MicrosoftのWordを使用中こんな経験はありませんか?「誤って削除してしまった」、「未保存のまま閉じてしまった」、「別のファイルで保存してしまった」等々…。
今や誰もが使うツールの1つでもある「Word」ですがデータ保存に関してお困りの方も多いのではないでしょうか。
この記事ではそんなデータ保存トラブルの対処法ケースを別にご紹介します。
目次
Wordファイルの削除・上書き・未保存の復元方法
MicrosoftのWordを使用中誤ってファイルを削除してしまった、意図せず上書きが行われてしまったなどデータ紛失には様々なケースがあり、知識がない状態で自力で復旧させるのは困難です。操作に不安がある方は専門業者に問い合わせてみることをおすすめします。
データの紛失の復旧作業を行う際はケースごとで対処方法が異なります。まずはそれぞれのケースごとの対処法を紹介していきます。
また、仕事上での大事なデータを保存しており、確実にデータを復元させたい方はまず業者の無料相談を受けることをおすすめします。
Wordファイルを誤って上書き・削除してしまった場合の復元方法
誤って削除してしまったWordファイルはケースによっては自分で復元させることも可能です。
ここでは誤った上書き、削除に関して4つの復元方法をご紹介します。
Wordのバックアップファイルを検索する
Windows 10と11には、バックアップと復元という新機能があり、オプションにより、ユーザーはデータのバックアップが作成でき、必要な時にデータの復元ができます。
※ただし[バックアップと復元]から永久に削除してしまったファイルを回復するには、Windowsデバイスでその設定を有効にしておく必要があるのでご注意ください。
バックアップからの復元手順は以下の通りです。
- バックアップを保存する外付けメディアキャリアに主なデバイスを接続します
- [コントロールパネル] へ移動し、[システムとセキュリティ]を選択し、[バックアップと復元 (Windows 7)]オプションをクリックします
- [バックアップと復元]メニューで、[ファイルを復元]を選択すると、復元ウィザードが起動し、ファイルの回復が起動します
- [ファイルを復元]オプションが見つからなければ、[ファイルの復元元として別のバックアップを選択する]オプションへ移動します。 ウィザードが起動し、回復をアシストします。
バックアップと復元からの回復により、Windowsデバイス上のすべてのデータがバックアップ済みのデータと置き換えられます。
バージョンの管理機能を使う
バージョン管理機能を使った復元方法はWindowsパソコンとMacで方法が異なります。以下それぞれでの手順を解説しています。
- 事前に自動保存の設定を有効にしてから[ファイル]をクリックします。
- メニュー内の[オプション]をクリックしてWordのオプションウィンドウを開きます。
- 左メニューから[保存]をクリックし、[次の間隔で自動回復用データを保存する]にチェックと[分ごと]の設定を行い、[保存しないで終了する場合、最後に自動回復されたバージョンを残す]にもチェックを入れます。
- ファイルの入力画面で何かしらの入力を行い、変更を加えてから指定時間が過ぎた後に[ファイル]をクリックして[情報]を選択してから[バージョン履歴]をクリックします。
- バージョン履歴として更新した日時が表示されているので、データを戻したい日時のバージョンの[バージョンを開く]をクリックします。
- 開いたファイルの[復元]をクリックすると復元が完了します。
- 表示するファイルを開きます。
- Microsoft 365 for Macのタイトル バーでドキュメントの名前を選択し、「バージョン履歴の参照」を選択します。
- Office 2016または 2019 for Mac を使用している場合は「バージョン履歴の参照」を選択します。
- 別のウィンドウで開くバージョンを選択します。
システムイメージ回復から削除したWordドキュメントを回復する
システムイメージのバックアップで、Windows 10または11のOS全体をバックアップすることができます。ただし、この機能は1つのファイルやフォルダーのバックアップが出来ないので、必要に応じて個々のドキュメントを復元することはできません。
システムイメージの回復からドキュメントを回復するには下記の通りです。
- スタートメニューまたはWindows検索バーで[設定]と入力し、[設定]へ移動します。
- [更新とセキュリティ]をクリックします。
