パソコンが突然起動しなくなってしまった経験はありませんか?
このようなトラブルに直面すると、多くの方が困惑し、どう対処すれば良いのかわからなくなります。症状によっては保存しているデータが消失してしまう可能性もありますので、慎重に対処する必要があります。
本記事では、パソコンが壊れたときや起動しないときに見られる一般的な症状と、それに対する対処法を解説します。
目次
パソコン故障の2つの種類
パソコンの故障には大きく分けて2つの種類があります。
論理障害
論理障害とは、ハードウェア自体は物理的に問題がないものの、ソフトウェアやデータに関する問題が原因でパソコンが正常に動作しない状態を指します。
ファイルシステムの破損、誤った設定変更、OSのクラッシュなどが代表的な例です。これらの障害は、PCに搭載されている修復ツールや再インストールによって修復が可能なことがあります。それらでも修復が不可能だった場合はより復旧の難しい物理障害の可能性が高いです。
物理障害
物理障害とは、ハードウェアの物理的な部品が故障することで発生する障害です。
物理障害はハードウェアの故障が原因であり、データ復旧には開封作業が必要となるため、自力でのデータ復旧は原則として不可能です。データを取り戻す場合は高度な防塵設備を備えた専門業者で、高度な技術力を持つエンジニアが開封・部品交換を行う必要があります。
復旧は一度限りのチャンスです。異音などの症状が見られるとき、データを取り出したいなら、操作を控えて上記環境を揃えたデータ復旧の専門家まで対応を依頼しましょう。クリーンルームのない業者や外注中心の業者では、データ損傷のさらなるリスクがあります。
デジタルデータリカバリ―では、手術室レベルに清潔な防塵設備「クリーンルーム」と7,000台以上のHDDドナーを備え、迅速な復旧を可能にしています。まずはお気軽にご相談ください。24時間365日体制で経験豊富な専門のアドバイザーがご対応します。
パソコンの故障時によくある症状
パソコンが故障してしまった場合は以下のような症状を観測することができます。
電源が切れてしまう
パソコンの使用中に突然電源が切れ、再度起動しない、またはすぐにシャットダウンしてしまう状態です。過熱や電源ユニットの故障が考えられます。
パソコンが起動しない・立ち上がらない
電源ボタンを押してもパソコンが反応せず、OSが立ち上がらない状態です。ハードウェアや電源供給に問題がある可能性があります。詳しい原因や対処法は以下の記事で解説しています。
ブルースクリーン(青い画面)になる
Windowsのエラースクリーンで、重大なシステムエラーが発生したことを示します。ソフトウェアの不具合やハードウェアの問題が原因として考えられます。詳しい原因や対処法は以下の記事で解説しています。
画面が真っ暗になる
パソコンを起動すると画面が全く表示されず、真っ黒のままになる状態です。ディスプレイの接続問題やハードウェア故障が考えられます。ハードディスクの問題が原因の場合、データの消失リスクが高くなります。
フリーズしてしまう
パソコンの動作が完全に停止し、マウスやキーボードが反応しない状態です。ソフトウェアの競合やメモリ不足が原因となることがあります。
異音が聞こえる
パソコン内部から異常な音(クリック音やビープ音など)が聞こえる状態です。ハードディスクの物理的な故障や冷却ファンの問題が考えられます。
特にハードディスクからの異音はデータの消失リスクが非常に高いため、すぐに使用を停止し、専門のデータ復旧サービスを利用することが推奨されます。詳しい原因や対処法は以下の記事で解説しています。
パソコンが故障した際の対処法
パソコンが動かないと焦りますが、すぐに修理に出す前に試せる対処法があります。以下の手順を確認し、それでも改善しない場合は専門業者に問い合わせましょう。
パソコンが故障したときの全般的な原因と対処法を解説した記事はこちら
電源やケーブルの接続を確認する
まずは電源やケーブルの確認を行いましょう。電源コードが正しく接続されているか、コンセントに電気が通っているか確認します。ノートパソコンの場合、バッテリーが完全に放電していないかチェックし、ACアダプターに問題がないかも確認してください。
セーフモードで起動を試みる
通常の起動ができない場合、セーフモードで起動して原因を探ります。
- Windowsの場合、電源ボタンを押して「F8」を連打し、セーフモードを選択。
- macOSの場合、電源を入れて「Shift」キーを押し続ける。
- 起動後、最近インストールしたソフトや更新プログラムを確認し、問題があればアンインストール。
システムの復元を行う
- Windowsのスタートメニューから「設定」→「システムの保護」を選択。
- 「システムの復元」をクリックし、指示に従って復元ポイントを選択。
- 復元を実行し、完了後にシステムが正常に動作するか確認。
データ復旧専門業者に依頼する
故障がハードディスクやSSDなどのストレージデバイスに関わる場合、データの消失が懸念されます。このような場合は、データ復旧の専門業者に依頼することが最善です。
専門業者は高度な技術と設備を持っており、物理的な損傷や論理的な障害からデータを安全に回復することができます。特に重要なデータが含まれている場合は、自己流の対処を避け、専門家に任せることが賢明です。
デジタルデータリカバリ―では、経験豊富な技術者が機器を開けずに「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、41万件以上の相談経験(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。今後の対応方法を無料でご案内いたします。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。