タブレットが壊れてしまった場合でも、データを取り出せる可能性はあります。適切な方法を試すことで、大切な写真やファイルを救出できるかもしれません。

本記事では、壊れたタブレットからデータを取り出す具体的な方法について詳しく解説します。

タブレットが壊れている可能性がある症状

タブレットが故障しているかどうかは、以下の症状から判断できます。これらの症状が見られる場合は、早めにデータを保護する対策を検討しましょう。

画面が割れて操作できない

タブレットの画面が割れると、タッチ操作が正常にできなくなることがあります。

ひび割れが広がると、液晶が完全に映らなくなったり、内部の配線や液晶に影響が出る可能性もあります。

電源が入らない・頻繁に落ちる

タブレットの電源が全く入らない、もしくは電源が入ってもすぐに落ちてしまう場合、バッテリーや電源回路の故障が考えられます。

充電ケーブルやアダプターを変えても改善しない場合は、内部基板の損傷の可能性があります。

タッチ操作が反応しない

タッチパネルが動作しない場合、画面の一部または全体が故障している可能性があり、最悪の場合は内部部品やシステムが故障している恐れがあります。

充電ができない・バッテリーが異常に発熱する

充電ケーブルを挿しても充電されない、または異常な発熱を伴う場合、バッテリーや充電ポートの故障の可能性があります。

この状態で無理に充電を続けると、バッテリー膨張や発火の危険もあるため、充電を中止しデータの取り出しを優先しましょう。

再起動を繰り返す・OSが正常に動作しない

タブレットが勝手に再起動を繰り返す場合、OSの破損やシステムエラーが原因であることが多いです。

セーフモードでの起動や、データのバックアップ後にシステムの復旧を試みることが必要です。

データにアクセスできない

タブレットが正常に起動しているにも関わらず、ストレージにアクセスできない場合、内部ストレージの破損やシステムの不具合が考えられます。この場合、データ復旧ソフトを試すか、専門業者への依頼が必要になることがほとんどです。

タブレットが壊れた場合の注意点

タブレットが壊れている状態で無理に操作を続けると、データ消失のリスクが高まります。特に以下の点には注意しましょう。

• 電源を何度も入れ直さない：内部のストレージが故障している場合、通電を繰り返すことでデータが上書きされ、復旧が困難になることがあります。
• 無理に充電しない：バッテリーや内部回路が故障していると、ショートや発熱の原因になり、さらに状態が悪化する可能性があります。
• OSのリセットや工場出荷状態に戻さない：端末の初期化を行うと、復元できたはずのデータも完全消失する恐れがあります。
• ストレージの取り出しは専門業者に依頼する：タブレットの内部ストレージは基盤に直付けされていることが多く、個人での取り外しは非常に困難です。

壊れたタブレットからデータを取り出したい場合、専門的な技術と知識が必要なため、データ復旧業者へ依頼することをおすすめします。

壊れたタブレットからデータを取り出す方法

タブレットの状態によって、データを取り出す方法が異なります。以下の方法を試してみてください。

データ復旧ソフトウェアを使用する

タブレットが起動しない場合でも、データ復旧ソフトを利用することでデータを取り出せる可能性があります。

しかし、タブレットのデータ復元に対応しているソフトはあまり多くなく、使用したとしても確実に全てのデータを復元や取り出しができるとは限りません。

重要なデータを優先的に取り出したい場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。

SDカードからデータを取り出す

Androidタブレットの場合、SDカードにデータが保存されていることがあります。SDカードが無事ならば、そこからデータを取り出せます。

専門業者に依頼する

タブレットが完全に動作しない場合や、基板の故障が原因でデータを取り出せない場合は、専門のデータ復旧業者に依頼するのが最適です。

パソコンとは違い、タブレットのデータ復元は難易度が高く、個人でできる対処法はほとんどありません。

対応実績が豊富なデータ復旧業者であれば、専門的な設備と技術の下で復元作業を行うことができます。重要なデータがある場合は、無料初期診断を利用して相談しましょう。