Macの起動時に Optionキーを押してもスタートアップマネージャーが表示されない…このようなトラブルに直面した経験はありませんか？ストレージからmacOSを起動したりする際に不可欠なこの機能が使えないと、トラブル対応が大きく制限されてしまいます。
本記事では、Macのスタートアップマネージャーが起動しない原因をシステム・ハードウェア・操作環境に分けて詳しく解説し、それぞれの状況に応じた具体的な対処法を網羅的に紹介します。
目次
Macのスタートアップマネージャーが起動しない主な原因
スタートアップマネージャーは、電源投入直後にOptionキーの入力を受け付けることで起動します。そのため、非常に初期段階での入力認識やハードウェアの安定動作が必要になります。以下に、代表的な原因を整理します。
キーボードの問題
起動直後のOptionキーが認識されない場合、最も疑うべきはキーボードです。Bluetoothキーボードは起動時に接続が完了しておらず反応しないことが多く、有線USB接続のものが推奨されます。また、USBハブ経由や互換性の低いサードパーティ製キーボードを使用している場合も反応しないことがあります。
NVRAM/PRAMの設定不良
起動音の有無や起動ディスクの情報などを保持しているNVRAM（または旧機種のPRAM）が破損していると、スタートアップマネージャーの表示処理に影響を与えることがあります。
ハードウェアの故障または接続不良
SSDやロジックボード、USB機器、内部ケーブルといったハードウェアに異常があると、Macが正常な起動プロセスを進められず、Optionキーの入力を受け付けなくなるケースがあります。具体的には、起動シーケンスが途中で止まったり、ディスプレイが点灯しなかったり、ファンだけが回り続けるといった症状が現れることが多いです。
こうしたトラブルは、表面的な操作では原因を特定しづらく、自己判断での対応はかえって状態を悪化させるおそれがあります。そのため、専門的診断と適切な処置が求められます。
デジタルデータリカバリーでは、Mac特有のハードウェア構造やトラブルに精通した技術者が対応し、原因に応じた復旧法をご提案しています。初期診断とお見積りは無料、24時間365日対応しているため、いつでもご相談いただけます。まずはお気軽にご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
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データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」（算出期間：2011年1月1日～）を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
スタートアップマネージャーが起動しないときの具体的な対処法
ここからは、スタートアップマネージャーが起動しない場合に取るべき対処法を、原因別に整理してご紹介します。安全な順序で試していくことで、不要なリスクを避けながらトラブルの切り分けが可能です。
キーボードの接続状態を確認・変更する
まずは最も簡単で重要なポイントとして、Optionキーの入力がMacに届いているかを確認しましょう。Bluetoothキーボードではなく、有線USB接続のものを使用するのが基本です。
- Macをシャットダウンし、USBキーボードをMac本体のUSBポートに直接接続する。
- USBハブや変換アダプタを使用している場合は、なるべく避けて直結する。
- Optionキー以外の起動ショートカット（Command + Rなど）も反応しない場合、キーボードを交換して再度試す。
- Bluetoothキーボードは認識されない場合が多いため、一時的に有線タイプを用意する。
NVRAM/PRAMをリセットする
NVRAMの不具合が原因で起動ディスク情報などが誤っている可能性があります。まずは設定リセットを行ってみましょう。
- Macを完全にシャットダウンする。
- 電源を入れると同時に
Option + Command + P + Rを20秒間押し続ける。 - 機種によっては2回目の起動音、またはAppleロゴの再表示が目安となる。
- 自動で再起動されたら、Optionキーを押してスタートアップマネージャーが表示されるか確認。
スタートアップディスクをmacOS上で設定する
通常起動できる場合は、起動ディスクを明示的に設定することでスタートアップマネージャーの代替が可能になります。
- 「システム設定（または環境設定）」→「一般」→「起動ディスク」を開く。
- macOSがインストールされたボリューム（例：Macintosh HD）を選択。
- 「再起動」ボタンをクリックして確認。
- 外付けディスクなどが表示されない場合は、フォーマット形式や接続不良の可能性を確認。
インターネットリカバリーモードで起動する
スタートアップマネージャーが表示されなくても、リカバリーモード経由でOSの再インストールやディスクユーティリティの利用が可能です。
- Macの電源を切る。
- 電源を入れてすぐに
Option + Command + Rを押し続ける。 - 地球儀アイコンが表示されたらWi-FiまたはEthernetでネットワークに接続。
- macOSユーティリティが表示されたら、必要な操作（OS再インストールなど）を選ぶ。
Apple Diagnosticsを実行してハードウェアを検査する
ハードウェアに原因があるかを切り分けるために、Apple Diagnosticsを活用しましょう。
- Macの電源を切る。
- 電源を入れたらすぐに
Dキーを押し続ける。 - 検査が自動的に開始される。
- 問題がある場合はエラーコードが表示される。コードを控えて公式サイトで確認する。
専門業者・Appleサポートに相談する
上記の対処法でも解決しない場合は、ロジックボードやストレージの物理障害、またはT2セキュリティチップの設定問題などが考えられます。データの重要性や保証状況を踏まえ、専門機関への相談が最善です。
- Macのモデル名・シリアル番号・現在の症状・試した操作を記録。
- Apple正規サービスプロバイダまたはデータ復旧専門業者に相談予約を入れる。
- 保証期間を確認し、必要であればAppleCare+加入情報も用意する。
- データの救出が必要な場合は「データ優先」の旨を明確に伝える。
スタートアップマネージャーが起動しないという現象には、ハードウェア・ソフトウェア・操作環境など複数の要因が絡み合っています。原因を一つずつ切り分けることで、冷静に問題を解消できる可能性が高まります。特に、データが重要な場合やMacの挙動に不審な点がある場合は、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。
当社では、46万件以上の復旧相談実績（期間：2011年1月以降）、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（内、完全復旧57.8%。2023年10月実績）を誇ります。初期診断と見積りは無料。24時間365日体制で、安心のサポートを提供しています。
「スタートアップマネージャーが使えない」「外部ディスクから起動できない」など、Macの深刻な起動トラブルでお困りの場合は、まずはお気軽にご相談ください。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
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デジタルデータリカバリーの強み
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また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
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よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付：0:00～24:00 （24時間対応）
電話番号：0800-333-6302
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弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
