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パソコン

BIOSが起動しない場合の原因と対処法とは?

BIOS(バイオス)は「Basic Input Output System」の略称でパソコンに実装されている様々なシステムの基軸になるものです。BIOSが起動できないエラーが発生しているとOSは起動できず、HDDへの読み取りなども行えません。

BIOSエラーが発生した場合、早めに原因を特定し、適切な対処を行うことが重要です。

BIOSが起動しない際に誤操作でデータを失わない為にも原因と対処法をご紹介します。

BIOS(Basic Input Output System)とは

BIOS(Basic Input Output System)とは、マザーボードに搭載されているプログラムで、パソコンの初期設定やハードウェアの制御を行います。

しかし、BIOSに不具合が発生すると、内蔵ストレージの読み取りができず、パソコンが起動しない状態になることがあります。

このような場合、自力での対応は困難です。誤操作でデータが消失するリスクが高まります。データを確実に復旧するにはデータ復旧専門業者に依頼することをおすすめします。

デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで365日24時間体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。

BIOSエラーの原因

BIOSエラーが発生すると、パソコンが正常に起動しなくなり、さまざまなトラブルの原因となります。BIOSエラーの原因を正確に特定し、適切な対処を行うことで、問題の解決を目指しましょう。BIOSエラー発生時の原因として挙げられるのが以下の通りです。

BIOS設定やバージョンの問題

不適切な設定や古いBIOSバージョンが、起動やシステムの安定性に影響を与えることがあります。

ハードウェアの不具合(メモリ、グラフィックボードなど)

メモリやグラフィックボードなどのハードウェアの不具合が、BIOSエラーやシステムの起動問題を引き起こす可能性があります。

電源や接続の問題(マザーボードの電池切れ、ケーブルの接続不良)

マザーボードの電池切れや内部ケーブルの接続不良が、BIOSエラーの原因になることがあります。

BIOSハードウェアの破損や故障

BIOSチップ自体の物理的な故障や破損が、正常な起動を妨げることがあります。

これらの手順を試しても問題が解決しない場合、ハードディスクやSSDに問題がある可能性も考えられますので、データ復旧専門業者に相談することをおすすめします。


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BIOSエラー発生時の対処法

BIOSエラーの対処法は次の通りです。

なお、この記事の対処法で問題が解決しない場合、深刻なシステムエラーが疑われます。この場合は、データの要不要に応じて専門家に相談することを強くおすすめします。

外部機器の取り外し

外部機器の取り外しを行うことで、パソコンが起動時に外部デバイスを誤って検出し、エラーを引き起こす可能性を防ぎます。

USBメモリや外付けHDD、CD/DVDなどのすべての外部機器を一旦取り外すことで、システムが内部ストレージを優先して起動できるようにします。

外部機器の取り外し手順
  1. パソコンの電源を完全に切ります。
  2. USBメモリ、外付けHDD、CD/DVDなどすべての外部機器を取り外します。
  3. パソコンの電源を入れて再起動し、問題が解決したか確認します。

BIOS設定の確認と修正

BIOS設定の確認と修正を行うことで、起動デバイスの順序や設定を見直し、OSが正常に起動するように設定を修正します。

誤った設定が原因で起動しない場合は、BIOS設定を初期化することも有効です。

BIOS設定の確認と修正手順
  1. パソコンを再起動し、起動時に「F2」や「DEL」キーを押してBIOS設定画面に入ります。
  2. 「Boot」メニューに移動し、起動デバイスの順序が正しく設定されているか確認します。
  3. 必要に応じて設定を変更し、保存してBIOS設定を終了します。

Windowsの修復

Windowsの修復を行うことで、スタートアップの問題やシステムの不具合を修正できます。スタートアップ修復はWindowsが正常に起動するために必要なファイルを自動的に修復する機能です。

Windowsの修復手順
  1. Windowsのインストールメディアを使用してパソコンを起動します。
  2. 「コンピューターを修復する」を選択し、「トラブルシューティング」から「スタートアップ修復」を選びます。
  3. 修復が完了したら、パソコンを再起動して問題が解決したか確認します。

ただしWindowsのインストールメディアを使用してパソコンを起動する際には、データ消失のリスクが伴うことに注意が必要です。

万が一データを失うと、後から復旧するのが難しくなるため、慎重に作業を進めるようにしてください。また、不安な場合は専門家に相談することを検討しましょう。

ハードウェアの確認

ハードウェアの確認を行うことで、HDDやSSDの接続状況やBIOSがハードディスクを正しく認識しているか確認します。

これにより、物理的な接続不良やデバイスの故障が原因である場合に対処できます。

ハードウェアの確認手順
  1. パソコンの電源を切り、ケースを開けてHDD/SSDの接続を確認します。
  2. ケーブルがしっかり接続されているかを確認し、緩みがある場合は再接続します。
  3. パソコンを再起動し、BIOS設定画面でハードディスクが認識されているか確認します。

 

コマンドプロンプトを使用した修復

高度な対処法として、コマンドプロンプトを使用した修復を行います。MBR(マスターブートレコード)やBCD(ブート構成データ)に問題がある場合、これらを修復することでパソコンの起動を正常化することができます。

コマンドプロンプトを使用した修復手順
  1. Windowsのインストールメディアからパソコンを起動し、「コンピューターを修復する」を選択します。
  2. 「トラブルシューティング」から「コマンドプロンプト」を選びます。
  3. 「bootrec /fixmbr」と入力してEnterキーを押し、MBRを修復します。
  4. 続けて「bootrec /fixboot」と入力し、Enterキーを押してBCDを修復します。
  5. 修復が完了したらコマンドプロンプトを終了し、パソコンを再起動します。

 

データが必要な場合は、データ復旧の専門業者に相談する

パソコンが起動しない場合、データを優先するか、PCの起動や使用を優先するかで対応方法が異なります。

パソコンの起動・使用を優先する場合

パソコンの使用を優先したい場合は、メーカーや修理業者に依頼しましょう。彼らは故障した部品を交換または修理し、パソコンを正常に起動させることができます。

ただし、修理の過程でHDDの交換やデータの初期化が行われることが多いため、データが消失するリスクがある点に注意が必要です。

パソコン内のデータを優先する場合

データを優先したい場合は、データ復旧業者に相談することをおすすめします。データ復旧業者は、故障原因を正確に特定し、安全かつ高確率でデータを復旧するための対処を行います。これにより、パソコンを使用するよりもデータを優先して取り出すことが可能です。

物理障害の場合

物理障害が発生している場合、HDD内部の部品交換などの作業が必要です。HDDは非常に繊細で、チリやホコリが筐体内に入るだけで故障の原因となります。

当社では、物理障害と診断された場合、無菌手術室に匹敵するクラス100のクリーンルームで、特殊な作業服を着用した技術員が復旧作業を行います。また、豊富な部品在庫の中から最適なものを選び、熟練の技術員が的確に対処します。

論理障害の場合

論理障害では、OSを介して初めてデータが読み込めますが、MBRが正常であれば、OSに異常があってもデータ領域を認識し、安全にデータを抽出できます。もしMBRに異常がある場合は、まずその異常を修復した上でデータの抽出を行います。

データ復旧業者では、PCに発生している症状を元にエンジニアによる正確な初期診断を行い、故障原因の特定が可能です。プロが対応するため、データ復旧に失敗するリスクを抑えることができます。

デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで、無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。

この記事を書いた人


デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。

 

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