パソコンを起動しようとした際に「reboot and select proper boot device」と表示され、困った経験はありませんか?
これは起動に必要なストレージが認識されず、システムが立ち上がらない状態です。突然このエラーに直面すると、何をすればよいのか分からず不安になることもあるでしょう。
この記事では、このエラーが発生する原因を整理し、状況を改善するための対処法を分かりやすく解説します。トラブルに冷静に対応するための参考にしていただければ幸いです。
目次
「reboot and select proper boot device」と表示される主な症状
パソコンが起動せず、「reboot and select proper boot device」というエラーメッセージが繰り返し表示されることがあります。
通常、BIOS/UEFIの設定変更で解決する場合がありますが、同じエラーでも原因は多岐にわたり、誤った対処をすると症状が悪化するリスクがあります。
正確な原因を特定するには、専門的な知識や機器が必要です。自己判断での修復は避け、信頼できる業者の診断を受けることをおすすめします。
当社では、24時間365日体制で初期診断とお見積りを無料で提供しています。トラブルが発生したら、お気軽にご相談ください。専門の技術者が迅速に対応し、最適な解決策をご提案いたします。
「reboot and select proper boot device」と表示される原因
パソコン起動時に「reboot and select proper boot device」と表示される場合、考えられる原因と解決策は以下の通りです。
BIOSの設定が間違っている
BIOSの設定が正しくないと、正しいブートデバイスが選択されていない可能性があります。対処方法としては、パソコンを再起動し、起動時に「Del」キーや「F2」キーを押してBIOS設定画面に入ります。
設定画面で「Boot Order(ブート順序)」を確認し、ハードディスクやSSDが最優先に設定されているか確認し、必要に応じて順序を変更してください。
メモリのエラー
メモリに問題があると、パソコンが正しく起動できず、エラーメッセージが表示されることがあります。対処方法としては、まずパソコンの電源を切り、メモリモジュールを一度抜き、再度正しく挿し直してみてください。また、Windowsの「メモリ診断ツール」を使ってメモリにエラーがないかテストすることも有効です。
SATA端子・電源端子の故障(マザーボードの不具合)
SATAケーブルや電源ケーブルに問題がある場合、ハードディスクやSSDが認識されず、エラーが表示されることがあります。対処法として、パソコンのケースを開け、ケーブルが正しく接続されているか確認します。また、SATAケーブルを別のポートに差し替え、動作を確認することも有効です。
システム的なエラー(論理障害)
システムファイルやOSに問題が発生している場合、起動デバイスが正しく選択されていても起動できないことがあります。対処方法として、Windowsのインストールメディアを使用し、システムの修復オプションを選択します。また、起動に関する問題を修復するためにOSの再インストールを試みることも効果的です。
ハードウェア的なエラー(物理障害)
HDDやSSDの物理故障は、衝撃や落下、経年劣化、湿気、電源サージなどが原因で発生し、部品やメモリの損傷によりデータが読めなくなることがあります。
HDDの修復には専門知識と専用機器が必要で、特にHDDはクリーンルームでの作業が必須です。自己対応は避け、速やかに専門業者に相談してください。
当社ではクリーンルームと高度な機器を活用し、安全かつ迅速に対応します。初期診断・見積もりは無料ですので、ぜひご相談ください。
データ復旧を成功させる鍵は問題の原因を特定すること

「Reboot and Select Proper Boot Device」のエラーは、原因が多岐にわたるため、特定が非常に困難です。自己判断で修復を試みると、データにさらなる損傷を与える危険性があります。特に、保存デバイスが物理的に損傷している場合、無理な操作はデータ消失を招く大きな要因となります。
データを安全に取り戻すためには、専門業者による診断と対応が不可欠です。当社では、46万件を超える相談対応実績(期間:2011年1月以降)を持ち、その豊富な経験と高度な技術力を活かして、お客様の大切なデータを守ります。
当社の初期診断では、専門技術者が最先端の機材を駆使して、保存デバイスやファイルの状態を徹底的に解析します。この診断により、問題の原因や範囲を正確に特定し、最適な復旧プランを提案。これにより、データ復旧の成功率を最大限まで高めます。
- 初期診断無料:費用の心配をせずに、まずは問題の原因を特定。
- 24時間365日対応:緊急のトラブルにも迅速に対応。
- 復旧実績91.5%(一部復旧を含む※):多くのケースで成功を収めた信頼の実績。
