ブルースクリーンは、Windowsがシステムの深刻な問題を検出した際に表示される警告画面です。突然この画面が表示されると驚いてしまいますが、原因を調査し適切な対処をすることで、ほとんどの場合は解決可能です。
本記事では、Windows 11でブルースクリーンエラーが発生した際の具体的な対処方法を詳しく解説します。お役立てください。
Windowsが起動しない場合の全般的な原因と対処法を解説した記事はこちら
目次
ブルースクリーンとは
ブルースクリーンは、WindowsOSが深刻なエラーを検出し、システムを停止して修復が必要な状態であることを通知するエラーメッセージです。
このブルースクリーンには、白い文字でエラーメッセージやエラーコードが表示されます。このエラーコードやメッセージを参考にすることで、問題の原因を特定し、適切な修正方法を見つけることが可能です。
ブルースクリーンが表示される主な原因は以下の通りです。
- ハードウェアの問題:メモリ、ハードディスク、マザーボードなどの故障や互換性の問題が含まれます。
- デバイスドライバの問題:不適切または古いドライバが原因でエラーが発生することがあります。
- ソフトウェアの問題:システムファイルの破損や特定のアプリケーションのバグが原因となります。
特に注意が必要なのは、内蔵ストレージ(HDD/SSD)の物理的な障害です。
ストレージは使用年数が経つにつれて劣化し、また落下や衝撃によって物理的に損傷することがあり、エラーが発生することが多いです。保証期間内であればメーカーや修理業者に依頼することができますが、これらの業者に依頼するとデータが失われるリスクがあります。
自力での復旧はさらに状況を悪化させる可能性があるため、専門のデータ復旧サービスを利用するのが最善です。
デジタルデータリカバリーでは、経験豊富なエンジニアと、累計41万件以上のご相談実績(*期間:2011年1月1日以降)から算出されたデータをもとに、他社様でデータ復旧不可能とされた機器でも、経験豊富なエンジニアが、高い精度での復旧を実現しています。
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データ復旧の鍵を握る「初期診断」とは
データ復旧は手術と同様、何度もできるものではありません。最初の対応が復旧率を握ります。このとき「初期診断」が重要です。
初期診断は、障害の原因や種別を特定し、適切な復旧方法を選ぶ工程ですが、豊富な経験と高い復旧率を持つ業者は、初期診断の精度が高く、適切な復旧作業を行うことが出来ます。
当社では、経験豊富な技術者が機器を開けずに「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、41万件以上の相談経験(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
機器別エンジニアによる、無料の初期診断も行っていますので、お気軽にご相談ください。365日24時間体制で電話受付を行っており、今後の対応方法を無料でご案内いたします。
Windows11のブルースクリーンの直し方
Windows11のブルースクリーンの直し方は次の通りです
①接続されているハードウェアをすべて取り外す
外部ハードウェアデバイスがWindows 11のブルースクリーンの原因となることがあります。これは、新しく接続されたデバイスがシステムに互換性のないドライバを持っている場合や、デバイスそのものに問題がある場合です。
したがって、まず最初にこれらのデバイスを取り外し、PCを再起動してブルースクリーンが発生しないか確認します。
- 最初に、PCの電源を切ります。
- 次に、外部に接続されているすべてのハードウェアデバイス(USBドライブ、プリンター、外付けハードドライブなど)を取り外します。
- その後、PCの電源を再度入れ、問題が解決されたかを確認します。
もしこれで問題が解決した場合、取り外したデバイスのドライバを更新するか、別のデバイスに交換することを検討してください。
②メモリ診断ツールを実行する
ブルースクリーンの原因がメモリの問題である場合があります。Windowsには内蔵のメモリ診断ツールがあり、これを使用してメモリの問題を特定することができます。
- Windowsキーを押して「Windowsメモリ診断」と入力し、表示された結果をクリックします。
- 「今すぐ再起動して問題を確認する(推奨)」を選択します。
- PCが再起動し、メモリ診断ツールが自動的に実行され、エラーが検出された場合はその内容が表示されます。
このツールはPCを再起動し、メモリのエラーをスキャンします。エラーが検出された場合、その内容に応じてメモリを交換するか、データの要不要に応じてデータ復旧の専門業者まで対応を依頼することを検討してください。
③マルウェアをスキャンする
マルウェアがシステムに侵入すると、システムファイルを破壊したり、重要な設定を変更したりしてブルースクリーンを引き起こすことがあります。
