いつも使用しているパソコンを起動しようと思ったものの、なぜかWindows7起動しないことがあります。
突然Windows7が立ち上がらなくなった場合、どうすれば良いのでしょうか?
この記事ではWindows7が起動しない場合の対処方法について解説していきます。
Windowsが起動しない場合の全般的な原因と対処法を解説した記事はこちら
目次
Windows7のOSがうまく起動できていません!
Windows7が起動しないトラブル発生!予期せぬシャットダウン、急な電源断により発生しやすい障害ですが、何の前触れもなく発生するケースも多いです。
OS(Operating System)はコンピュータシステム全体を管理しています。管理部分に障害が発生している為、Windows 7のロゴ画面から先には進まないという状況に陥ります。
OS不良は論理障害の中では軽度な障害ですが、データを復旧しようと電源の入り切り操作などをする事で不良セクタの発生、磁気ヘッド障害などの重度障害に発展する危険があります。
Windows7のOSが起動できない主な原因は5つ!
Windows7のOSが起動できない主な原因は、以下の通りです。
【原因①】OSのプログラムに障害が発生
HDD内にはCドライブ、Dドライブといった具合に領域を分けてデータを保存できます。一般的にWindowsOSのデータはCドライブに保存され、Dドライブなどの各データへの読み書きはOSが指令を出します。このOSが異常を起こしているが為に、Dドライブなどに保存されているデータの読み書きまでもができない状態です。
【原因②】ファイルシステムに異常が発生
ファイルシステムはデータの位置情報、ファイルの種類、データサイズといった各データの情報を管理します。
Windows7で「自動修復」が実施されても状況が変わらないようならば、ファイルシステムにも異常が発生している可能性は高く、OSが見当たらないために起動できていない状態です。
Windows7の自動修復機能をむやみに行いつづけるとファイルシステムをより破損させる原因にもなりますので、注意が必要です。
【原因③】HDDまたはSSDの部品に異常が発生
ハードディスクがうまく読み込めないことでOSが起動することが出来ないことが考えられます。この場合、ハードディスクを読み込む磁気ヘッドと呼ばれる部品に異常が発生している可能性が高いです。
【原因④】HDDまたはSSDの劣化により読み込み不良が発生
通常使用時のOS起動とWindows7OSへのアップデートとではHDD内の読み書きする領域は異なります。
通常の使用時には読み込まない領域が実際には不良セクタになっており、アップデートの際に不良セクタを読み込もうとして何らかの異常を起こし、結果、中途半端なアップデートになってしまいOSが起動できなくなっている状態が考えられます。
原因③と④はHDD/SSDが物理的に破損しているため、一般的なツールやエラー修復機能では根本的に解決できません。メーカーでは交換しかできないため、中のデータが必要であれば、データ復旧業者に相談すると、古いOSからでも中のデータを取り出せる可能性があります。
パソコンのデータ復旧について詳しくはは以下の記事で解説しています。
【原因⑤】OS起動に必要なファイルの削除
OSが起動するためには、絶対に必要なファイルが数多く存在します。ユーザーは意識していないため不要なファイルだと思い、削除してしまっているケースは少なくありません。
Windows7へのアップデート後は、OSのデータ量が増え、Cドライブが増えるため、不要だと思われるファイルを安易に削除しがちです。こうなった場合、データを一度取り出した上で、OSを再インストールしなければならない状態です。
再起動・通電を続けると起こる3大致命傷とは?
