
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500GB以上 | 10,000円〜 |
1TB以上 | 20,000円〜 |
2TB以上 | 30,000円〜 |
※こちらに掲載されている金額は、あくまで総ディスク容量を元にした目安の金額です。 障害内容により、金額が異なりますので、まずはお電話にてご確認ください。
当社復旧費用のおすすめポイント
復旧料金は、診断結果に基づいたプラン(成功報酬制あり)をご提示いたします
当社では、機器の障害状況を診断させていただき、プランをご提示いたします。
成功報酬制プランにおける「復旧成功の定義データ」は、お客様の希望に合わせて設定が可能です。
ご相談・初期診断・見積まで無料で承りますので、お気軽に無料診断・見積サービスをご活用ください。
※症状により、復旧の可否にかかわらず作業費を頂戴する場合がございます。作業費が発生する可能性がある障害に関しては、事前にお客様に状況をお伝えした上で、作業費を発生させて復旧作業に着手するか、そのまま復旧作業に着手せず機器をご返却するかをご判断いただきます。
弊社の独断で復旧作業を遂行し、作業費を請求する事はございませんのでご安心ください。
ご不明な点に関してはお手数ですが、都度担当までお問合せください。
復旧できたデータは全て納品
成功定義データだけでなく、復旧できたデータは追加料金無しで全てご納品いたします。
お見積もり後に追加で作業料を請求することはありません
お見積もり後に追加で作業料金を請求することはありません。復旧の度合いにより、お見積もりから減額される事はあっても高くなる事はございませんのでご安心ください。
※納品用メディアのご購入やその他追加サービスへのご加入については別途料金が発生いたします。
お客様に合った支払い方法が選択可能
クレジットカード・銀行振込・現金支払いに加え、請求書支払い・保険支払い・公費でのお支払い・商社を介してのお支払い等、対応が可能です。ご成約時にお申し出下さい。
官公庁、国立大学法人、上場企業
多くのお客様にご利用いただきました
※ 掲載の許可を得た法人様の一部を紹介させていただいております。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
営業時間は以下の通りになっております。
土日祝日問わず、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。