近年では、持ち運びに便利なUSB接続のスティック型SSDなどの小型SSDが増えています。しかしMacが外付けSSDを認識しない場合、いくつかの原因が考えられます。
この記事では、Macが外付けSSDを認識しない原因と対処法を徹底解説します。これらの手順を順に試すことで、外付けSSDが認識されない問題を解決できる可能性が高まります。適切な対処を行い、大切なデータを保護しましょう。
これらの対処法を試しても問題が解決しない場合、SSDが物理的に故障している可能性があります。データ復旧の専門業者に相談することも視野に検討してください。
目次
Macが起動しない原因とは?なぜ初期診断が必要なのか?

Macが起動しないとき、問題の原因を見た目だけで判断するのは 非常に難しい です。
特にSSD(ソリッドステートドライブ)は、HDD(ハードディスクドライブ)とは異なり、異音などの前兆がないため、突然故障することがあります。
また、以下のような症状が出ていても、原因が特定しにくいことが多いです。
- 電源ランプがつくが、画面が真っ黒のまま
- まったく反応がない(電源が入らない)
- Appleロゴが表示されたまま進まない
- エラーメッセージが表示される
こうした症状の裏には、さまざまなトラブルが隠れている可能性があります。
Macが起動しない原因
Macが起動しない原因には、いくつかのパターンがあります。
- SSDの物理的障害(劣化や故障)
- OSやファイルシステムの破損
- ハードウェアの不具合(基板やメモリの問題)
- 電源やバッテリーの故障
- 過去のソフトウェアやアップデートの問題
SSDは耐久性が高いですが、 寿命が来ると突然動かなくなることも あります。また、OSの不具合やアップデートの影響で、正常に起動しなくなるケースもあり、原因を特定せずに自己判断で修復を試みると、状況がさらに悪化することがあるので注意しましょう!
特にSSDのデータ復旧はHDDよりも難しい という特徴があります。
- 一部のデータが壊れると、全体が読めなくなるリスクがある
- メーカーごとに異なる管理技術を使用している
- 物理的な故障の場合は、専門機器がないと復旧が困難
そのため、 SSDのトラブル時は無理に触らず、専門業者に相談するのがベスト です。
私たちは累計46万件以上の復旧実績(2011年1月~)を持ち、多くのMacのトラブルに対応してきました。また復旧件数割合91.5%(一部復旧を含む*)という高い成果を出しています。当社では以下のようなケースにも対応可能です。
- 他社で「復旧不可」と言われたSSDの修復
- 物理障害やファームウェア異常の復旧
- 高度な専門機器を使った診断・修理
異変を感じたその時点でお気軽にご相談ください。迅速かつ的確に問題を診断し、24時間365日体制で大切なデータを守るお手伝いをいたします。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
Macが外付けSSDを認識しないときの対処法
Macが外付けSSDを認識しない状況に直面すると、多くの人が困惑し不安に感じることでしょう。この問題は、仕事やプライベートにおける重要なファイルにアクセスできなくなる大きな障害となり得ます。まずは、よく見られる症状を把握し、適切な対処が求められます。早期に原因を特定し、正しい方法で対応することがデータを守る鍵です。
- ディスクユーティリティに表示されない
- SSDの接続が不安定
- Macが過熱する
- MacがSSDを自動的にマウントしない
- FinderにSSDが表示されない
同じ症状でも、原因はさまざまです。Macが外付けSSDを認識しない原因は目に見えるものだけでなく、内部のソフトウェアやハードウェアにも起因することがあります。自己判断で誤った対処法を試みると、事態が悪化し、回避可能なデータ損失を招くリスクがあります。そのため、適切な対応策を講じることが重要です。
初期診断の重要性を強調
外付けSSDのトラブルを放置していると、最悪の場合、データが完全に失われてしまうこともあります。自己流の対処を控え、信頼できる業者に相談することがトラブル解決への近道です。当社では、以下のようなサポートを提供しています。
- 24時間365日対応で、いつでもご相談可能。
- 初期診断・お見積りは無料で提供。
- 専門の技術者が迅速かつ正確に原因を特定。
PCが起動できない原因は、見た目や簡単な操作だけで特定することはできません。専門知識と設備を持たない自己判断では、問題を見誤ることが多々あります。しかし、確かな技術を持つ専門家が行う診断によって、問題の核心に迫り、データを守る確率を大幅に引き上げることができます。
当社は46万件以上の相談実績(期間:2011年1月以降)を誇り、これまでにも多くのデータ復旧に成功しています。マウントできないといった簡単な問題から、データが消失しそうな深刻な問題まで幅広く対応可能です。
ちょっとした異変を感じたら、慌てて自己解決を図らず、私たちにご相談ください。大切なデータを守るために、専門的かつ信頼性のあるサービスでお応えいたします。
Macが外付けSSDを認識しない場合の対処法
Macが外付けSSDを認識しない場合、下記の方法で復旧ができる可能性があります。
①再起動する
Macや外付けSSDに軽いシステムエラーが発生した場合、再起動でエラーが解消されることがあります。Macのメニューをクリックして「再起動」を選択するか、電源ボタンを約10秒程度長押しして再起動を試みましょう。
②別のMacまたはPCでの確認
別のMacまたはPCに外付けSSDを接続し、認識されるか確認します。別のデバイスでも認識されない場合は、SSD自体に問題がある可能性があります。
③ケーブルの再接続を試す
Macに接続した外付けSSDが全く動作していない場合、正常に電力供給が行われていない可能性があります。
外付けSSDのケーブルを確認し、接続が緩い場合は再接続しましょう。もしもケーブルに劣化や断線が見られる場合は別のケーブルで接続を試してみてください。
また、Mac側の接続口(USBポート)にホコリや砂などが入りこんでいた場合は、専用の掃除道具やエアダスターなどで除去しておきましょう。