信頼性のあるウイルス対策ソフトウェアを使用してシステム全体をスキャンし、潜在的な脅威を検出し、削除または隔離することが重要です。
- 信頼できるウイルス対策ソフトウェアを起動します。
- フルシステムスキャンを選択し、スキャンを開始します。
- スキャンが完了したら、検出された脅威を削除または隔離します。
PCのウイルスやマルウェアが原因の場合、これによりシステムの安全性が確保され、ブルースクリーンの発生を防ぐことができます。
④システムドライバを更新する
古いまたは互換性のないドライバはブルースクリーンの原因となることがあります。デバイスマネージャーを使用してドライバを更新することで、問題を解決することができます。
- Windowsキーを押し、「デバイスマネージャー」と入力して起動します。
- 問題のあるデバイスを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
- 「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」を選択し、更新が完了するのを待ちます。
最新のドライバをインストールすることで、システムの安定性が向上し、ブルースクリーンの発生を防ぐことができます。
また、特定のデバイスに問題がある場合は、そのデバイスの製造元の公式サイトから最新のドライバをダウンロードしてインストールすることも検討してください。
⑤SFCスキャンを実行する
システムファイルチェッカー(SFC)は、Windowsのシステムファイルをスキャンし、破損または欠落しているファイルを修復するツールです。このツールを使用することで、システムファイルの問題が原因で発生するブルースクリーンを修正することができます。
- Windowsキーを押し、「cmd」と入力し、表示された「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
- コマンドプロンプトで「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。
- スキャンが完了するまで待ち、エラーが修正されたか確認します。
スキャンが完了すると、破損したファイルが自動的に修復され、システムの安定性が向上します。
⑥システムの復元を実行する
システムの復元は、PCを以前の正常な状態に戻す機能です。ブルースクリーンが発生する前の復元ポイントを選択してシステムを復元することで、最近の変更によって引き起こされた問題を解決することができます。
- Windowsキーを押し、「システムの復元」と入力して起動します。
- 「システムファイルと設定の復元」を選択し、「次へ」をクリックします。
- 適切な復元ポイントを選択し、「完了」をクリックして復元を開始します。
システムの復元を実行するには、システムの復元ツールを起動し、指示に従って適切な復元ポイントを選択します。
復元が完了すると、PCは選択した復元ポイントの時点の状態に戻り、ブルースクリーンの問題が解決される可能性があります。
⑦Windowsを再インストールする
上記の解決策がどれも機能しない場合は、Windows 11 を再インストールする必要がある可能性があります。これによりすべてのデータと設定が消去されるため、続行する前に重要なファイルを必ずバックアップしてください。再インストール後、システムは新しい状態に戻り、BSODの問題が解決される可能性があります。
- 重要なファイルをバックアップします。
- Windows 11 のインストールメディアを用意します。
- インストールメディアからPCを再起動します。
- Windowsのインストールプロセスを開始し、設定を選択します。
- Windowsをインストールするドライブを選択し、インストールを開始します。
- インストールが完了したら、初期設定を行います。
- 必要なドライバやソフトウェアをインストールします。
再インストール後は、最新の更新プログラムを適用し、システムが正常に動作するか確認します。ただしWindows 11 の再インストールを行うと、すべての個人用ファイル、アプリ設定が削除されます。再インストール前に必ずバックアップを取り、バックアップを取ることが難しい場合はデータ復旧の専門業者まで対応を依頼されることをおすすめします。
これまでの対処法で問題が解決しない場合は、専門の技術者に相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで、無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
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電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。