新しいSSDを接続した際、「未割り当て」と表示されて使用できないことがあります。この記事では、SSDの未割り当て状態を解消し、フォーマットして利用可能にする方法をわかりやすく説明します。
フォーマット前に重要なデータがないことを確認し、安全に進めましょう。
目次
未割り当てディスクが発生する主な原因
未割り当てディスクが発生する主な原因について解説します。
新しいSSDの初期化不足
新しいSSDは出荷時に未割り当て状態で提供されることが一般的です。この状態ではパーティションが作成されていないため、初期化を行わないと使用できません。
誤ってパーティションを削除
操作ミスで既存のパーティションを削除してしまうと、ディスクが未割り当てとして認識されます。この場合、削除されたデータにアクセスできなくなります。
接続不良やケーブルの問題
SSDが正しく接続されていない場合、未割り当てとして認識されることがあります。特にSATAケーブルの不具合やポートの接触不良が原因となることが多いです。
互換性のないフォーマット方式
古いシステムでは、GPTフォーマットがサポートされていないことがあり、この場合ディスクが未割り当て状態として表示されます。
物理的な故障
SSDそのものが故障している場合、正常に認識されず、未割り当て状態となることがあります。この状況では、通常の手段では修復が困難です。
これらの原因が考えられる場合、誤った操作を行うことでデータが失われるリスクがさらに高まります。特に、システムファイルの破損やフォーマットの誤りが原因の場合、無理な操作を続けることで状況が悪化することがあります。
そのため、データ復旧業者に相談し、正確な診断と対処を行うことを強くお勧めします。ただし技術力のない業者に依頼するリスクは高く、技術力と実績を基準にするべきです。
当社は、46万件以上の相談実績(算出期間:2011年1月1日~)を持ち、経験豊富な専門アドバイザーが対応しています。24時間365日、電話受付と無料診断を行っておりますので、いつでも安心してご相談ください。相談から初期診断・お見積りまで無料でご案内しておりますので、まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
未割り当てのディスクをフォーマットする方法
未割り当てのディスクをフォーマットするには、Windowsの「ディスクの管理」を使用する方法が一般的です。以下に手順を詳しく説明します。
ディスクの初期化
新しいSSDを初めて使用する場合、初期化が必要です。
- Windowsキー + Xを押し、「ディスクの管理」を選択します。
- 未割り当てのディスクを右クリックし、「ディスクの初期化」をクリックします。
- 2TB未満のディスクには「MBR」、2TB以上のディスクには「GPT」を選択して「OK」を押します。
パーティションの作成
未割り当て領域にパーティションを作成します。
- 「未割り当て」と表示されている領域を右クリックします。
- 「新しいシンプルボリューム」を選択し、ウィザードに従います。
- ボリュームサイズを指定し、「次へ」をクリックします。
フォーマットの実行
作成したパーティションをフォーマットし、使用可能にします。
- フォーマット設定を行います(例: NTFSを選択)。
- クイックフォーマットにチェックを入れ、「次へ」を押します。
- 「完了」をクリックしてフォーマットを実行します。
接続不良の確認
ハードウェアの問題が原因の場合、接続状態を確認することで解決できることがあります。
- SATAケーブルやポートを確認し、正しく接続します。
- 別のケーブルやポートに交換して動作を確認します。
- 再起動後にディスクの管理を再確認します。
物理的故障の場合の対応
物理的な障害が疑われる場合、自力での修復は困難です。この場合、専門業者への相談を強くお勧めします。
データ復旧業者では、高度な技術を用いてデータを救出することが可能です。無理な操作を避け、早急にプロに依頼しましょう。
以上の手順で未割り当てのSSDをフォーマットし、正常に利用できるようになります。問題が解決しない場合は、専門家への相談を検討してください。
上記の方法で解決しない場合、SSD自体の故障や互換性の問題が原因である可能性があります。その場合は、専門のデータ復旧業者やメーカーサポートに相談することをお勧めします。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ消失のリスクを最小限に抑え、確実にデータを取り出すためには、自己診断や修復を試みず、速やかに専門家に相談することが重要です。専門家は適切な診断ツールと経験を持っており、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。
特に重要なデータが含まれている場合は、データ復旧の専門家に相談することが最も安全で確実な方法です。データ復旧業者では、機器に発生している症状をもとにエンジニアが正確な初期診断を行い、故障原因を特定することが可能です。プロが対応するため、データ復旧に失敗するリスクを抑えることができます。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。