パソコンが故障する前にその寿命を診断し、データを守るための方法を考えることは非常に重要です。ここでは、パソコンの寿命を見極めるための主な診断方法を紹介し、万が一の場合でもデータを復旧する方法についても詳しく解説します。
目次
パソコンの寿命診断方法
パソコンの寿命を診断するためには、いくつかの症状や診断ツールを使用することが有効です。以下に、パソコンの寿命を判断するための主な症状と方法を紹介します。
動作が遅い
パソコンが起動するまでに時間がかかる、アプリケーションの起動が遅いなどの症状は、パソコンの寿命が近づいているサインです。
特に、HDDやSSDの劣化が原因であることが多いです。HDDやSSDの書き込みや読み取り速度が低下すると、全体的な動作が遅くなり、パソコンの性能が大幅に低下します。
フリーズや再起動
頻繁にフリーズしたり、勝手に再起動する場合も注意が必要です。これらはハードウェアの故障やソフトウェアの不具合を示している可能性があります。
特に、メモリやハードディスクに異常がある場合、データの損失が進行するリスクも高まります。
異音や焦げ臭いにおい
ハードディスクやファンから異音がする場合、内部部品の故障を示唆しています。特に、カタカタ音やガリガリ音が発生した場合は、データ損失の危険性が高まります。
また、焦げ臭いにおいがする場合は、電源や内部部品に問題が発生している可能性があるため、早急に対処が必要です。
エラーメッセージやブルースクリーン
- CRITICAL_PROCESS_DIED: 重要なプロセスが動作を停止しました。ハードディスクやOSの不具合が原因の場合があります。
- UNEXPECTED_STORE_EXCEPTION: ストレージ(HDDやSSD)に関連する問題。データ損失のリスクが高い場合があります。
- MEMORY_MANAGEMENT: メモリ(RAM)に異常が発生しています。
- KERNEL_DATA_INPAGE_ERROR: ストレージからデータの読み取りに失敗した際に表示されます。
BIOSやPOSTエラーでブルースクリーンに進めない場合は深刻です。再起動を繰り返すと状況が悪化する恐れがあるため、早急な対応が必要です。
この場合、黒い画面に下記のエラーメッセージが表示される場合があります。
- No Boot Device Found: ハードディスクやSSDが認識されていない場合に表示されます。
- Operating System Not Found: ストレージの問題、またはOSが破損している可能性があります。
- Beep Codes: 起動時に特定のビープ音が鳴る場合、ハードウェアの故障が原因です(ビープ音の回数で種類が分かれます)。
重大なエラーや故障が発生した場合、データが失われるリスクがあります。再起動を繰り返す前にデータのバックアップを行い、早めに専門家に相談することが重要です。
当社は、46万件以上の相談実績(算出期間:2011年1月1日~)を持ち、経験豊富な専門アドバイザーが対応しています。24時間365日、電話受付と無料診断を行っておりますので、いつでも安心してご相談ください。相談から初期診断・お見積りまで無料でご案内しておりますので、まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
バッテリーの劣化(ノートパソコンの場合)
ノートパソコンでは、バッテリーの劣化が寿命のサインとなります。充電してもすぐにバッテリーが切れる、または充電しても長時間持たない場合は、バッテリーの交換が必要です。特にバッテリーが膨張している場合は、早急に交換することが推奨されます。
CrystalDiskInfoを使ってHDDやSSDの健康状態を確認する方法
HDDやSSDは、パソコンの寿命を大きく左右します。特に、これらの記憶装置が劣化すると、データ損失のリスクが高まります。CrystalDiskInfoなどのツールを使って、HDDやSSDの健康状態を定期的にチェックすることが重要です。
CrystalDiskInfoを使ったチェック
CrystalDiskInfoは、HDDやSSDの健康状態を無料でチェックできるソフトウェアです。診断結果は「正常」、「注意」、「異常」の3段階で表示されます。
異常が表示された場合、早急に対策を講じることが求められます。特に、回復不可能セクタ数が増えている場合は、データ復旧が困難になる前にバックアップを取ることが重要です。
異常が見られる場合の対策
診断結果が「注意」や「異常」と表示された場合、早急にデータのバックアップを取ることが推奨されます。
ハードディスクの交換やSSDの新しいモデルへのアップグレードも考慮する必要があります。また、異常が続く場合は、専門業者によるデータ復旧を検討しましょう。
自力で解決できない/データを確実に取り戻したい場合:データ専門復旧業者に依頼する
パソコンの寿命は、使用状況やハードウェアの状態によって異なりますが、定期的な診断とメンテナンスを行うことで、長く安全に使用することが可能です。
ただし下記の場合は、データ復旧の実績が豊富な業者に依頼することを強くお勧めします。
- デバイスが物理的に破損している
- PCの内部に異常が発生している
- 重要なデータがあり、データ消失リスクを避けたい
- SMARTが「異常」になっている
データ復旧業者は、復元ソフトで対応できない物理障害や重度の論理障害から安全にデータを復旧します。当社は無料の初期診断や専門エンジニアによる対応で、データ消失リスクを最小限に抑えた復旧を提供。重度障害にも対応し、他社で不可能とされた復旧実績も豊富です。初期診断は無料、24時間365日体制で対応しています。ぜひご相談ください。
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よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
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弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。