パソコンが突然クラッシュし、大切なデータにアクセスできなくなると、焦る気持ちになるかもしれません。しかし、適切な手順を踏めば、データを復元できる可能性があります。この記事では、パソコンがクラッシュする原因とその復旧方法について詳しく解説します。
目次
パソコンがクラッシュする原因
パソコンがクラッシュする原因はさまざまですが、大きく分けると「ソフトウェアの問題」と「ハードウェアの問題」に分類されます。
システムエラーやファイル破損
WindowsやMacのシステムファイルが破損すると、パソコンが正常に起動できなくなることがあります。誤ったアップデートや突然の電源断が原因になることが多いです。
過熱によるシャットダウン
CPUやGPUが過熱すると、パソコンは強制的に電源を切ることがあります。特に排熱がうまくいかないと、頻繁にクラッシュする原因になります。
ウイルスやマルウェアの影響
悪意のあるソフトウェアによってシステムが破損し、正常に動作しなくなることがあります。特にランサムウェアはデータを暗号化し、復元を困難にするため注意が必要です。
電源トラブルや帯電
電源ユニットの故障や帯電によって、パソコンが正常に起動しないことがあります。長時間の使用や雷の影響で電源系統に問題が生じるケースもあります。
HDD/SSDの物理的故障
ハードディスク(HDD)やSSDが物理的に故障すると、パソコンがクラッシュし、データにアクセスできなくなることがあります。異音がする場合は特に注意が必要です。
HDD/SSDの物理的故障は自己対応が困難|専門診断の重要性

HDDやSSDが物理的に故障すると、パソコンが正常に動作しなくなり、保存されているデータにアクセスできなくなります。
特に「カチカチ」「ガリガリ」といった異音がする場合や、パソコンがHDD/SSDを認識しない場合は、重大な障害が発生している可能性が高いです。
HDDやSSDが物理的に壊れた場合、無理に電源を入れたり、市販の復旧ソフトを使ったりするのは非常に危険です。以下のような対応をすると、状況が悪化し、データが完全に失われる可能性があります。
- HDDが異音を発しているのに通電を続ける
→ 内部の磁気ヘッドがディスクを傷つけ、復旧が不可能になる - 分解して部品を交換しようとする
→ 素人が分解すると、ホコリや静電気でさらなる損傷を引き起こす - 市販の復旧ソフトを使用する
→ 物理的な故障には対応できず、誤った操作でデータが上書きされる
故障の判別が難しい理由

HDD/SSDの故障は、見た目だけでは判断できません。「動作が遅い」「フリーズが増えた」などの軽度の不具合が、実は深刻な障害の前兆であることもあります。異音がしない場合でも、記録領域が損傷している可能性があるため専門的な診断が必要です。
当社では、初期診断を無料で提供しており、HDD/SSDの状態を正確に判別します。高度な設備を用いた診断により、データ復旧の可能性を正しく評価し、適切な対応策を提案します。
- 復旧件数46万件以上の実績(2011年1月以降)
- クリーンルーム完備で安全な作業環境
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HDDやSSDの故障は、早期対応が復旧成功の鍵です。異変を感じたら、すぐに専門業者へご相談ください。
当社は24時間365日対応し、大切なデータを守るために最善のサポートを提供します。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
* 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
クラッシュしたパソコンの復元方法
パソコンがクラッシュした際の具体的な対処法を紹介します。
セーフモードで起動する
セーフモードを利用すると、最小限の機能でパソコンを起動できるため、問題の特定や修復が可能になります。
- パソコンの電源を入れ、「F8」キーを何度も押す(Windowsの場合)。
- 「セーフモード」を選択し、Enterキーを押す。
- 正常に起動したら、不要なアプリやファイルを削除し、問題が解決するか確認する。
システムの復元を試す
Windowsには過去の状態にシステムを戻す「システムの復元」機能が搭載されています。
- パソコンを再起動し、「F8」キーを押して「詳細オプション」を開く。
- 「システムの復元」を選択し、復元ポイントを選ぶ。
- 画面の指示に従い、復元を実行する。
システムファイルを修復する
Windowsでは「システムファイルチェッカー(SFC)」を使って破損したファイルを修復できます。
- 「スタートメニュー」→「コマンドプロンプト(管理者)」を開く。
sfc /scannow
と入力し、Enterキーを押す。- 修復が完了したら、パソコンを再起動する。
HDD/SSDを交換する
HDDやSSDが物理的に故障している場合、新しいストレージデバイスに交換することでパソコンを復旧できる可能性があります。交換作業にはいくつかの手順が必要です。
- パソコンの電源を切り、電源コードを抜く。
- ノートパソコンの場合はバッテリーを外す。
- ドライバーを使用してパソコンの裏蓋を開ける(デスクトップの場合はサイドパネルを外す)。
- HDD/SSDを固定しているネジを外し、慎重に取り外す。
- 新しいHDD/SSDを取り付け、ネジを締める。
- パソコンのカバーを元に戻し、電源を入れる。
- WindowsやMacのインストールメディアを使用してOSを再インストールする。
注意:HDD/SSDの交換後は、OSのインストールやデータの復元が必要になります。事前にバックアップを取っておくとスムーズに復旧できます。
データ復旧ソフトを使用する
パソコンが起動しなくても、データ復旧ソフトを使うことでデータを救出できる可能性があります。ここでは一般的なデータ復旧ソフトの使用手順を紹介します。
- 別の正常に動作するパソコンにデータ復旧ソフトをインストールする。
- クラッシュしたパソコンのHDD/SSDを取り外し、USB-SATA変換ケーブルを使用して正常なパソコンに接続する。
- データ復旧ソフトを起動し、接続したHDD/SSDをスキャンする。
- 復元可能なデータが表示されたら、必要なファイルを選択し、別の保存先(外付けHDDやUSBメモリ)に保存する。
- すべてのデータが復元できたことを確認したら、HDD/SSDを元のパソコンに戻すか、新しいストレージに交換する。
注意:復旧ソフトを使用する際は、データを上書きしないよう注意してください。できるだけ外部ストレージにデータを保存することを推奨します。
専門業者に依頼する
HDD/SSDに異音がする場合や、重要なデータがある場合は、自力での復旧を試みる前に専門業者に相談するのが最も安全な選択肢です。
特に、HDDから「カチカチ」「ガリガリ」といった異音がする場合や、通電してもまったく認識されない場合は、物理障害の可能性が高いため、自己対応は避けるべきです。
- パソコンの電源をすぐに切り、通電を避ける。
- HDD/SSDを取り外さず、そのままの状態で専門業者に相談する。
- 業者の指示に従い、初期診断を受ける。
- 見積もりを確認し、データ復旧の依頼を進める。
- データが復旧したら、バックアップを取り、再発防止策を講じる。
当社では、専門の技術者が高度な設備を用いてデータ復旧を行っています。初期診断は無料で、24時間365日対応しております。お困りの際は、お気軽にご相談ください。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。