SSD(ソリッドステートドライブ)は高速アクセス・静音性・耐衝撃性など多くのメリットを持ち、今やPCストレージの主流になりつつあります。
しかし、HDD(ハードディスクドライブ)とは異なり、「書き換え可能回数」に上限があるため、使い方によっては予想より早く寿命を迎えてしまうことも。
この記事では、SSDの寿命の目安や、寿命が近づいたときの症状・対処法を解説します。
目次
SSDの寿命は何年くらい?

SSDの寿命は、使用状況やモデルによって異なりますが、一般的には5年から10年程度が目安とされています。具体的な寿命は以下の要因で変わります。
SSDの寿命は、書き込み回数の上限(TBW、Total Bytes Written)によって制限されます。たとえば、500GBのSSDで150TBWの耐久性がある場合、150TB分のデータを書き込むと寿命に近づきます。要するに、データの書き込みが非常に多い用途(動画編集・サーバー運用など)では、より早く寿命を迎えることもあります。
またSSDの種類によっても寿命は変わりやすく、安価なものほど寿命が短くなります。

SSDが寿命に近い際の症状

SSDの寿命が近づくと、次のような症状が現れることがあります。これらの兆候に気付いたら、早めにバックアップや適切な対応を検討しましょう。
これらの症状が現れた場合、特に注意すべきはSSDが認識されないケースです。この場合、データが完全に失われるリスクが高く、自己対応では復旧が困難です。専門のデータ復旧業者に相談することを強くお勧めします。
処理速度の低下
SSDの性能が低下すると、データの読み書き速度が極端に遅くなることがあります。ファイルの保存や開閉に時間がかかる場合、寿命が近づいている可能性が高いです。この症状が続く場合は早めにバックアップを取ることが重要です。
突然のフリーズやシャットダウン
作業中に突然PCがフリーズしたり、予告なくシャットダウンすることが増える場合も、SSDの寿命が原因であることがあります。これが頻繁に起こる場合、SSDの制御回路やセルの劣化が進んでいる可能性があります。データ損失を防ぐため、早急に対応しましょう。
SSDが認識されない
PCがSSDを認識しなくなった場合、寿命による故障が原因であることが考えられます。この症状が現れると、データへのアクセスが完全に失われるリスクが非常に高いです。自分での復旧を試みると状況が悪化する可能性があるため、早急にデータ復旧業者に相談してください。
データの破損や消失
SSDが寿命を迎えつつあると、特定のファイルが開けなくなったり、データが破損、さらには完全に消失することがあります。
SSDトラブルにおける初期診断が重要な理由

SSDのトラブルは多岐にわたり、見た目の症状が似ていても原因はさまざまです。フラッシュメモリの劣化やコントローラーの不具合、あるいはファイルシステムやファームウェアのエラーなど、どれが問題なのかを正確に見極めることが重要です。
初期診断では、これらの原因を的確に特定し、最適な解決策を導きます。特に物理的な故障の場合、復旧のチャンスは一度きり。誤った対応はデータ消失に直結するため、迅速かつ正確な診断が不可欠です。
デジタルデータリカバリーは、15,000件以上の障害対応実績を基にした専門技術と独自のデータベースで、どんなトラブルにも迅速・確実に対応します。
トラブルが発生した際は、ぜひお気軽にご相談ください。46万件以上の相談実績(2011年1月~)を誇るデジタルデータリカバリーが、大切なデータを守るお手伝いをいたします。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
* 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
SSDの寿命を延ばす対処法

SSDの寿命に対する対処方法は以下です。
不要なデータの削除や整理
SSDはデータの書き込み回数に上限があるため、不要なデータをこまめに削除し、定期的に整理することが重要です。不要なファイルやアプリケーションを削除することで、無駄な書き込みを減らし、SSDの寿命を延ばすことができます。
十分な空き容量の確保
SSDは空き容量が少なくなるとパフォーマンスが低下し、寿命にも影響を与える可能性があります。通常、全体容量の20%以上の空き容量を確保しておくことが推奨されます。これにより、SSDの負担を減らし、長寿命化を図れます。
適切な温度管理
高温環境はSSDの寿命を短くする原因になります。SSDの動作温度が上がりすぎないよう、適切な冷却対策を行いましょう。PC内部の冷却システムを定期的にメンテナンスし、埃や汚れを取り除くことも効果的です。
定期的なデフラグは避ける
SSDはHDDとは異なり、デフラグを行う必要がありません。むしろ、デフラグはSSDに対する不要な書き込み回数を増やしてしまい、寿命を縮めることになります。SSDのデフラグは避けるようにしましょう。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。