「大切なメールを誤ってゴミ箱から削除してしまった」「Outlookのメールが消えて見つからない」——そんな経験はありませんか?
メールの誤削除や消失は、多くの方が一度は直面するトラブルです。特にOutlookのような主要なメールツールで重要なメールが消えた場合、焦ることも多いでしょう。メールデータを復旧する際には、早めの対処が鍵です。時間が経つと上書きのリスクが増し、復元が難しくなる場合もあるため、迅速な対応が求められます。
この記事では、Outlookで削除または消失してしまったメールを復旧する方法を詳しく解説します。さらに、Outlook以外のメール復元方法についても別記事で紹介しているので、他のサービスを利用されている方も参考にしてみてください。
目次
Outlookのメールが消えてしまったときにまず確認すること
Outlookで削除したメールを復旧するには、まず「削除済みアイテム」を確認しましょう。通常、削除したメールはこのフォルダに移動されますが、ここからも削除した場合や保存期間を過ぎた場合は、「回復可能なアイテム」に移動されている可能性があります。このフォルダからも復旧が可能です。
また、「消した覚えがないのに見当たらない」場合は、アーカイブや迷惑メールフォルダも確認してみてください。削除後に時間が経つとデータが上書きされるリスクがあるため、特に重要なメールが消失した場合は、個人での対応は避け、データ復旧業者に相談するのが安全です。
Outlookの消えてしまったメールの復旧・復元方法
Microsoft Outlookのメールを復旧・復元方法を解説します。
「削除済みアイテム」を確認する
受信トレイから削除したメールのデータは、「削除済みアイテム」に移動します。そのため、受信トレイから削除してしまった場合や、受信トレイを一括で削除してしまった場合など、受信トレイにない場合は、一度確認しましょう。
- Outlookでメールフォルダーの一覧に移動してから「削除済みアイテム」をクリック
- 「ホーム」タブを開き、「サーバーから削除済みアイテムを復元」をクリック
- 復元するメールを選び、「選択されたアイテムを復元」をクリック
「回復可能なアイテム」を確認する
上記で説明した「削除済みアイテム」から削除してしまった場合や一定の保存期間が過ぎてしまった場合、メールのデータは「回復可能なアイテム」に移動します。
- 「削除済みアイテム」をクリック
- 「このフォルダーから削除されたアイテムを復元する」をクリック
- 復元するメールを選択して、「元に戻す」をクリック
「回復可能なアイテム」は、14日間の保存期間があります。この「回復可能なアイテム」から削除されてしまうと、メールは削除されてしまい、個人で復元することはできなくなります。重要なメールや必要なメールを失ってしまった場合、データ復旧専門業者に相談することをおすすめします。
アーカイブ・迷惑メールを確認する
特に削除してしまったわけではなく、メールのデータが消えてしまった場合、誤操作などにより、受信トレイではなく「アーカイブ」や「迷惑メール」に保存されている可能性があります。受信トレイから保存場所が変わっただけであるため、データは残されています。
データ復元ソフトで復旧・復元する
Microsoft Outlookのメールのデータを復元する場合、データ復元ソフトを使用することで復元できることがあります。
ただし、データ復元ソフトではデータ復元の難易度は非常に高く、ソフトで対応することができないケースも多いです。スキャン中に破損や上書きが進み、ファイルが破損した状態で復元される場合も多く、もし復元に失敗すると、業者でも修復出来なくなる恐れがあります。
とくに下記の場合は復元ソフトでは対応できず、ソフトを使用しても復元に失敗してしまいます。
- 「削除後しばらく時間が経過した」
- 「大容量データ(動画など)を消した」
- 「初期化してしまった」
上記の場合で、データ復元ソフトを使用してしまうと、データの上書きが発生してしまったり、データの破損が進行してしまい、二度とデータを取り出せなくなってしまう恐れがあります。
ご自身でデータ復元の難易度が判断ができない場合は、データ復元ソフトの使用は控えてデータ復旧業者へ相談しましょう。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ消失のリスクを最小限に抑え、確実にデータを取り出すためには、自己診断や修復を試みず、速やかに専門家に相談することが重要です。専門家は適切な診断ツールと経験を持っており、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。
特に重要なデータが含まれている場合は、データ復旧の専門家に相談することが最も安全で確実な方法です。データ復旧業者では、機器に発生している症状をもとにエンジニアが正確な初期診断を行い、故障原因を特定することが可能です。プロが対応するため、データ復旧に失敗するリスクを抑えることができます。
デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
官公庁、国立大学法人、上場企業
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よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
営業時間は以下の通りになっております。
土日祝日問わず、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。