エラーや障害が起きた状態で、通電や再起動を繰り返すと以下のような致命傷を負う可能性があります。
以下のような症状が起きてしまうと高い確率でデータが復旧出来なくなってしまいます。原因の追究や対処法の模索は電源を落としてからにしましょう。
また、データ復旧を確実に行うには高いスキルと設備が求められます。無作為な対処でデータが消えてしまう前に、無料電話相談・診断にて専門のアドバイザーに対処法を相談する事をお勧めします。
Windows7がロゴ画面で固まってしまったと感じたら、ただちに電源を落としましょう。
OSはコンピュータシステム全体を管理しています。その管理部分に障害が発生し、Windows 7のロゴ画面から先には進まないという状況に陥っている可能性が高いです。
OS不良は論理障害の中では軽度な障害ですが、不良が起こった状態で、再起動や電源の入切りを繰り返し行うと、新たな不良セクタを発生させたり、磁気ヘッド障害などに発展する危険性があります。
通電の継続や再起動の繰返しは最悪の場合データが消えてしまう可能性もありますので絶対に行わないでください。
日本で使われているデスクトップパソコンに組み込まれているOSは主にwindows・mac・Linuxの3つです。その内windowsは約90%のシェアを占めています。その為、復旧依頼も他のOSに比べると飛び抜けて多いです。
そのように需要が高いOSのデータ復旧を専任とし、多くのお客様が私のデータ復旧を必要としていると考えると、技術力の向上のための研究にも力が入りますし、それがバイタリティーにもなります。
自分の得意分野が社会貢献につながっていると思いながら、さらなる飛躍を目指し日々研究を行っています。
Windows7のOSが起動しない時の対処法
Windows7のOSが起動しない時に自力でできる対処法を紹介します。ただし、誤った方法をとってしまったり、HDDやSSDの部品が破損している場合にこれらの方法を実行すると、より障害を悪化させる恐れがあるため注意してください。
①詳細ブートオプションを起動させる
詳細ブートオプションとは、Windowsの起動方法を設定するメニューのことです。
意図的に詳細ブートオプションを起動させることによって、エラーに対処することができます。
- パソコンの電源を入れる
- Windowsが起動してからすぐにキーボードの「F8」キーを押し続ける
- 詳細ブートオプション画面が表示される
- 上部に詳細ブートオプションと表示されるので、方向キーを使って各オプションを選択する
②ファイルシステムエラーの修復を試す
まずは、ファイルシステムエラーの修復を試してみましょう。セーフモードでパソコンを起動させ、ファイルシステムエラーの自動修復を試します。
セーフモードとは、Windowsを実行させるのに必要な基本的なファイルとドライバーのみを起動させる方法です。
- 詳細ブートオプション画面を表示する
- 矢印キーを使用して「セーフモード」を選択しEnterキーで実行する
- セーフモード起動後「ローカル ディスク(C:)のプロパティ」を選択する
- 「ツール」タブの「チェックする」を選択する
- 「ファイル システム エラーを自動的に修復する」にチェックを入れて実行する
- 完了後、パソコンを再起動する
以上でセーフモードによる起動が行われ、ファイルシステムエラーが自動で修復されます。
この方法を試してもWindowsのロゴ画面から進まない場合、次に紹介する方法を試してみましょう。
③システムの復元を試す
システムの復元を実行することで、セーフモードで起動した後に前回正常に起動した時点に戻すことができます。
- 詳細ブートオプション画面を表示させる
- 矢印キーで「セーフモード」を選択し、Enterキーで実行する
- 起動後「スタート」を選択する
- 「すべてのプログラム」から「アクセサリ」→「システムツール」→「システムの復元」の順番に進む
- 「コンピューターを以前の状態に復元する」にチェックを入れて「次へ」を選択する
- カレンダーから復元するポイントを選んで選択する
- 画面の指示に従い、システムの復元を実行する
④スタートアップ修復を試す
スタートアップ修復とはWindows7に搭載されている、パソコンを起動する際の不具合を発見して修復してくれるツールです。
基本的には自動で起動しますが、自動で起動しない場合は次の手順で起動しましょう。
- 詳細ブートオプション画面を表示する
- 矢印キーで「コンピューターの修復」を選択してEnterキーで実行する
- 画面の指示に従い「システム回復オプション」を表示する
- 「スタートアップ修復」を選択する
- 処理完了が表示されたら「完了」を押して再起動する
エラー修復などを実行してもWindows7が起動しない場合、障害が深刻な可能性が高いです。パソコンが起動しない原因と対処法は、以下の記事で詳しく解説しています。
データが必要な場合は、データ復旧の専門業者に相談する
PCの中に失いたくない大切なデータがあれば、データ復旧の専門業者に相談することを強くおすすめします。データ復旧業者では、復元ソフトでは対応できない物理障害や、重度の論理障害からのデータ復元・復旧が可能です。
これまでの対処方法は、ごく「軽度の論理障害」しか対応できず、「中高度の論理障害」あるいは「経年劣化を含む物理障害」には対応できませんでした。
データ復旧業者では、PCに発生している症状を元にエンジニアによる正確な初期診断を行い、故障原因の特定が可能です。プロが対応するため、データ復旧に失敗するリスクを抑えることができます。
デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで、無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
はじめてのデータ復旧業者は【技術力の高さ】で選ぶ
データトラブルの際、一番頼りになるのがデータ復旧業者です。しかし、初めてデータ復旧業者に依頼するとなると、どこに依頼したらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
データ復旧業者を選ぶときの最大のポイントは、【技術力の高さ】です。
データ復旧は手術と同様、何度もできるものではありません。失敗してもやり直しがきくものではなく、繰り返すたびに復旧率が下がっていくので、最初の対応が復旧率を握るカギとなります。もし絶対に取り戻したい大切なデータがあれば、確かな技術力を持つ業者に依頼すべきでしょう。
技術力が高いデータ復旧業者を選ぶ3つのポイント
