「パソコンを初期化したら、大事なデータが全部消えてしまった…」
そんな状況に直面すると焦ってしまいますよね。しかし、Windows 10の初期化後でも、データを復元できる可能性はあります。
この記事では、Windows 10の「初期化」の仕組みを解説しながら、復旧の可能性と確実にデータを取り戻すための対処法をわかりやすく紹介します。
目次
Windows 10の「初期化」で何が起きる?
Windows 10の初期化(設定→更新とセキュリティ→回復→このPCを初期状態に戻す)には2種類の方法があります。
「個人用ファイルを保持する」
このオプションではアプリと設定は削除されますが、「ユーザーフォルダ(ドキュメント・デスクトップなど)」のデータは残ります。ただし、動作中の不具合などで完全に保持できない場合もあります。
「すべて削除する」
この場合、Cドライブ全体のデータが初期化され、ユーザーデータも消去されます。パーティションの再構成や上書きが行われるため、復元の難易度は高くなります。
初期化後でもデータが復元できる可能性は?
初期化後であっても、以下の条件を満たしていればデータを復元できる可能性があります。
- 初期化直後で、上書き作業が行われていない
- SSDよりもHDDのほうが復元可能性が高い
- 「すべて削除する」ではなく、「ファイルを保持する」初期化だった
ただし、SSDの場合は「TRIM機能」により削除されたデータが即座に無効化されるため、復元は非常に困難です。
もっともパソコンを初期化してしまった場合でも、いくつかの条件を満たしていれば、データを復元できる可能性があります。たとえば、初期化直後でまだ上書き作業が行われていない場合や、「ファイルを保持する」オプションで初期化された場合には、データが残っているケースもあります。
つまり、初期化後の状態でも、適切な診断と処置を行うことで、データを取り戻せる可能性があります。当社では、こうした状況にも対応できる技術と実績を備えています。
初期診断とお見積りは無料で、24時間365日対応しています。初期化後のデータに不安がある場合は、お早めにご相談ください。
自力で試せる復旧方法
Windowsを初期化してしまった場合でも、事前にバックアップ機能を設定していたり、クラウドや外部ストレージに保存していたデータがある場合は、そこから復元できる可能性があります。ここでは、一般ユーザーでも試しやすい代表的な方法を紹介します。
Windowsのバックアップ機能を確認
初期化前にバックアップを設定していた場合、Windowsの標準機能やクラウドサービス、外付けHDDなどからデータを復元できる可能性があります。以下の手順に従って、復元可能なデータがないかを確認してください。
- ファイル履歴(File History)を確認
コントロールパネルを開き、「システムとセキュリティ」→「ファイル履歴」に進みます。
過去に有効化していた場合は、復元可能なフォルダー一覧が表示されます。任意のフォルダーを選択して復元操作を行ってください。 - OneDriveを確認
Microsoftアカウントと同期している場合、デスクトップやドキュメントなどのデータがOneDriveに保存されている可能性があります。
エクスプローラーで「OneDrive」フォルダを開き、目的のデータが存在するか確認してください。また、Web版OneDriveからもアクセス可能です。 - 外付けHDDのバックアップを確認
外付けHDDをPCに接続し、エクスプローラーから保存フォルダを確認します。
Windowsバックアップ機能(バックアップと復元(Windows 7))を利用していた場合、「コントロールパネル」→「バックアップと復元(Windows 7)」にアクセスし、バックアップデータが表示されるか確認します。
データ復元ソフトを使う
初期化後にデータが消えてしまった場合でも、完全に上書きされていなければ、専用の復元ソフトを使ってデータを取り戻せる可能性があります。以下の復元ソフトを活用して、消えたファイルのスキャンと復元を試みてください。
- Recuvaを使用
公式サイトからRecuvaをダウンロードし、別のドライブまたはUSBメモリにインストールしてください。
ソフトを起動後、スキャン対象のドライブを選択して「ディープスキャン」を実行し、復元可能なデータを表示します。 - EaseUS Data Recovery Wizardを使用
無料版は最大2GBまでの復元が可能です。ソフトを別のドライブにインストールし、対象ドライブをスキャンします。
復元可能なファイルが表示されたら、必要なデータを選んで保存します。画像、ドキュメント、動画など多くの形式に対応しています。
確実性を重視するならデータ復旧の専門業者に相談
データが非常に重要な場合、自力での復元を試みる前に「データ復旧の専門業者」への相談をおすすめします。
特に以下のケースでは、自力での復旧は避けた方が良いです。
- ビジネスで使用していたファイルが消えた
- 写真や動画など、失いたくない思い出が入っていた
- 初期化後に何度も再起動・再インストールしてしまった
専門業者の対応例
弊社では、Windows 10の初期化後でも多くのデータを復旧した実績があります。
物理障害がない限り、論理的に消えてしまったデータをプロの技術で復元できる可能性があります。
異常を感じた時点で専門業者に相談することが、データを守るための最善策です。当社では、物理的な損傷や認識不良に対して、専用設備を用いた詳細な診断を行います。初期診断とお見積りは無料で、24時間365日対応しています。パソコンの起動トラブルにお困りの際は、早めのご相談をおすすめします。まずはお気軽にご相談ください。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。