Fujitsu製パソコンを起動した際に「F2」キーを押してもBIOSセットアップが開かない、「F12」キーを押しても起動メニューが表示されない、といったトラブルに遭遇することがあります。
これはBIOS設定やハードウェアの問題、キー入力のタイミングなどが影響していることがあり、対処法を順に確認することで解決できる場合があります。本記事では、Fujitsuロゴ画面でキー入力が効かない場合の原因とその対処法を詳しく解説します。
目次
F2キーやF12キーが効かない原因
BIOSセットアップやブートメニューが表示されない場合、以下のような原因が考えられます。
キー押下のタイミングが悪い
起動時のロゴ画面が非常に短時間しか表示されない場合や、OSがすぐに起動してしまう設定になっていると、F2やF12を押すタイミングが間に合わず、BIOS画面に入れないことがあります。特に「高速起動」や「Fast Boot」機能が有効な場合に発生しやすいです。
BIOS設定の問題
BIOS内の起動メニュー非表示設定や、キーボード入力を受け付けない設定になっていると、キー操作が無効化されることがあります。また、USBキーボードがBIOSレベルでサポートされていないケースも存在します。
CMOS情報の不整合
CMOSに保存された設定情報が不整合を起こしていると、BIOSに入るための動作が正常に働かない場合があります。バッテリーの劣化も一因となる場合があります。
ハードウェアの不具合

メモリやマザーボードに不具合があると、BIOSが正常に起動せず、キー操作も一切受け付けなくなることがあります。POSTエラーや電源系のトラブルが重なることで、システム全体が反応しなくなるケースも少なくありません。
このような状態では原因の特定が難しく、自力での復旧が困難になるため、早めに専門業者への相談が重要です。
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F2・F12キーが効かない場合の対処法
次に、F2やF12でBIOSに入れない、ブートメニューが表示されない場合の具体的な対処法を順番にご紹介します。
キー押下のタイミングを調整
F2やF12を押すタイミングが遅れている場合、起動中にBIOSに入れないことがあります。適切なタイミングでキーを押すことで解決する場合があります。
- パソコンの電源を完全に切ります。
- 電源ボタンを押した直後から、F2またはF12キーを「連打」します(1秒間に2~3回ほど)。
- ワイヤレスキーボードの場合は反応しないことがあるため、有線USBキーボードに変更して試します。
- 反応しない場合は、キーボードのUSBポートを変更することも有効です。
BIOS設定の初期化
BIOS設定に問題がある場合は、初期化によって標準状態に戻すことで正常にBIOSへ入れるようになる可能性があります。
- 起動時にF2キーまたはDELキーでBIOSに入ります(可能であれば)。
- BIOSメニューで「Load Setup Defaults」「Restore Defaults」などを選択。
- 「Save & Exit(保存して終了)」を選択して再起動します。
- 再起動後、F2/F12でBIOSや起動メニューにアクセスできるか確認します。
CMOSリセットの実行
BIOSが正常に動作しない場合、CMOSをリセットして設定を完全に初期化することで改善することがあります。
- パソコンの電源を切り、電源ケーブルを取り外します。
- パソコンの筐体を開けて、マザーボード上のコイン型バッテリー(CR2032)を探します。
- バッテリーを取り外して、5〜10分ほど待機します。
- 再度バッテリーを取り付けて、電源を入れます。
- 起動後、F2/F12キーが反応するかを確認します。
ハードウェアの確認
メモリの接触不良やマザーボードの障害があると、BIOS自体が起動できないことがあります。特に通電しても画面が表示されない場合は要注意です。
- PCの電源を切り、筐体を開けます。
- メモリを一度取り外し、スロットを変更して再度装着します。
- 異常がないか、マザーボードのPOSTエラーランプなどを確認します。
- 可能であれば、別のモニターや電源での起動も試してみてください。
専門業者への相談
上記の手順を試してもF2/F12キーが反応しない場合は、BIOSチップの破損やマザーボードの障害など、深刻なハードウェアの問題が潜んでいる可能性があります。
- メーカーサポートに連絡し、状態を伝えて診断・修理を依頼します。
- または、データ復旧専門業者に相談し、データの保護を優先する対応も検討してください。
起動トラブル時は早めの対応が重要
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。