パソコンがスリープ状態から復帰しない場合、ソフトウェアの設定やハードウェアの不具合が原因となっている可能性があります。スリープからの復帰トラブルを放置すると、最悪の場合、システムの破損やデータ消失につながることもあります。
目次
パソコンがスリープ状態から立ち上がらない原因と対処法
パソコンがスリープ状態から復帰しない場合、ソフトウェアの設定やハードウェアの不具合が原因となっている可能性があります。スリープからの復帰トラブルを放置すると、最悪の場合、システムの破損やデータ消失につながることもあります。
以下に、考えられる主な原因を紹介します。
アプリケーションの干渉
一部のアプリケーションがスリープの動作に干渉し、正常に復帰できない原因となることがあります。特にバックグラウンドで動作するセキュリティソフトや監視ツールが影響を与えることがあります。
周辺機器の問題
USB機器（マウス、キーボード、外付けHDD、プリンターなど）がスリープからの復帰を妨げる場合があります。特に古い周辺機器や非互換のデバイスが接続されていると、パソコンがスリープから正常に戻れないことがあります。
ドライバーの不具合
ディスプレイアダプターやチップセットのドライバーが古い、または破損していると、スリープ復帰に影響を与える可能性があります。特に、グラフィックカードのドライバーが適切に機能していないと、画面が真っ暗なままになることがあります。
システムの更新不足
Windowsの更新が適用されていないと、スリープ復帰時の不具合が発生することがあります。特に、新しいアップデートで修正されたバグが含まれている場合、古いバージョンを使用していると問題が続く可能性があります。
電源設定の問題
電源管理の設定によっては、スリープ復帰時に電力が適切に供給されず、システムが正常に戻らないことがあります。特に、「高速スタートアップ」や「ハイブリッドスリープ」 の設定が原因になる場合があります。
ハードウェアの故障
メモリ、マザーボード、ストレージ（HDDやSSD）などのハードウェアが故障している場合、スリープからの復帰ができなくなることがあります。特に、スリープ復帰時にブルースクリーンが発生する、異音がする、電源が入らない などの症状がある場合は、ハードウェアの故障を疑う必要があります。
特に、大切なデータにアクセスできなくなった場合は、自己判断での対処を続けるのではなく、専門業者に相談することをおすすめします。
- 国内最大級のデータ復旧ラボを完備
- 46万件以上の相談実績（期間：2011年1月以降）
- 官公庁・大企業からの依頼実績あり
- 無料の初期診断＆24時間365日対応
データにアクセスできなくなったり、エラーが繰り返し発生する場合は、お早めに専門家へご相談ください。スリープ復帰の不具合が続く場合、ハードウェア故障の可能性があります。自己判断での対応はデータ消失リスクを高めるため、専門業者の診断が重要です。
当社ではデータ復旧の無料診断を行っています。データトラブルでお困りの方は、お気軽にご相談ください。24時間365日受付で早期復旧が可能です。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」（算出期間：2011年1月1日～）を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
スリープから復帰しない場合の対処法
以下の方法を試すことで、多くの場合スリープ復帰の問題を解決できます。
強制終了と再起動
パソコンがスリープから復帰しない場合、まずは強制終了して再起動を試します。これにより、一時的なシステムの不具合が解消されることがあります。
- 電源ボタンを10秒以上長押しし、完全に電源を切る。
- 数秒待ってから、電源ボタンを押して再起動する。
- スリープ復帰が正常に行われるか確認する。
周辺機器の取り外し
USB機器や外部ディスプレイがスリープ復帰を妨げる場合があります。すべての周辺機器を取り外し、問題が解決するか確認します。
- パソコンの電源を切る。
- USB機器（マウス、キーボード、外付けHDD、プリンターなど）をすべて取り外す。
- 電源を入れ、スリープ復帰が正常に行われるか確認する。
ドライバーの更新
古いドライバーがスリープ復帰の妨げになることがあります。特に、グラフィックドライバーやチップセットドライバーの更新を行います。
- 「Windowsキー + X」を押し、「デバイスマネージャー」を開く。
- 「ディスプレイアダプター」を展開し、使用しているグラフィックドライバーを右クリックする。
- 「ドライバーの更新」→「自動的に検索」を選択し、最新のドライバーに更新する。
- チップセットドライバーも同様に更新する。
Windows Updateの実行
最新のWindows Updateを適用することで、スリープ復帰の問題が解決することがあります。
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」を開く。
- 「更新プログラムのチェック」をクリックし、最新の更新をインストールする。
- 再起動後、スリープ復帰が正常に行われるか確認する。
電源設定の確認
スリープ関連の設定が適切でない場合、正常に復帰できないことがあります。
- 「設定」→「システム」→「電源とスリープ」を開く。
- 「追加の電源設定」→「電源プランの変更」を選択する。
- 「詳細な電源設定の変更」から「スリープ」関連の設定を見直す。
放電処理を行う
内部に帯電していると、スリープ復帰時に問題が発生することがあります。
- 電源を切り、バッテリーを取り外す（取り外せる場合）。
- 電源ボタンを30秒間長押しする。
- バッテリーを戻し、電源を入れる。
BIOSの更新と設定確認
古いBIOSが原因でスリープ復帰できない場合があります。
- メーカーの公式サイトから最新のBIOSをダウンロードする。
- 指示に従いBIOSを更新する（慎重に実行）。
クリーンブートを実行する
不要なプログラムがスリープ復帰を妨げている場合、クリーンブートを行うことで、問題の原因となっているソフトウェアを特定 できます。クリーンブートでは、Windowsの最小限のサービスとドライバーだけを有効にし、不要なプログラムを無効化します。
- 「Windowsキー + R」を押し、「msconfig」と入力してEnterキーを押す。
- 「システム構成」ウィンドウが開いたら、「サービス」タブをクリックする。
- 「Microsoftのサービスをすべて隠す」にチェックを入れ、「すべて無効」をクリック。
- 「スタートアップ」タブに移動し、「タスクマネージャーを開く」をクリック。
- タスクマネージャーで、不要なスタートアッププログラムをすべて無効 にする。
- 「OK」をクリックし、パソコンを再起動する。
クリーンブート後にスリープ復帰が正常に動作すれば、無効化したプログラムの中に問題の原因がある 可能性があります。必要なプログラムを1つずつ有効化し、問題の発生するアプリを特定してください。
システムファイルの修復
破損したシステムファイルを修復することで、スリープ復帰の問題を解決できます。
- 「Windowsキー + X」を押し、「Windowsターミナル（管理者）」を開く。
- 「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押す。
- 処理が完了するまで待ち、PCを再起動する。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2％」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」（算出期間：2011年1月1日～）を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付：0:00～24:00 （24時間対応）
電話番号：0800-333-6302
来社受付：9:30～21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
