MacBook Air や MacBook Proなど、Macを充電しようとした際に、充電ができないといった経験はないでしょうか。
突然Macが充電できなくなった場合、帯電や熱暴走、システムトラブルなど、様々な原因が考えられます。PCに重大な故障が発生している可能性もあるため、適切な方法で対処しましょう。場合によっては自力での対処が難しいこともあるため、重要なデータが保存されている場合はデータ復旧業者に相談することを検討してください。
この記事では、Macが充電できない原因と対処法について解説しています。
目次
Macが充電できないときの主な症状
Macが充電できないときの主な症状は次の通りです。
- 充電ランプが点灯しない
- 充電が非常に遅い
- バッテリー残量が「0%」から増えない
- 過熱が感じられる
- 異音や異臭がする
同じ症状でも、原因はさまざまです。パソコンを起動させるためには適切な対処法を実行する必要があります。状況を見誤り、適切でない対処法を実行してしまうと状況が悪化し、最悪2度と解決できなくなる可能性があります。
Macが充電できないときの原因は、見た目や使用感から判断できるようなもの(起動ランプ・異音など)だけではないため、自己判断では原因を見誤ってしまうケースが多いです。そのため正確な原因を把握し起動させるには知見を持った業者の診断を受ける必要があります。
当社では相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。ぜひ気軽にご相談ください。
【必見】対処が難しい物理障害とは

Macが充電できない原因として、まず懸念すべきなのが、「物理障害」です。物理障害とは以下を指します。
- 落下などの衝撃(部品破損)
- パソコンに水をこぼした(水没)
- 電源のつけっぱなしや高負荷な処理による過熱(熱暴走)
- 経年劣化によるパソコンの寿命(~5年程度)
物理障害が発生すると、ソフトウェアツールや再起動などを試しても効果がなく、むしろ損傷が拡大することもあります。
物理障害からの復旧には専門的な知識と特殊な設備が必要なため、原則自力での対応は不可能です。パソコンを起動させるためには、専門家に対処してもらう必要があります。
デジタルデータリカバリーは、国内最大級のデータ復旧ラボを有しており、通常の物理障害の復旧だけでなく、他社で復旧できないほど難易度の高い機器のご相談を7,300件以上(算出期間:2016年6月1日~)いただいております。お困りの際は是非ご相談ください。
Macが充電できない原因
Macが充電できない際に考えられる原因は以下の通りです。
Macが起動できないときの全般的な原因と対処法を解説した記事はこちら
充電ケーブルの不具合
充電ケーブルが損傷していたり、正しく接続されていない場合、Macに電源が供給されないことがあります。例えば、ケーブルが折れ曲がっていたり、断線していたりすると、電流の流れが妨げられてしまうことがあります。
充電ポートが破損している

Macの充電ポートには、充電ケーブルを接続するための小さなピンがあります。これらのピンが損傷していたり汚れていたりすると、充電ケーブルに正しく接続できない場合があります。
電源の問題
電源コンセントやアダプターが正しく動作していない場合、Macに電力を供給できないことがあります。特に、アダプターがよくない場合、充電が正常に行われないことが多いです。できるだけ純正品のアダプターを使用するようにしましょう。
バッテリー切れ
Macのバッテリーが寿命に達した場合、充電ができなくなることがあります。バッテリーの寿命は、使用頻度や使用環境によって異なりますが、バッテリーの寿命が切れた場合は、新しいバッテリーに交換する必要があります。
オーバーヒート(熱暴走)

Macの長時間使用や、CPUに負荷がかかりすぎたことで熱暴走を起こしている場合、熱による損傷を防ぐために自動的にシャットダウンし、充電ができなくなることがあります。このような場合、Macの電源を切り本体を十分に冷却してから充電を行うようにしましょう。
ソフトウェアの問題
ソフトウェアの問題により、Macが正しく充電されないことがあります。これには、電源管理システムの問題やその他のソフトウェアの競合が含まれる可能性があります。
PC本体・バッテリーの故障
PC本体やバッテリーが故障していると、充電が正しく行われない場合があります。
PC本体の故障とは、「落下」「水没」「落雷」といった原因で、内部の部品や記憶媒体が故障してしまい、PCが正常に動作しないことを指します。また、経年劣化などによるバッテリーの故障も、充電ができない理由の1つです。
PCの記憶媒体に物理的な問題がある場合、充電ができないという問題のほかデータ消失のリスクも高まります。バッテリーの故障か記憶媒体の故障かを判断するには一度機器の開封をする必要があります。その場合個人での対応は難しく、専門業者に依頼するのが確実です。
物理障害からのデータ復旧には、機器の開封が必要で、専門設備と損傷部品の交換が求められます。特に基板やフラッシュメモリの損傷は難易度が高く、各メーカーの特殊なデータ構造を解析し、数百度の熱風を使って慎重にチップを取り外す必要があります。このプロセスは高度な技術と専門知識を要するため、専門のデータ復旧サービスに依頼することを推奨します。
専門業者に依頼する
充電が出来ず、症状の把握や自力での解決できない場合は業者へ相談することをおすすめします。どの業者へ依頼するかは「Macの起動」「Mac内データ」のどちらを優先するかで決めましょう。
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Macの起動・使用を優先する場合
データよりもPCの起動や使用を優先したい場合はメーカーや修理業者に依頼しましょう。メーカーや修理業者は破損部品を交換、修理することでPCを正常に起動出来るようにします。
ただし、データの初期化やマザーボード、HDDなどの部品交換が行われるため、データは消えてしまう点には注意して依頼しましょう。
Mac内のデータを優先する場合