全国100社以上あるといわれるデータ復旧業者の中で技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントを解説します。おさえておくべきポイントはこちらです。
- POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
- POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
- POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
復旧実績や復旧率は、多くの場合、公式Webサイトで確認できます。特に実績が誰が見ても客観的に判断できる「数字」で明記されている企業は、信頼性が高いと言えます。
データ復旧業者の中には、明確な根拠数字を記載していないケースもあります。そのような業者は技術力を有していない可能性があるため、信頼できる業者とは言い難いです。
「国内最高レベル」など、曖昧な言葉のみで具体的な復旧実績について公開していない業者もあるため、過去の実績についてしっかり確認するようにしましょう。
POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
「メーカーや他のデータ復旧業者で復旧できなかった機器から復旧実績がある業者」は技術力が高いと言えます。官公庁、国立大学法人、上場企業の復旧件数が多い業者も、信頼がおけます。
データ復旧は、機器の種類や障害の程度によって難易度が異なります。業者によって対応できる障害レベルにも差があるため、技術力の低い業者に依頼すると、復旧に失敗するリスクがあります。
他社で復旧できなかった機器でも復旧実績のある業者は、高難度の障害に対応している、技術レベルの高い業者と言えます。
POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
データ復旧の業者の中には、自社で復旧作業を行なわず外注したり、自社内に専用設備を持たない業者も存在します。
そのような業者に依頼してしまうと、誤った処置が行われ、大切なデータを失う可能性があります。
復旧ラボを公開し、見学を受け付けている業者であれば、自社内できちんと復旧作業を行なっていることがわかるので安心です。
国内で復旧ラボを構えている業者は限られています。Webサイトの情報だけではわからないことも多く、実態を知るには直接ラボの様子を確認するのが一番安心です。
データ復旧は「デジタルデータリカバリー」にお任せください
当社はデータ復旧専門業者 14年連続データ復旧国内売上No.1(※)として多くのお客様に選ばれ続けています。そして技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントをすべて満たしており、自信を持ってデータ復旧の作業をさせていただきます。
※データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと
※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(集計期間:2007年~2020年)
- POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
- POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
- POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
当社はデータ復旧国内トップクラスの実績を誇っており、復旧率最高値 95.2%(※1)の技術力をもって、あらゆるメディアからのデータ復旧に対応しています。また、官公庁や国立大学法人・上場企業を含めた、日本中のお客様のデータの復旧に対応しており、累計41万件以上のご相談実績(※2)があります。
しかし残念ながら、データ復旧業者の中には技術力が低いにも関わらず、「我々は高い技術力を持っています」など、明確な数字を出さずに曖昧な表現をしている復旧業者が多数あります。そのような復旧業者は、実績が少なかったり、社内に専用設備を持っていない可能性が高いため、注意しましょう。
当社では、「本当に技術力の高い会社であれば、復旧率で明確な根拠を示すべき」と考え、つちかった技術力に自信があるからこそ、復旧実績や復旧率を公開しています。
POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
当社では、同業他社では復旧不可能とされた機器のご相談も7,000件以上(※3)対応しており、重度障害からのデータ復旧に多数成功しています。
技術力の高い業者ほど、他社で復旧不可能と判断された機器の復旧実績が高くなる傾向にあります。
当社は、他社様を上回る症例数を復旧しているからこそ、同業他社で復旧不可能な障害でも、当社で復旧が可能となっています。諦める前に、まずはご相談ください。
POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
当社は復旧ラボを公開し、見学を受け付けており、直接ラボの様子を確認していただけます。クリーンルームを含め、国内最大級の自社内復旧ラボで復旧作業を行っており、エンジニアの作業風景をWebサイトやSNSで発信しています。
大切なデータを預ける上で、その業者の実態が分からないと信用できませんよね?社内風景や、実際に復旧に携わるエンジニアの顔が見えることは、非常に重要な点と言えます。
データ復旧業者の中には、復旧ラボを社内に保有していなかったり、外注や、個人でも試せる復旧ソフトを使用するだけで、作業を行わない業者も存在します。Webサイト上に掲載している社内風景と、実態が異なる怪しい業者も少なくありません。セキュリティなどを理由に、実態を明かさない復旧業者は、怪しいと判断した方が良いでしょう。
※1:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数 (2017年12月~2024年6月の各月復旧率の最高値)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:期間:2016年6月1日〜
デジタルデータリカバリーが選ばれる理由について、詳しくはこちらで紹介しています。
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復旧~納品までの流れ
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。