お使いのパソコンで「PCが正常に起動しませんでした」と表示され、困ったことはありませんか。PCはお仕事や日常的に使う人も多いため、こういった症状がでると、生活に支障が出る人も多いと思います。

本記事では、「PCが正常に起動しませんでした」が出たときの原因理由や、正しい対処法をご紹介します。ぜひ最後まで読んでいただけたら幸いです。

「PCが正常に起動しませんでした」となる原因

「PCが正常に起動しませんでした」となる原因は、主に以下の3つです。

【専門家が解説】パソコンの電源が入らない・つかない・立ち上がらない原因や対処法パソコンの電源が入らない場合の対処法を紹介しています。PCが起動しない原因は電源ユニット、マザーボードやHDDの故障など多岐にわたります。症状別の原因と対処を確認し問題を解決しましょう。データ復旧.comはデータ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売上No.1。...

PCが誤作動を起こしている

まず初めに考えられる原因は、PCが帯電することによる誤作動です。帯電をすると不要な電気が溜まり、PCの動作が遅くなることで「PCが正常に起動しませんでした」が起こります。

帯電してしまう原因としては、PCの長時間の使用や、過充電があります。解消するために、定期的にPCの接続機器を外し、電源を落として放電するようにしましょう。

※帯電とは、パソコンの内部に不要な電気が溜まることを帯電といいます。

Windows Updateによるシステム異常が起きている

非常に珍しいケースですが、Windows Update後に「PCが正常に起動しませんでした」となる場合があります。これは、アップデートにより何らかのシステムファイルの破損や、セキュリティソフトとの干渉が起きている可能性が考えられます。

お使いのセキュリティソフトや、アップデートの内容などを一度確認してみましょう。Windows Updateのエラーについては以下の記事でも解説しています。

https://www.ino-inc.com/data_check/pc/windowsupdate.php

PCが自動で修復できないエラーが起きている

PCには自動修復という機能が備わっています。PCで何らかのエラーが出たとしても、自動修復で修復し、PCが正常に動作するようになっています。

ただし、PCの自動修復でも直せない場合があります。例として以下の通りです。

•  削除したプログラムを復旧すること
• 故障したプログラムを修復すること

自動修復はもちろん自動で行われますが、これらのエラーが出ているときは「正常に起動できませんでした」と表示されることになります。自動修復のエラーについては以下の記事でも解説していますので是非参考にしてください。

【自動修復でpcを修復できませんでした】PCのエラーメッセージの対処法このページでは「自動修復でpcを修復できませんでした」といったエラーメッセージが表示される原因とその対処法について解説します。適切に対処して、パソコンを復旧させましょう。データ復旧.comは.データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売上No.1.。...

PCが正常に起動しない時の注意点

PCが正常に起動しない時に、注意しなければならないポイントは以下の3つです。

PCが起動しない時に上記の注意点を起動しなかった場合にデータまで取り出せなくなる確率が非常に高くなってしまいます。大事なデータを取っておくためにも、この４つのポイントを押さえたうえで対処法を実施しましょう。

「PCが正常に起動しませんでした」の対処法5選

「PCが正常に起動しませんでした」の主な対処法は以下の5つです。

①マルウェア対策保護を無効にする

マルウェア対策保護の設定を無効にすることで、Windows Updateでのシステム異常を改善できる場合があります。以下の手順で設定を変更できます。

ただし、セキュリティの観点では「起動時マルウェア対策」は有効にしておくことが推奨されています。もし上記の手順で問題が改善した場合は、再度「起動時マルウェア対策」を有効に切り替えてPCを利用しましょう。

②コマンド上で無限ループを修正する

コマンドプロンプトという機能を利用して、無限にループしている「PCが正常に起動しませんでした」を修正する方法があります。手順は以下の通りです。

少し手順が多くなっていますが、症状が改善する可能性があるので、ぜひ実施してみましょう。

③システムの復元を利用する

パソコンに標準に搭載されているシステムの復元を利用することで、症状が改善することがあります。システムの復元方法は以下の通りです。

④トラブルシューティングを実施する

パソコンに標準で装備されている「トラブルシューティング」で症状が改善することがあります。トラブルシューティングの実施方法は以下の通りです。

⑤PCを初期化する

PCを初期化することで、症状が改善することがあります。これは、システムファイルの構造が変わっていたり、ファイルの位置を正常な位置に戻すことで、正常に動作するためです。初期化の手順は以下の通りです。

この時、⑤ですべてを削除する理由として、個人のファイルが正常に起動できない原因になっている可能性があるからです。

ただ、初期化することでこれまでの大事なデータが無くなってしまいます。お仕事関係や、家族関係など重要なデータが入っていることも多いと思います。こういった場合は、諦めずにデータ復旧をお願いしましょう。

データが必要な場合は、データ復旧の専門業者に相談する

実際にPCが起動できなかったり、起動できてもデータが消えるなど、どっちつかずの場合も多いと思います。そういう時は、専門のデータ復旧会社に依頼することを強くお勧めします。データ復旧業者では、復元ソフトでは対応できない物理障害や、重度の論理障害からもデータ復元・復旧が可能です。

これまでの対処法は、ごく「軽度の論理障害」しか対応できず、「中高度の論理障害」あるいは「経年劣化を含む物理障害」には対応できませんでした。

データ復旧業者では、PCに発生している症状を元に、プロのエンジニアによる正確な初期診断を行い、故障原因の特定が可能です。プロが行うため、データ復旧の失敗によるリスクを抑えることができます。

デジタルデータリカバリーでは、過去41万件以上のご相談実績から算出されるデータベースを基に、機器や症状ごとに配置された専門のエンジニアが最先端設備と技術力を駆使して正確な診断と復旧作業を行います。