④Finderから環境設定を確認する
Macでシステムの設定を変更した結果、外付けSSDが認識されなくなる場合もあります。その場合はMacの「Finder」から環境設定を確認し、設定を変更しましょう。
Finderから環境設定を確認する方法は以下の通りです。
- Macの画面右上のメニューバーにある「Finder」をクリックする
- 「環境設定」をクリックすると「Finder 環境設定」が開く
- 「一般」タブをクリックし、「デスクトップに表示する項目」の「外部ディスク」にチェックをつける
- 画面を閉じ、デスクトップ上に、外付けSSDが表示されたら設定完了
⑤デバイスドライバを更新する
デバイスドライバとはパソコンに接続されているハードウェアや周辺機器を制御・操作するためのソフトウェアです。
Macでデバイスドライバを更新するにはApple メニューから「ソフトウェアアップデート」を選択して最新のOSにアップデートすると更新ができます。
⑥ディスクユーティリティで認識しないSSDをマウントする
Macの「アプリケーション」フォルダ内の「ユーティリティ」フォルダにある「ディスクユーティリティ」では内蔵/外付けストレージを管理できます。
ディスクユーティリティで認識しないSSDをマウントする方法は以下の通りです。
- Macの「アプリケーション」フォルダから「ユーティリティ」をクリックする
- 「ディスクユーティリティ」を選択して開く
- 画面左側に外付けディスクが表示されていることを確認する
- 該当する外付けディスクに対し「マウント」を選択する
- 外付けSSDが「Finder」のデバイスの下に表示されたらマウントできている
以上の方法で外付けSSDが認識されても保存データが認識されない場合、以下の記事を参考にしてください。

⑦外付けSSDのドライブ形式をMacが認識するようにフォーマットする
外付けSSDのドライブ形式をMacが認識できるように変更する方法は以下の通りです。
- SSDをMacに接続します。
- 「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ディスクユーティリティ」を開きます。
- 左側のサイドバーで外付けSSDを選択します。
- 上部の「消去」ボタンをクリックします。
- 「フォーマット」のドロップダウンメニューから、以下のいずれかを選択します:
- APFS (Apple File System): macOS High Sierra以降で推奨
- Mac OS拡張 (ジャーナリング): 古いmacOSバージョンとの互換性が必要な場合
- 「方式」は通常「GUID パーティションマップ」を選択します。
- ドライブに名前を付けます。
- 「消去」をクリックして、フォーマットを開始します。
ただし、この操作を行うと、SSD内のすべてのデータが消去されます。重要なデータは事前にバックアップしてください。
⑧ディスクユーティリティの「First Aid」を実行する
Macのエラー修復機能である「First Aid」を実行すると、外付けSSDが認識できない原因になっているシステムエラーを修復してくれる可能性があります。ディスクユーティリティで外付けSSDをマウントできなかった場合に試してみましょう。
ディスクユーティリティから「First Aid」を実行する方法は以下の通りです。
- 「ディスクユーティリティ」を開く
- 画面左に表示される認識できない外付けSSDをクリックする
- 画面上の「First Aid」をクリックし、「実行」をクリックする
- 自動的にスキャンとエラー修復が行われる
⑨ターミナルコマンドでエラー修復をする
MacのFirst Aidでもエラーが修復しない場合、Macの「ターミナル」に直接命令文を打ち込んで認識できない外付けSSDが認識できるようになる場合があります。
ターミナルコマンドでエラー修復をする方法は以下の通りです。
- Macのデスクトップ画面右上にある虫眼鏡アイコンをクリックする
- 検索欄に「ターミナル」と入力し、表示された「ターミナル」をクリックして起動させる
- 「diskutil list 」と入力してエンターキーを押すと「ターミナルディスク」の一覧が表示される
- SSDの識別子をメモしたら、「diskutil verifyVolume SSD_ID>」と入力する
- エラーが発生したら「diskutil repairVolume SSD_ID」と入力してエラーを修復する
物理障害でFirst Aidやディスクユーティリティは解決できません。もしもどちらかに失敗した場合、繰り返し実行してしまうと機器に負荷がかかり、データを復旧することが困難になってしまいます。
エラー修復に1度失敗したら外付けSSDやMacに物理障害が発生している可能性があります。重要なデータが保存されている場合はデータ復旧業者まで相談しましょう。復旧経験の豊富なエンジニアによる、適切な処置を受けることができます。
⑩データ復旧ソフトを使用する
MacOS対応のデータ復旧ソフトを使用することで、認識できない外付けSSDのデータを復旧できる可能性があります。これは主に、誤って削除されたデータや軽微なシステムエラーによって認識できなくなったデータに有効です。
ただし、下記の場合はデータ復旧ソフトでは対応できないことがあります。
- データを削除してから長時間操作を続けた場合
- SSDに物理的な障害が発生している場合
データ復旧ソフトで問題が解決しない場合は、専門のデータ復旧業者に相談しましょう。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値91.5%※1」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※1(2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。)
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。