Windowsの再インストールやマザーボードの交換を行ったあと、ライセンス認証で「エラーコード 0xC004F213」が表示されることがあります。これは、システムがプロダクトキーを正しく認識できていない状態を意味しています。この記事では、エラーの原因と具体的な対処法をわかりやすく解説します。
目次
0xC004F213エラーの主な症状
WindowsのプロダクトキーはWindowsを正規に使うための25桁の認証用コードです。このエラーは主に、Windowsがプロダクトキーを自動認識できなかった場合に発生します。以下のような症状が確認されます。
- ライセンス認証の画面に「Windowsはこのデバイスでライセンス認証を行うことができません(0xC004F213)」と表示される
- 「プロダクトキーが見つかりません」または「このPCにデジタルライセンスが見つかりません」というメッセージが出る
- マザーボード交換やWindowsのクリーンインストール後に発生しやすい
- プリインストールされたPCでキーが認識されないことがある
このエラーを放置すると、一部機能が制限されるだけでなく、セキュリティ更新が適用されなくなる恐れもあります。
「ライセンスが消えた?」「購入した正規品なのに認証できない」という状況に陥る前に、落ち着いて対応しましょう。自己判断に不安がある場合は、早めに専門業者に相談するのが最も安全です。
0xC004F213エラーの主な原因
このエラーは、Windowsがプロダクトキーを認識できない状況下で発生します。以下に代表的な原因を紹介します。
プロダクトキーが見つからない
マザーボード交換や再インストール後に、Windowsがデバイス上のプロダクトキーを検出できなくなり、認証に失敗することがあります。
デジタルライセンスの不一致
Windowsのデジタルライセンスはマザーボードと紐付けられているため、大幅なハードウェア変更後に、ライセンス情報が不一致となることで発生します。
プリインストールPCでのキー消失
メーカー製PCでは、プロダクトキーがBIOSに組み込まれていますが、特定の手順で再インストールを行うと、これが正常に読み込まれず、エラーが発生することがあります。
0xC004F213エラーの対処法
下記の手順を順番に試すことで、認証エラーの解消が可能です。必ず上から順に確認し、不要なライセンス購入を避けましょう。
プロダクトキーの再入力
デバイスに貼付されたラベルや、購入時のメールに記載されたプロダクトキーを手動で入力します。
- 「設定」→「システム」→「ライセンス認証」へ進みます。
- 「プロダクトキーの変更」をクリックします。
- 25桁のプロダクトキーを入力し、「次へ」で認証を試みます。
PowerShellでプロダクトキーを確認
一部のデバイスでは、PowerShellコマンドでBIOSに埋め込まれたキーを確認できます。
- 「スタート」→「PowerShell」と入力し、右クリックで「管理者として実行」を選択。
- 以下のコマンドを入力してEnter:
wmic path softwarelicensingservice get OA3xOriginalProductKey
- 表示されたキーを控え、T1の手順で再入力してください。
ライセンス認証トラブルシューティングツールの実行
Windowsに搭載されている診断ツールを使って、認証関連の問題を自動的に修復します。
- 「設定」→「システム」→「ライセンス認証」へ進みます。
- 「トラブルシューティング」をクリックします。
- 画面の案内に従い、問題の修復を実行します。
Microsoftアカウントとの紐付け確認
ハードウェア変更前にMicrosoftアカウントとライセンスを紐付けていた場合、オンライン経由で認証が可能です。
- 「設定」→「システム」→「ライセンス認証」→「トラブルシューティング」をクリック。
- 「このデバイス上のハードウェアを最近変更しました」を選択。
- Microsoftアカウントでサインインし、表示されたデバイスを選択して認証を完了します。
新しいライセンスの購入
すべての対処を行っても認証ができない場合、マザーボード変更などによりライセンス要件が変わった可能性があります。
- Microsoft公式ストアまたは信頼できる販売店から、正規ライセンスを購入します。
- 購入後に新しいキーを入力し、認証を完了させます。
- 以後の認証エラーを避けるため、Microsoftアカウントとの紐付けを忘れずに行ってください。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。