Windowsでスタートアップやブート設定を変更する際に使用する「msconfig(システム構成)」ですが、突然起動しなくなることがあります。コマンドを実行しても反応しない、開いてもすぐに閉じるなど、原因が不明なケースも少なくありません。
本記事では、msconfigが起動しない原因とすべての対処法を具体的に解説します。
目次
msconfigが起動しない原因
msconfigが開けない原因は、一時的なトラブルからシステムレベルの障害まで多岐にわたります。ここでは代表的な原因を4つに分類して解説します。
管理者権限が不足している
msconfigは、管理者権限が必要なツールです。通常のユーザー権限で起動しようとすると、アクセスがブロックされて起動しないことがあります。
システムファイルの破損
msconfig.exeそのものや関連するWindowsのシステムファイルが破損していると、正常に起動できなくなります。OSの動作にも悪影響を及ぼす可能性があります。
ウイルス・マルウェアの影響
一部のマルウェアは、システム構成ツール(msconfig)の起動を妨害することがあります。msconfigを意図的に無効化し、スタートアップ設定を変更させないようにするケースが見られます。
OSバージョンの問題
ごく稀に、Windowsの特定バージョンやエディションにおいて、msconfigの仕様が変更されていたり、機能制限されていることがあります。非正規バージョンを使用している場合も注意が必要です。
このような原因を放置すると、
- スタートアッププログラムの無効化や高速化設定ができない
- OSのブート設定が変更できず、再起動ループなどが解消できない
- セキュリティリスクを見逃すことになる
といった事態に繋がる恐れがあります。特に起動不能や再起動ループなどのトラブルが発生している場合は、専門的な診断が欠かせません。
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msconfigが起動しない場合の対処法
msconfigが開けない場合、以下の5つの対処法を順番に実行することで、原因を特定し、解決に導ける可能性が高まります。
管理者権限での実行
最も基本的な対処法です。通常の起動で開けない場合、必ず管理者権限で実行してみましょう。
- 「スタート」ボタンを右クリックします。
- 「Windows ターミナル(管理者)」または「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。
- 表示されたウィンドウで「msconfig」と入力し、Enterキーを押します。
- システム構成ツールが起動するか確認します。
システムファイルの修復
ファイル破損が原因の場合、sfc(システムファイルチェッカー)による修復が有効です。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。
- 「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。
- システムファイルのスキャンが開始され、自動修復されます(数分〜十数分かかります)。
- 完了後、msconfigが起動できるか再確認します。
ウイルス・マルウェアのスキャン
セキュリティソフトを使い、ウイルス感染の有無をチェックします。msconfigを無効化するマルウェアも存在します。
- 最新の定義ファイルにアップデートされたウイルス対策ソフトを用意します。
- 「フルスキャン(全体スキャン)」を実行します。
- 検出されたマルウェアがあれば駆除を行い、PCを再起動します。
- 再起動後、msconfigの起動を再度試みます。
Windowsバージョンの確認と更新
一部の古いWindowsバージョンや非正規版では、msconfigの動作に制限がかかる場合があります。
- 「設定」→「システム」→「バージョン情報」を開きます。
- 「エディション」「OSビルド」を確認し、サポート対象であるかをチェックします。
- 「Windows Update」から最新の更新プログラムを適用します。
- アップデート後に再起動し、msconfigが開けるか確認します。
タスクマネージャーからの起動
エクスプローラーやスタートメニューから開けない場合でも、タスクマネージャー経由で起動できることがあります。
- Ctrl + Shift + Escを同時に押して、タスクマネージャーを開きます。
- メニュー上部の「ファイル」→「新しいタスクの実行」を選択します。
- 「msconfig」と入力し、「OK」をクリックします。
- システム構成ウィンドウが開くか確認します。
msconfigが使えないときは早めの対応を
msconfigが起動しない状態を放置すると、不要なスタートアップの無効化ができず、パフォーマンスの低下やトラブル解決の遅れにつながります。また、マルウェアやシステム障害が隠れている可能性もあるため、早めに原因を特定し、対応することが大切です。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
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HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。