HDDのエラーやその他のトラブルでお困りの際は、ぜひ当社にご相談ください。迅速で正確な対応で、大切なデータを守るお手伝いをいたします。
少しでも不安を感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
「reboot and select proper boot device」エラーの対処法
「reboot and select proper boot device」エラーの対処法は下記の通りです。
①接続されている外付け機器を取り外す
起動時に外付けのUSBデバイスや他の外部ドライブが接続されていると、これが原因でブートエラーが発生することがあります。これらのデバイスを取り外した状態でPCを再起動し、問題が解消されるかを確認しましょう。
②起動モードが正しいか確認する
「reboot and select proper boot device」エラーは、パソコンが正しい起動デバイスを認識できていない場合に発生します。この問題を解決するには、BIOSの「Boot」メニューにある「Boot Mode」設定を確認することが重要です。
「Boot Mode」には「UEFI」と「Legacy」の2種類があり、システムのインストール形式に合わせたモードに設定する必要があります。設定が間違っている場合は、正しいモードに変更して保存し、再起動することでエラーが解消される可能性があります。
③BIOSをPC画面上で初期化する
BIOS内で起動順序が正しく設定されていない場合、システムがストレージデバイス(HDDやSSD)を認識できずエラーが発生します。この際、BIOSを初期化することによってデバイスの優先順位が工場出荷時の状態に戻り、適切なデバイスからの起動が可能になります。
BIOSを初期化する方法は次の通りです。
- パソコンを一度電源オフ
- 電源を入れ、F2キーを連打してBIOSセットアップに入る
- F9キーを押してデフォルト値の読み込みメッセージを表示
- 「Yes」を選択し、F10キーで変更を保存して再起動
ただし、物理的な故障や他のハードウェアに問題がある場合は、初期化だけでは解決できないこともあるため、さらなる診断が必要になることもあります。
当社は、46万件以上の相談実績(算出期間:2011年1月1日~)をもとに、豊富な経験と高い技術力を持つ専門アドバイザーが対応しています。この実績に裏打ちされた高いレベルのサービスを提供すると共に、手術室レベルの清潔さを保つ「クリーンルーム」や、7,000台以上のHDDドナーを活用した迅速なデータ復旧が可能です。24時間365日体制で電話受付や無料診断を行っていますので、突然のトラブルでも安心してご相談ください。
④Windows修復ツールでブートファイル(MBR)を修復する
「reboot and select proper boot device」エラーの際、Windowsインストールメディアで修復可能です。ただし、再インストールはデータ消去が伴うため、復旧希望の場合は専門業者に相談しましょう。
- インストールメディアを用意: Windowsのインストールメディア(USBまたはDVD)を準備。持っていない場合は、Microsoft公式サイトから作成ツールをダウンロード。
- BIOS/UEFI設定でブートオプションを変更: PCを再起動し、BIOSまたはUEFI設定に入り、インストールメディアから起動するように設定。
- インストールメディアから起動: 設定を保存し再起動、インストールメディアからの起動を指示するメッセージが表示されたら、指示に従う。
- Windowsセットアップ画面で「コンピュータを修復する」を選択: セットアップ画面が表示されたら、修復オプションを選ぶ。
- 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」を選択: 修復オプションの中から、コマンドプロンプトを選択。
- 「コマンドプロンプト」で以下のコマンドを実行
bootrec /fixmbr
bootrec /fixboot
bootrec /scanos
bootrec /rebuildbcd - PCを再起動: コマンドの実行が完了したら、PCを再起動。
この手順でブートに関連する問題を修復することができますが、それでも問題が解決しない場合は、ハードウェアの診断が必要になることがあります。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値91.5%※1」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※1(2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。)
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。