大事なWordファイルを開こうとしたら「ファイルが破損しているため開くことができません」というエラーメッセージが表示され、慌てた経験はありませんか?
大切なデータが消えてしまうかもしれないという不安がよぎるのも無理はありません。ですが、落ち着いて対処すれば、ファイルを復元できる可能性があります。この問題にはいくつかの原因があり、それに応じた対処法も用意されています。
この記事では、ファイル破損のよくある原因から具体的な解決方法まで、初心者にもわかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までお読みいただき、貴重なデータを取り戻す手助けにしてください。
目次
Wordファイルが破損する原因
Wordファイルが破損する原因はいくつか考えられます。それぞれの原因を理解し、適切な対策を講じることで、データ消失のリスクを減らすことが可能です。
保存時のエラー
保存中にエラーが発生すると、ファイルが正常に保存されず、破損してしまうことがあります。特に停電やシステムエラーなどの予期せぬ要因が原因で保存プロセスが中断されると、ファイルの構造が損なわれる可能性が高まります。
システムのクラッシュ
Wordファイルの編集中にシステムが突然クラッシュすると、ファイルが破損する可能性があります。クラッシュが発生すると、一時ファイルが正しく処理されないことがあり、結果として元のファイルも開けなくなることがあります。
悪意あるソフトウェアやウイルス
ウイルスやマルウェアによってファイルが破損することもあります。これらの悪意あるプログラムはファイルのデータや構造に直接的なダメージを与え、ファイルを開くことができなくなってしまいます。ウイルス対策ソフトを導入することで、これらのリスクを軽減することが可能です。
互換性の問題
異なるバージョンのWordでファイルを開いたり保存したりすると、互換性の問題が生じ、ファイルが正常に開けなくなる場合があります。特に古いバージョンのWordで作成されたファイルを新しいバージョンで開く際に、フォーマットが崩れる可能性があります。
ファイル自体の構造の損傷
Wordファイルの内部構造が壊れることにより、開けなくなるケースもあります。これはファイルの拡張子が正しくない場合や、特定のデータが失われた場合に発生しやすいです。
ストレージデバイスの故障
ファイルが保存されているデバイス(USBメモリや外付けHDDなど)が故障した場合、ファイルにアクセスできなくなり、破損と認識されることがあります。物理的なデバイスの故障は、自力での復旧が難しいため、専門のデータ復旧サービスに相談することをお勧めします。
Wordファイルが破損している場合の対処法
Wordファイルが破損している場合、以下の対処方法を試してみることで、データの一部もしくは全部を復元できる可能性があります。
ファイル修復機能を使う
Wordには、ファイルを修復して開くための機能が備わっています。この機能を利用することで、テキストデータを復元できる可能性があります。
- Wordを開き、メニューから「ファイル」を選択します。
- 「開く」をクリックし、破損したファイルを選択します。
- 「開く」ボタンの横にある矢印をクリックし、「ファイル修復コンバーター」を選択します。
- ファイルを開いて、テキストデータの修復ができるか確認します。
保護ビューの設定を変更する
保護ビューの設定を変更することで、特定のファイルが開けるようになる場合があります。この方法は、特に外部からのファイルで保護ビューによる制限がかかっている場合に有効です。
- Wordを開き、メニューから「ファイル」→「オプション」を選択します。
- 「セキュリティセンター」をクリックし、「セキュリティセンターの設定」に進みます。
- 「保護されたビュー」の項目で、「インターネットからのファイルを保護されたビューで開く」のチェックを外します。
- 「OK」をクリックし、設定を保存します。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ消失のリスクを最小限に抑え、確実にデータを取り出すためには、自己診断や修復を試みず、速やかに専門家に相談することが重要です。専門家は適切な診断ツールと経験を持っており、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。
特に重要なデータが含まれている場合は、データ復旧の専門家に相談することが最も安全で確実な方法です。データ復旧業者では、機器に発生している症状をもとにエンジニアが正確な初期診断を行い、故障原因を特定することが可能です。プロが対応するため、データ復旧に失敗するリスクを抑えることができます。
デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
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よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
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復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。