撮影した大切な動画ファイルが突然再生できなくなった…。特に.mov形式のファイルは、MacやiPhoneユーザーを中心に多く利用されていますが、ちょっとした不具合や保存ミスで破損しやすい側面もあります。
本記事では壊れたMOVファイルが再生できない原因と、具体的な修復方法を詳しく解説します。ファイルを失わないためにも、正しい対処法を知ることが重要です。
目次
MOVファイルが壊れる原因
MOVファイルが再生できない、映像が乱れる、音声が出ないなどの不具合が生じる原因はさまざまです。誤操作や環境の不具合から、保存時のエラーまで幅広く考えられます。問題を正しく理解することで、適切な対応が可能になります。
保存中のエラーや電源断
ファイルを保存中や録画中にパソコンの電源が切れると、MOVファイルのヘッダ情報や構造が不完全になり、再生エラーの原因となります。特に移動中やバッテリー切れの際によく起こるトラブルです。
動画再生プレイヤーやコーデックの問題
使用している再生ソフトが対応していないコーデックを使用している場合、映像や音声の一部が再生されなかったり、ファイル自体が読み込めなくなることがあります。
記録メディアの物理的な損傷
SDカードや外付けHDD、USBメモリなどに保存されたMOVファイルが破損することがあります。保存メディアが物理的に劣化している場合、ファイルの読み取りに不具合が生じやすくなります。
さらに、こうした原因が複数重なることで、ファイルの一部または全体が破損し、再生できなくなる可能性があります。誤った操作を続けると状態が悪化し、動画データを完全に失ってしまうリスクもあるため、早めの適切な対応が求められます。
デジタルデータリカバリーでは、SDカードや外付けHDD、USBメモリに保存されたMOVファイルの破損にも対応しており、専用の解析ツールを使って原因を特定し、最適な復旧方法をご提案しています。保存メディアの状態やファイルの構造を丁寧に調査し、可能な限り再生可能な形でのデータ復元を目指します。
初期診断とお見積りは無料で、24時間365日体制で対応しています。大切な動画が開けない、再生できないと感じたときは、できるだけ早くご相談ください。迅速な対応が、データを守る鍵になります。
MOVファイルが壊れた場合の修復方法
MOVファイルが破損した場合は、以下の対処法を試すことで復旧できる可能性があります。各方法はファイルの状態によって効果が異なるため、状況に応じて段階的に試してみてください。
QuickTime Playerで開いてエクスポート
macOS環境であれば、QuickTime Playerを使って簡易的な修復ができる可能性があります。軽度な破損であれば、メタデータを再構築しながら再保存することが可能です。
- QuickTime Playerを起動し、対象のMOVファイルを開きます
- 問題なく開けたら、「ファイル」→「書き出す」を選択
- 形式を「1080p」や「4K」などから選び、新しいファイル名で保存します
VLC Media Playerで変換・保存
VLC Media Playerは、多くのファイル形式を読み取れるだけでなく、破損ファイルの修復機能も備えています。再生できる場合はそのまま変換して保存し直すことで、修復が可能なケースもあります。
- VLC Media Playerを起動し、壊れたMOVファイルをドラッグ&ドロップ
- 再生できる場合は「メディア」→「変換/保存」をクリック
- 出力形式をMP4にして保存する
FFmpegで再エンコードまたはコピー
FFmpegを使用すれば、MOVファイルの映像・音声ストリームを別の形式に再エンコードしたり、破損の少ない部分をそのままコピーできます。コマンドラインに慣れている方におすすめの方法です。
- ターミナルまたはコマンドプロンプトを開く
- 以下のコマンドを入力し、ストリームコピーを試す:
ffmpeg -i broken.mov -c copy recovered.mov
- うまくいかない場合は再エンコード:
ffmpeg -i broken.mov -c:v libx264 -c:a aac recovered.mp4
専用修復ソフトを使用する
どうしても手動ツールで修復できない場合は、専用の動画修復ソフトを活用しましょう。多くは有償ですが、破損の度合いに応じて有効な処理をしてくれます。
ただし、修復の成功率は破損の程度や種類によって異なるため、複数のソフトを試すことや、専門業者への相談も検討すると良いでしょう。
作業前にバックアップを取る
修復作業前に必ず元ファイルのバックアップを取りましょう。復元中に状態が悪化する可能性を防ぐためにも、元データの保護は重要です。
- 破損ファイルをUSBや別ドライブにコピー
- 元ファイルには一切手を加えずに、コピーしたファイルで修復を
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
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よくある質問
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※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
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電話番号:0800-333-6302
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。