故障がハードディスクやSSDなどのストレージデバイスに関わる場合、データの消失が懸念されます。このような場合は、データ復旧の専門業者に依頼することが最善です。
専門業者は高度な技術と設備を持っており、物理的な損傷や論理的な障害からデータを安全に回復することができます。特に重要なデータが含まれている場合は、自己流の対処を避け、専門家に任せることが賢明です。
デジタルデータリカバリ―では、経験豊富な技術者が機器を開けずに「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、46万件以上の相談経験(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。今後の対応方法を無料でご案内いたします。
Macが充電できない場合の対処法
Macが充電できない場合、問題を解決するためにできるいくつかの手順があります。
USB-C ポートを掃除する

USB-C ポートにゴミが溜まっていないか確認しましょう。
乾いた柔らかいブラシや綿棒を使って、充電ポートに付着した汚れやゴミを取り除きます。Macを充電する前に、ポートが乾いていることを確認します。
アダプターや電源ケーブルの接続を確認する
電源ケーブルやアダプターとの接続、その他の関連機器に問題があることが原因で、Macを正常に充電できない場合があります。
以下の5点の項目を確認しましょう。
- 純正の電源ケーブル、電源アダプターを使用しているか
- 電源アダプターのコンセントの部分(ダックヘッド)に汚れ、ほこりはないか
- ダックヘッドとアダプター本体がしっかり接続されているか
- ダックヘッドとアダプター本体の間に汚れ、ほこりはないか
- Macと電源ケーブルがしっかり刺さっているか
バッテリーの状態を確認する
バッテリーの経年劣化が原因で、正常に充電できない場合が考えられます。
Macのバッテリーの減りは、充電回数に比例します。MacBook・MacBook Pro・MacBook Air、iMacなど種類によって、バッテリーの劣化具合は異なります。
「option」キーを押し、同時にディスプレイの右上にあるバッテリーのアイコンをクリックすることで、メニューバーが表示されます。メニューバーの一番上に記載されている「バッテリーの状態」を確認しましょう。 「正常」「間もなく交換」「今すぐ交換」「バッテリーの交換修理」の4段階となっています。
「今すぐ交換」「バッテリーの交換修理」の場合には、交換修理を検討するようにしましょう。
ソフトウェアアップデートを実行する

macOSのバージョンが古く不具合があることが原因で、Macの充電ができないことが稀にあります。
ソフトウェア・アップデートまたはファームウェア・アップデートを行い、電源アダプターとの通信が改善され、充電ができる場合があります。
SMCをリセットする
SMCをリセットすることで、充電ができるようになる場合があります。
SMC(システム管理コントローラー)とは、Intel製のMacで使用される電源周りを制御・管理する機能です。
M1チップが搭載されたMacを使用している場合は、SMCをリセットすることができません。ご自身のMacがM1チップ、T2チップどちらか判断できない場合はSMCリセットは控えましょう。
SMCの制御機能は、以下の動作の管理を司っています。
- 電源 (電源ボタンや、USB ポートへの電源供給も含む)
- バッテリーと充電
- ファンやその他の熱管理機能
- ステータスインジケータランプ (スリープ状況、バッテリーの充電状況など)、緊急モーションセンサー、環境光センサー、キーボードバックライトなどのインジケータやセンサー
- ノートブックコンピュータの蓋を開閉した際の動作
SMCのリセット方法は以下の通りです。
- Mac をシステム終了します。
- 「control 」キー、「option (Alt) 」キー、「shift 」キーを同時にすべて長押しします。
- 上記 3 つのすべてのキーを 7 秒間押し続け、電源ボタンも長押しします。
Mac の電源が入っている場合は、キーを押し続けている間に電源が切れます。 - 4つすべてのキーをさらに7秒押し続けてから、指を放します。
- 数秒待ってから、電源ボタンを押して Mac の電源を入れます。
Mac の電源が入っている場合は、キーを押し続けている間に電源が切れます。
- Mac をシステム終了し、電源コードを外します。
- 15秒待ってから、電源コードを接続し直します。
- 5秒待ってから、電源ボタンを押してMacの電源を入れます。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者として14年連続国内売上No.1」の実績を誇る信頼できる業者です。
一部復旧を含む復旧件数の割合は91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)を誇り、これまでに他社で復旧が難しいとされた機器についても、これまでに7,300件以上のご相談をいただいています。諦める前に、大切なデータを取り戻すチャンスをぜひデジタルデータリカバリーにお任せください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
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よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
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来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。