Surfaceを使っている最中に突然動かなくなったり、起動しなくなったりした経験はありませんか？仕事や大切なデータが入っているのにアクセスできなくなると、非常に困りますよね。

「Surfaceが故障してしまった」「データを取り出したいけれど、どうすればいいかわからない」といった場合でも、方法を正しく選べば、大切なデータを救出できる可能性があります。

この記事では、データが取り出せない原因を確認し、Surfaceのデータを取り出す方法を詳しく解説します。

Surfaceのデータを取り出せない原因

Surfaceのデータを取り出せない症状として、代表的な例がいくつか考えられます。どのような状態かを見極めて、適切な対処法を選びましょう。

システムが起動しない

電源は入るものの、Surfaceのロゴ画面から進まない、またはブルースクリーンが表示される場合、OSが正常に動作していない可能性があります。

Windowsの破損やエラー

Windowsアップデートの失敗やシステムファイルの破損によって、起動できなくなることがあります。この場合、データ自体は問題なく保存されている可能性があります。

BitLockerによる暗号化

SurfaceのストレージはデフォルトでBitLockerという暗号化が有効になっています。これにより、通常の手順ではデータにアクセスできず、回復キーが必要になることがあります。

ハードウェアの損傷

経年劣化や落下による物理的な故障が原因で、機器やSSD自体が壊れていると、データの取り出しが難しくなります。

特に、SSDが物理的に故障している場合は、専門的な知識と技術、設備を要し、自己対処はほとんど不可能なため、データ復旧の専門業者に依頼する必要があります。

データの読み書きができない、経年劣化などでSSDの物理故障が考えられる場合は、専門業者への依頼を検討しましょう。

Surfaceのデータを取り出す方法

Surfaceのデータを取り出す方法は、状況によって異なります。以下の方法を試してみてください。

外付けストレージにバックアップする

Surfaceが正常に起動する場合は、外付けHDDやUSBメモリにデータをバックアップするのが最も簡単な方法です。

Windowsの「バックアップと復元」を利用する

Windowsには「バックアップと復元」という機能があり、過去にバックアップを取っていればそこからデータを復元できます。

Surfaceが起動する場合は、この方法でデータの復元を試してみましょう。

セーフモードで起動しデータを移行する

通常起動できなくても、セーフモードで立ち上げることでデータを取り出せる場合があります。

セーフモードでは不要なプロセスを省略して起動するため、一時的なシステムエラーの影響を受けずにデータを取り出せることがあります。

USB回復ドライブを使ってデータを救出する

Surfaceが通常起動できない場合、USB回復ドライブを使用してシステムを立ち上げ、データを救出する方法があります。

あらかじめ回復ドライブを作成していないとこの方法は使えませんが、事前に作成済みであれば試すことをおすすめします。

データ復旧ソフトを活用する

Surfaceが起動しない場合や、削除してしまったデータを復元したい場合は、データ復旧ソフトを使用することで、ファイルを復元できる可能性があります。

しかし、確実に全てのデータを復元できるとは限りません。機器への負担が高い操作になるため、物理的に故障したSSDに使用すると状態が悪化し、作業中に全てのデータを消失する恐れがあります。

重要なデータを保存している場合は、ソフトの使用は控え、専門業者に相談することをおすすめします。

データ復旧業者に相談する

上記の方法を試してもデータを取り出せない場合、SSDの物理的な故障や深刻なエラーが原因かもしれません。

SurfaceのSSDは基板に直接実装されているため、一般的なパソコンのように簡単に取り外すことができません。このような場合は、自力での復旧が難しいため、データ復旧業者に相談するのが最も安全な選択です。

確実に取り出したいデータがある場合は、無料初期診断を利用して、依頼を検討することをおすすめします。