パソコンにUSBデバイスや周辺機器を接続した際に「不明なデバイスが接続されました」と表示されることがあります。このメッセージは、何らかの原因でデバイスが正しく認識されなかった場合に表示されるエラーメッセージです。
この記事では、データ復旧の専門家として、詳細な原因とそれに対する具体的な対処法を詳しく解説します。場合によっては自力での対処が難しくデータ消失のリスクに直面していることもあり得るため、重要なデータを保存している場合はデータ復旧業者に相談することも検討しておきましょう。
目次
不明なデバイスエラーの原因
不明なデバイスエラーが発生する原因は多岐にわたりますが、主に次のようなものが考えられます。
ドライバのインストール不備や更新不足
不明なデバイスエラーの最も一般的な原因は、接続されたデバイスのドライバが正しくインストールされていないか、最新の状態でないことです。特に新しいデバイスを接続した場合、またはWindowsの更新後にこの問題が発生することがよくあります。ドライバが破損しているか、互換性の問題がある場合にもエラーが発生します。
USBポートの故障や接触不良
接続に使用しているUSBポート自体に問題がある場合、デバイスが正しく認識されず、エラーが発生します。USBポートの物理的な損傷や、接触が不十分な場合にこの問題が起きることが多いです。
接続しているデバイスの故障
デバイス自体に問題がある場合も、不明なデバイスとして認識されます。例えば、接続ケーブルやデバイスの内部が故障している場合には、正常に動作しないため、このエラーメッセージが表示されます。
互換性の問題
接続されたデバイスがパソコンやオペレーティングシステム（OS）と互換性がない場合、正常に認識されず、不明なデバイスとして表示されることがあります。特に古いデバイスを新しいPCやOSに接続した場合、ドライバが対応していないことが原因となる場合があります。
PC側のハードウェア問題
パソコン自体に問題がある場合、デバイスを正しく認識できないことがあります。
HDDが物理的に故障することでエラーが生じるがあります。物理的な故障は衝撃や加熱のほかに経年劣化によっても生じます。たとえ心当たりがなくとも故障が生じている可能性は十二分にあるということを理解しておく必要があります。加えて、物理的な故障からの復旧には専門的な知識と特殊な設備を要するため、原則個人での対応は不可能です。大事なデータが保存されている場合は専門業者に問い合わせることをおすすめします。
デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が46万件以上の相談実績（算出期間：2011年1月1日～）をもとに「初期診断」を行い、障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
また、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。 まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
「不明なデバイス」エラーの対処法
このエラーが発生した場合、以下の対処法を試してください。
ドライバの再インストール
ドライバに問題がある場合、デバイスマネージャーでデバイスを削除し、再インストールすることで問題が解決することが多いです。
- デバイスマネージャーを開く
- 「不明なデバイス」を右クリックし、「アンインストール」を選択
- PCを再起動し、再度デバイスを接続
- 自動的にドライバがインストールされるか確認
- 自動でインストールされない場合、デバイスメーカーのウェブサイトから最新のドライバをダウンロードして手動でインストール
USBポートの変更
USBポート自体に問題がある場合、別のUSBポートにデバイスを接続することで問題が解決することがあります。
- 現在のUSBポートからデバイスを取り外す
- 別のUSBポートに接続
- デバイスが正しく認識されるか確認
デバイスの動作確認
デバイス自体に問題がある場合、別のPCでデバイスを接続して動作確認を行うことが必要です。
- デバイスを別のPCに接続
- 別のPCでデバイスが正常に動作するか確認
- 動作しない場合、デバイス自体が故障している可能性が高い
互換性の確認
デバイスがPCやOSと互換性がない場合、エラーが発生することがあります。この場合、デバイスの互換性を確認し、必要であれば互換性のあるドライバやアダプタを使用してください。
- デバイスメーカーのウェブサイトで互換性情報を確認
- 互換性のあるドライバがある場合、ダウンロードしてインストール
- 専用アダプタが必要な場合、購入して接続
システムの復元
最近行ったシステムの変更が原因でエラーが発生している場合、システムの復元を試すことも有効です。特に、Windowsのアップデート後に問題が発生した場合には、復元ポイントを利用して元に戻すことで解決することがあります。
- 「スタートメニュー」を開く
- 「システムの復元」を検索して実行
- 復元ポイントを選択し、システムを元の状態に戻す
- PCを再起動し、問題が解決したか確認
システムの復元が有効な理由は、システムの復元ポイントが、システムファイルや設定、レジストリ、インストールされたプログラムの状態を、特定の過去の状態に戻す機能だからです。これにより、システムに変更を加える前の安定した状態に戻すことが可能です。
ただし復元ポイントが残っていなかった場合やこれまでの対処法で解決できなかった場合はデータ復旧業者に依頼することをおすすめします。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
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よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
