Intel NUCを使用中、BIOSが起動しないというトラブルに見舞われたことはありませんか?起動画面すら表示されず、設定も変更できない状態は非常に不安になるものです。
本記事では、Intel NUCのBIOSが起動しない原因と対処法を網羅的に解説します。
目次
Intel NUCのBIOSが起動しない原因
Intel NUCがBIOS画面すら表示しない場合、複数の原因が考えられます。以下では、典型的な原因を6つに分類し、それぞれについて詳しくご紹介します。
BIOSの破損
何らかの理由でBIOSファイル自体が破損していると、NUCは起動処理を継続できません。アップデート中の電源断や、誤ったBIOSファイルの書き込みが主な原因です。
電源トラブル
電源アダプターや接続部分の不具合によって、NUCが十分な電力を得られず起動できないケースもあります。また、内部コンデンサの帯電により電源が入らないこともあります。
キーボードの不具合
Bluetoothや一部のUSBキーボードは、起動時に認識されないことがあります。特にBIOSへ入るキー操作を正しく送信できない場合、起動中にBIOSにアクセスできなくなることがあります。
ディスプレイの問題
解像度が低すぎるディスプレイ、または古いモニターを使用していると、BIOS画面が正しく表示されないことがあります。HDMIからの出力が適切に切り替わらないことも一因です。
BIOSバージョンの古さ
古いBIOSでは最新の構成に対応できず、起動中にフリーズする、または画面が表示されないといった問題が起きることがあります。特に新しいCPUやメモリ構成との相性が関係する場合があります。
CMOSエラー
長年使用していたNUCでは、CMOSバッテリーの劣化や設定ファイルの異常が原因で起動トラブルが発生する場合があります。CMOSクリアにより改善されることがあります。
このような原因を放置すると、
- 起動不能により業務や作業が停止する
- 重要なデータへのアクセスができなくなる
- 誤った対処でさらなる破損を招く
といった重大なトラブルにつながるおそれがあります。次に、それぞれの原因に対応する実践的な修正方法を紹介します。
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Intel NUCのBIOSが起動しない場合の対処法
以下では、Intel NUCのBIOS起動エラーに対して効果的な6つの対処法を紹介します。状況に応じて段階的に試すことで、トラブル解消につながります。
BIOSリカバリの実行
BIOSが破損している場合、リカバリ用USBを使って復旧を試みる方法が有効です。
- Intelの公式サイトから、対象NUC用のBIOSリカバリファイルをダウンロードします。
- USBメモリに解凍したBIOSファイルを保存します(FAT32形式推奨)。
- NUCの電源を切り、USBメモリを接続します。
- 電源ボタンを押してすぐにを押し、BIOSリカバリモードを起動します。
- 画面の指示に従ってリカバリを進めます。
電源アダプターの確認
電源トラブルを切り分けるには、アダプターやコンセントを変更することが基本です。
- 別の電源アダプターを用意し、NUCに接続して起動を試みます。
- 別のコンセントに接続し、通電を確認します。
- NUCの電源ボタンを10秒以上長押しして内部の帯電を放電します。
キーボードの変更
BIOSにアクセスできない場合は、USB接続の有線キーボードを使うことで解決することがあります。
- Bluetoothやワイヤレスキーボードを取り外します。
- USB端子に有線キーボードを接続します。
- 起動時にキーを連打してBIOS画面へのアクセスを試みます。
ディスプレイの変更
ディスプレイがBIOS画面を表示できていないだけの可能性もあるため、別のモニターで確認します。
- 解像度の高いディスプレイ(HDMIまたはDisplayPort)に接続します。
- 別のケーブルを使って接続の確認を行います。
- NUCの起動後に画面表示が出るか確認します。
BIOSの更新
古いBIOSを使っていると、起動エラーが出る場合があります。最新のバージョンへ更新しましょう。
- Intelの公式サイトから最新のBIOSファイルをダウンロードします。
- USBメモリに保存し、NUCのBIOS画面(F7キー)から更新を行います。
- 更新完了後、自動的に再起動されます。
CMOSのリセット
CMOSエラーが原因で起動できない場合、バッテリーを外してリセットする方法が有効です。
- NUC本体を分解し、CMOSバッテリーを探します。
- 数分間バッテリーを取り外し、再度取り付けます。
- 再度起動し、初期設定のBIOSに戻るかを確認します。
BIOSが起動しない状況は、データ損失や作業停止といった重大な影響を及ぼすことがあります。特に重要な業務用途で使用している場合は、放置せず早めの対処が必要です。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。