SSDの状態を確認するとよく見かける「健康状態○○%」という表示。これは、HDDのS.M.A.R.T.値とは少し異なり、主にSSDの残り寿命(NANDフラッシュメモリの消耗度)を簡易的に示したものです。
ではこの数値がどの程度になったら交換を検討すべきなのでしょうか?本記事では、SSDのSMART情報の読み方や、健康状態の数値ごとの判断基準、適切な交換タイミングについて詳しく解説します。
目次
SSDの健康状態が示す内容とは?
SSDの健康状態パーセンテージは、内部に記録されたSMART(自己診断)情報をもとに、現在の寿命残量を数値化したものです。多くのユーザーは「○○%」という表示だけを見がちですが、その背景には複数の項目が影響しています。
SMARTでチェックされる主な項目
健康状態の数値を構成する代表的なSMART項目について、以下にまとめます。
Media Wearout Indicator / Percentage Used
SSDの寿命を最も明確に示す属性のひとつが、「Media Wearout Indicator」「Percentage Used」などの項目です。これは、NANDフラッシュの書き込み耐久性がどれだけ消耗されたかをパーセンテージで表します。
代表的な例では以下のように呼称が異なります:
- Intel製SSD:Media Wearout Indicator(属性ID E9)
- Crucial製SSD:Percentage Used
- Samsung製SSD:Wear Leveling Countに基づく独自計算
これらの値が「100%→0%」または「0%→100%」という形で変動することで、残り寿命を示します。数値が小さくなる、または大きくなるほど寿命に近づいているという理解が一般的です。
書き込み総量(Total Bytes Written)
製品スペックに記載されている「TBW(Total Bytes Written)」は、そのSSDが安全に書き込める総容量の上限です。SMART項目で見られる「Host Writes」「NAND Writes」などの項目と照らし合わせることで、現在の書き込み量が寿命のどれくらいを使い切っているかが判断できます。
消耗関連項目(Wear Leveling Countなど)
SSDではデータをまんべんなく書き込むために「ウェアレベリング」という機構が働いています。この動作の中で、以下の項目が重要になります。
- Wear Leveling Count / Average Erase Count:セルごとの平均消去回数
- Spare Block Remaining:予備の空きブロック残量
これらの数値が劣化している場合、SSDの故障や突然の認識不能といった問題に発展する可能性が高まります。
健康状態「○○%」の交換目安
SSDの健康状態パーセンテージごとの判断基準と、具体的な対処について紹介します。数値の変化に気づいた段階で、早めのバックアップと対応を行うことが、データ消失を防ぐ鍵となります。
健康状態ごとの対応目安
下記は、健康状態のパーセンテージに応じた一般的な見方です。
90%以上:問題なし
購入直後や通常使用では、この範囲内にあるのが一般的です。使用状況によって多少の変動はありますが、特に問題はありません。
- 定期的にSMART情報を確認し、変化に注意する
- バックアップは定期的に取得する習慣を持つ
- 急激な変動がないか履歴を記録しておく
70〜80%台:軽度の消耗
使用開始から1~2年が経過したSSDで見られる範囲。今すぐ交換は不要ですが、書き込み量の多い作業は控えるようにしましょう。
- 動画編集や仮想環境など書き込み負荷の高い作業を控える
- バックアップ頻度を上げておく
- 必要に応じてSMARTの推移をグラフで記録
50%前後:交換を意識
消耗が明確になり、使用状況によっては故障リスクが高まってきます。この段階でのトラブル防止には、交換計画の検討が必要です。
- 予備のSSDを準備する
- 今後の重要データは極力他の媒体に保存する
- 移行作業を計画的に実施する
10〜20%以下:交換を強く検討
この段階では、SSDが突然認識されなくなるリスクも高まっています。動作が安定していても安心せず、早急な対応を。
- 重要なデータはすべて即時バックアップ
- 新しいSSDを手配し、システム移行の準備
- 今後の使用を停止し、速やかに交換する
0%:早急な交換が必須
この状態はすでに「寿命を使い切った」ことを意味し、突然の書き込みエラーや起動不能になる可能性があります。すぐに新しいSSDに切り替えるべきです。
- 電源を入れる前にクローン作成を試みる
- OSが起動しない場合はデータ復旧業者に相談
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。