突然、Windows 10でM.2 SSDが認識されなくなり、作業が中断してしまう…。このようなトラブルは、設定やハードウェアの問題が背景にあることが少なくありません。

以下に、その主な原因と対処法を詳しく解説します。

Windows 10でM.2 SSDが認識されない主な原因とは？

M.2 SSDが認識されない原因として、以下が原因となることがあります。（SSDが新品の場合、Windowsに認識される前に初期化が必要です。こうした設定ミスが続くと、システムに問題を引き起こしやすくなります。）

なかでも最も深刻なのが、物理的な障害です。

SSDは長期間使用することで、NANDフラッシュメモリの書き込み寿命が尽きたり、基板上の部品が劣化したりすることがあります。このような物理的な障害では、SSD内部の部品（基板、コントローラ、メモリチップなど）が損傷・摩耗しているため、データ自体にアクセスできない状態となります。損傷が進行すると、データの保存場所（メモリセル）が破壊される可能性があり、データ復旧の難易度が飛躍的に高くなります。

物理的な障害は自力での修復がほぼ不可能

物理的な障害は、専門的な技術と設備が必要です。たとえば、メモリチップの移植や基板修理などは、市販ツールやソフトウェアでは対処できません。むしろ自己流で操作すると、状態が悪化する恐れがあります

物理障害が進行すると、単一の問題ではなく複数の部品に問題が生じるため、修復がより複雑になります。

SSDが物理的な損傷を受けた場合、迅速な診断が復旧成功の鍵となります。接触不良や内部損傷は、適切な初期対応を行うことで、さらなるダメージを防ぎ、データを救える可能性を大幅に高めます。特に物理障害では、早期診断によって問題の原因を正確に特定し、最適な修復方法を判断することが重要です。

原因不明なトラブルは、データ復旧業者の「早期診断」によって問題の原因を正確に特定できる

「データが失われたかもしれない」と感じたら、自己判断での対応は避けるのが賢明です。誤った操作は問題を悪化させ、復旧の可能性を低下させる恐れがあります。

当社では、初期診断とお見積もりを無料で提供しており、経験豊富な技術者が24時間365日体制で迅速に対応します。重要なデータを守るためには、早めの対応が肝心です。お困りの際は、ぜひ当社にご相談ください。

長年の経験と実績を活かし、大切なデータを取り戻すお手伝いをいたします。

* 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績

 

M.2 SSDが認識されない場合の対処法

M.2 SSDが認識されない場合、以下の手法を試すことで多くの問題を解消できる可能性があります。それぞれの対処法を詳しく説明します。

BIOSでSSDの設定を確認する

BIOSでは、M.2 SSDが正しく設定されているか確認することが重要です。M.2 SSDが非表示の場合、BIOS設定の見直しが必要です。

AHCIモードに切り替える

M.2 SSDを正しく動作させるために、「SATA mode」をAHCIに設定することが必要な場合があります。AHCIモードは、SSDの高速性能を引き出すための重要な設定です。

ドライバーを更新する

古いドライバーは、SSDの認識エラーを引き起こす主な原因の一つです。最新のドライバーを適用することで、トラブルの解消が期待できます。

ディスクの初期化を行う

新品のSSDがWindowsで認識されない場合、ディスクが初期化されていない可能性があります。初期化を行うことで、SSDを使用できる状態にします。

別のスロットに挿し替える

M.2スロットには互換性の問題や物理的な接触不良がある場合があります。別のスロットに差し替えることで問題が解決することがあります。

BIOSのアップデートを行う

BIOSのバージョンが古い場合、新しいハードウェアに対応していないことがあります。最新のBIOSに更新することで、SSDが認識される可能性が高まります。

これらの手法を試しても解決しない場合や、物理的な損傷が疑われる場合は、自己対応を避け、専門業者への相談をお勧めします。専門業者では、正確な診断と適切な復旧手段により、大切なデータを取り戻す可能性を最大限に引き上げます。