突然、SurfaceがUEFIで起動しなくなり、大切なデータが消えてしまうかもしれない…そんな不安を抱えている方は少なくないはずです。
システムの起動不良は放っておくと、最悪の場合、データが完全に消失してしまうリスクもあります。そこで本記事では、UEFI起動のトラブルが発生する原因をわかりやすく解説し、誰でもできる対処法をステップバイステップでご紹介します。
初心者でも安心して試せるよう、各手順を丁寧に説明しているので、ぜひ参考にしてください。また、ハードウェアに問題がある場合は、データ復旧業者への相談も検討し、確実にデータを守る方法を選びましょう。
目次
SurfaceがUEFIで起動しない原因
この問題が発生する理由には、さまざまな原因が考えられます。以下に代表的な原因を挙げ、それぞれをわかりやすく説明します。
UEFI設定の不備
UEFI設定が正しく構成されていない場合、Surfaceは正常に起動しないことがあります。特に、起動順序やドライブの設定が誤っていると、このような問題が発生しやすいです。
ファームウェアの不具合
Surfaceのファームウェアが古い場合や不具合がある場合、UEFI起動が妨げられることがあります。ファームウェアの更新が正常に行われていない場合、この問題が発生する可能性が高まります。
セキュアブートの設定
セキュアブート機能は、Windowsのセキュリティを高める一方で、誤設定によって起動が妨げられる場合があります。セキュアブートが原因でUEFIが正常に動作しないこともあるため、設定を確認する必要があります。
リカバリー領域の破損
Surfaceにはリカバリー領域が内蔵されていますが、この領域が破損すると、UEFI起動ができなくなります。リカバリー領域が正常でない場合、通常の起動手順では回復できない可能性があります。
バッテリー関連の問題
バッテリーが不安定な状態であったり、電源供給が正しく行われていないと、SurfaceがUEFIから正常に起動しないことがあります。特にバッテリーが劣化している場合は、起動が難しいことが多いです。
ハードウェアの故障
メモリやSSDといったハードウェアが故障している場合も、UEFI起動に問題が発生します。ハードウェアの問題が原因であれば、自力での解決が難しいため、専門業者による診断と修理が必要です。
SurfaceがUEFIで起動しない場合の対処法
このエラーに直面した場合、下記の対処法を試してください。
ハードリセットを実行する
強制的にSurfaceを再起動させることで、システムの一時的な不具合を解消できる可能性があります。
- 電源ボタンを20秒以上長押しし、Surfaceを強制シャットダウンします。
- シャットダウンが完了したら、再度電源ボタンを押してSurfaceを起動させます。
- UEFI画面が表示されるか確認します。
バッテリーを完全に放電させる
バッテリーを放電することで、電源関連の問題をリセットし、正常な起動ができるように試みます。
- SurfaceのACアダプターを取り外します。
- 電源ボタンを数秒間押し続け、内部に残った電気を放電します。
- 再度ACアダプターを接続し、電源ボタンを押して起動します。
UEFI設定をリセットする
UEFI設定を初期化することで、誤設定が原因で起動できない場合に対応します。
- 電源ボタンと音量アップボタンを同時に押し続けます。
- Surfaceロゴが表示されたら、両方のボタンを離します。
- UEFI画面にアクセスしたら、設定をデフォルトにリセットします。
セキュアブートを無効にする
セキュアブートが有効になっていると一部のデバイスで起動が妨げられることがあるため、これを無効化します。
- UEFI画面で「セキュリティ」タブに移動します。
- 「セキュアブート」設定を無効に変更します。
- 設定を保存して、Surfaceを再起動します。
リカバリーUSBドライブを使用する
Windowsの再インストールを通じて、システムの問題を解消します。この手順は、Microsoft公式サイトからリカバリーイメージをダウンロードすることが必要です。
- Microsoftの公式サイトからリカバリーイメージをダウンロードします。
- USBドライブにリカバリーイメージを展開します。
- USBドライブをSurfaceに接続し、UEFI設定でUSBからの起動を設定します。
- リカバリーメニューからWindowsの再インストールを実行します。
ハードウェアを診断する
SSDやメモリに問題がある場合、自力での対応は難しいため、データ復旧業者に相談することをお勧めします。
- 起動できない場合は、Surfaceを電源オフにします。
- Microsoft公式サポートに連絡し、ハードウェア診断を依頼します。
- 専門業者が必要な場合、データ復旧業者に相談して修理を行います。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ消失のリスクを最小限に抑え、確実にデータを取り出すためには、自己診断や修復を試みず、速やかに専門家に相談することが重要です。専門家は適切な診断ツールと経験を持っており、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。
特に重要なデータが含まれている場合は、データ復旧の専門家に相談することが最も安全で確実な方法です。データ復旧業者では、機器に発生している症状をもとにエンジニアが正確な初期診断を行い、故障原因を特定することが可能です。プロが対応するため、データ復旧に失敗するリスクを抑えることができます。
デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
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よくある質問
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。