- 左のオプションリストから、[回復]をクリックします
- 開いているドキュメントやプログラムの進捗を保存します
- それから[今すぐ再起動]をクリックします。
- その後、オプション選択の画面に切り替わったら[トラブルシューティング] -> [詳細オプション] -> [その他の回復オプションを表示する] -> [イメージでシステムを回復]の順にクリックしていきます。
- システムイメージバックアップファイルのリストをブラウズし、削除済みドキュメントを含むシステムイメージを選択して、[次へ]をクリックします。
- 追加の復元オプションを選んで、[次へ]をクリックします
- すべてのシステムイメージプロパティをレビューして、[終了]をクリックし、復元処理を開始します
復元が完了すると、削除済みドキュメントが元の場所(または、復元設定で選んだ場所)に復元されます。
ファイル履歴から復元する
削除したファイルは、ファイル履歴からも復元可能です。ただし、この機能を利用するにはファイル履歴機能をオンにしておく必要があります。
万が一のためにオフになっている場合はオンにしておくことをおすすめします。(※環境によっては利用できない場合もあるため注意して下さい。)
ファイル履歴機能がオンになっておらずWordファイルを紛失してしまった場合は個人での復旧作業では復元できないこともあります。無理な操作を行ってデータの復元がこれ以上難しくなってしまう前に、一度データ復旧業者へ相談してみることをお勧めします。
Wordファイルの保存を忘れた場合の復元方法
ここからは、未保存におけるWordファイルのデータ復元方法を紹介します。
Word使用の際にデータ保存を忘れてしまった場合は以下の方法を試してみてください。
新規Wordファイルの保存を忘れた場合
Wordで新規の文書を作成中に保存を忘れてしまい未保存の状態のままWordファイルを閉じてしまったら以下の方法での復元を行ってみて下さい。
- [ファイル]タブをクリックし、左側で[情報]を選択します。
- [バージョンの管理]から[保存されていない文書の回復]をクリックします。
- 保存されていないファイルが一覧表示されたら、目的のファイルを選択し、[開く]ボタンをクリックします。
既存Wordファイルの上書き保存を忘れた場合
一度保存済みのファイルを編集したが編集部分の上書き保存を忘れてしまったときはここで紹介する方法で復元を行ってみて下さい。
- 該当ファイルを開き、「ファイル」-「情報」をクリックします。
- 「ドキュメントの管理」または「バージョン」の「保存しないで終了」または「自動保存」をクリックします。
- 「名前をつけて保存」(F12キー)でWord文書として保存します。
作業中のWordファイルを保存せずに終了した場合
強制終了してしまった場合はWordフォルダに.tmpファイルや.asdファイルとして残るため、ここから復元します。
- Wordを起動し「開く」をクリックします。
- C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Wordフォルダを開きます。
- 「ファイルの種類」を「すべてのファイル」に変更します。
- 「~WRA1010.asd」「~WRL3012.tmp」となっているファイルを開きます。
データ復元ソフトを使用した復元方法
ファイルの保存ミスや誤作動によって失ってしまったWordファイルは、データ復元ソフトを利用することで復元させることも可能です。
ただしデータ復元ソフトには復旧の不完全性があるため、文字化けや一部破損が生じる可能性があります。また物理的な故障には一切対応できないため、大事なデータが保存されている場合は専門業者に問い合わせることをおすすめします。
データ復元ソフト使用の際の注意点については以下を参考にしてみて下さい。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者として14年連続国内売上No.1」の実績を誇る信頼できる業者です。
一部復旧を含む復旧件数の割合は91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)を誇り、これまでに他社で復旧が難しいとされた機器についても、これまでに7,300件以上のご相談をいただいています。諦める前に、大切なデータを取り戻すチャンスをぜひデジタルデータリカバリーにお任せください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。