突然パソコンが起動しなくなり、F2キーを押してもBIOS画面に入れないと困りますよね。これは、ハードウェアの不具合やBIOS設定の問題など、さまざまな原因が考えられます。本記事では、その主な原因と対処法を詳しく解説します。
目次
F2キーを押しても起動しない主な原因
F2キーを押してもパソコンが起動しない場合、以下のような原因が考えられます。
ハードウェアの故障
パソコンの部品に物理的な故障が発生している可能性があります。特に、マザーボードや電源ユニットに異常があると、BIOSにも入れなくなります。
BIOSの設定問題
BIOSの設定が誤って変更されている場合、F2キーを押してもBIOSに入れないことがあります。特に、ファストブート機能が有効になっていると、キー入力が無視される場合があります。
CMOS電池の消耗
マザーボードに搭載されているCMOS電池が切れると、BIOS設定がリセットされ、起動に問題が生じることがあります。
システムファイルの破損
Windowsやその他のOSのシステムファイルが破損すると、正常に起動できなくなり、BIOSにもアクセスできないことがあります。
パソコン内部のホコリや汚れ
長期間使用していると、内部にホコリが溜まり、放熱の妨げとなることでハードウェアの動作に影響を与える場合があります。
初期診断がなぜ必要なのか？自己判断によるリスク
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適切な処置を行わなければ、データが完全に消失してしまう可能性もあるため、専門業者による初期診断が重要です。
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F2キーが効かない場合の対処法
F2キーが効かない場合、以下の方法を試してみてください。
放電処理を行う
電源が正常に供給されていない可能性があるため、一時的な放電処理を行うことで改善する場合があります。
- パソコンの電源を完全に切る。
- 電源ケーブルとバッテリー（ノートPCの場合）を取り外す。
- 電源ボタンを15秒間長押しする。
- 5〜10分放置する。
- 電源ケーブルを接続し、再度電源を入れる。
BIOS設定の確認と初期化
BIOSの設定が影響している場合、初期化することで解決することがあります。
- パソコンを再起動し、電源投入時に「F2」または「DEL」キーを連打する。
- BIOS画面が開いたら、設定を確認し、初期化（Reset to Default）を行う。
- 変更を保存し（Save and Exit）、再起動する。
キーボードの接続と設定を確認する
外付けキーボードを使用している場合、接続や動作確認を行ってみましょう。また、ワイヤレスキーボードの場合は有線キーボードを試してみるのも有効です。
- キーボードが正しく接続されているか確認する。
- 別のUSBポートに挿し直してみる。
- ワイヤレスキーボードの場合は、有線キーボードを使用してみる。
- 異なるキーボードを試し、F2キーが機能するか確認する。
ケーブルと周辺機器の確認
外部機器の影響でF2キーが反応しないことがあります。不要な周辺機器を取り外し、最小構成で起動を試してみましょう。
- 電源ケーブルやモニターケーブルを再接続する。
- 外付けHDDやUSBメモリを取り外す。
- 最小構成（キーボード・マウスのみ）で起動する。
パソコン内部の清掃
ホコリが溜まると、パーツが正しく動作しないことがあります。特に、CPUファンやマザーボード周辺にホコリが蓄積すると、誤動作を引き起こす可能性があります。
- パソコンの電源を切り、ケーブルをすべて外す。
- ケースを開け、エアダスターを使用してホコリを取り除く。
- 帯電防止ブラシで細かい部分を清掃する。
- 清掃後、パソコンを元通りに組み立てて起動を試す。
CMOS電池の交換
CMOS電池が切れると、BIOS設定がリセットされ、F2キーが機能しなくなることがあります。新しい電池に交換してみましょう。
- パソコンの電源を切り、すべてのケーブルを外す。
- ケースを開け、マザーボード上のボタン電池（CR2032）を探す。
- 古い電池を取り外し、新しいCR2032電池をセットする。
- ケースを閉じ、再び電源を入れてF2キーを試す。
ハードウェアの確認
メモリやSSD/HDDが正常に接続されているか確認し、必要に応じて再装着してみましょう。
- パソコンの電源を切り、ケースを開ける。
- メモリを一度抜き、再度しっかりと挿し直す。
- HDDやSSDの接続を確認し、緩んでいれば挿し直す。
- 電源を入れてF2キーを押してみる。
専門家への相談
上記の方法を試しても解決しない場合は、パソコン修理専門店やメーカーのサポートへ相談することをおすすめします。また、データを安全に復旧するために、データ復旧の専門業者に相談するのも有効です。
放置すると問題が悪化する可能性があるため、異常を感じたら早めの対応を心がけましょう。
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自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
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よくある質問
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弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
