コムテックのドライブレコーダーを使用していると、「SDカードをフォーマットしてください」と繰り返し表示されることがあります。このエラーは放置すると録画データが保存されなくなるため、早急な対応が必要です。
本記事では、SDカードのフォーマット要求が発生する原因と具体的な対処法について詳しく解説します。適切なメンテナンスを行い、大切な録画データを確実に保護しましょう。
目次
SDカードのフォーマットを要求される主な原因
コムテックのドライブレコーダーで「フォーマットしてください」と表示される原因には、以下のようなものがあります。
データの断片化
ドライブレコーダーは常時録画を行うため、ファイルが細かく分断される「断片化」が発生しやすくなります。断片化が進むとデータの書き込みがスムーズに行えず、エラーを引き起こす原因となります。
高温環境によるSDカードの劣化
夏場の車内は50℃以上になることがあり、SDカードにとっては過酷な環境です。高温にさらされることでメモリの劣化が進み、エラーや認識不良が発生する可能性が高まります。
書き込み回数の上限に達した
SDカードは書き込み回数に制限があり、一般的なTLCタイプのSDカードでは約10,000回の書き換えで寿命を迎えます。ドラレコは短時間で頻繁にデータを上書きするため、1~2年ほどで寿命が尽きることがあります。
ファームウェアが古い
コムテックのドライブレコーダーでは、最新のファームウェアに更新することでSDカードの認識エラーが改善されるケースがあります。特に、新しいSDカードを使用する際は、必ず最新のファームウェアにアップデートしましょう。
接触不良
SDカードの端子に汚れや酸化膜が付着すると、デバイスが正しく認識できなくなることがあります。端子部分をアルコール綿で優しく清掃し、再挿入することで改善する場合もありますが、何度も抜き差しを繰り返すと、さらなる接触不良や端子の摩耗を招く可能性があります。
認識不良が続く場合は要注意
SDカードの認識不良が続く状態で繰り返しアクセスを試みると、内部のデータ構造が破損し、最悪の場合、完全に読み取り不能になるリスクがあります。
こうした症状が見られる場合、自己判断での対応は非常に危険です。適切な復旧手段を取るためには、専門的な初期診断を受けることが最も重要です。
初期診断の重要性

初期診断とは、HDDやSSD、SDカードの障害状況を専門機材で正確に分析し、データ復旧の可能性を見極めるプロセスです。
記録メディアの障害は大きく「論理障害(データ構造の破損)」と「物理障害(機械的な故障)」に分けられますが、外見上は判別が難しく、誤った操作をすると復旧不可能になることも少なくありません。
例えば、ファイルが開けないだけなら論理障害の可能性がありますが、異音やアクセス速度の極端な低下がある場合は、ヘッドクラッシュや不良セクタの進行などの物理障害が疑われます。このような場合、安易に電源を入れ続けると記録面が損傷し、データの復旧が困難になるため、速やかな対応が求められます。

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障害の兆候を感じたら、すぐにご相談ください。迅速な診断が、データを守る鍵となります。
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初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
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SDカードフォーマットエラーの具体的な対処法
SDカードのフォーマットエラーが発生した場合、以下の対処法を順番に試してみてください。
定期的にフォーマットを行う
コムテックでは、SDカードの安定した使用のために2週間に1回~月1回のフォーマットを推奨しています。
- ドライブレコーダーのメニューを開く。
- 「SDカード初期化」を選択。
- フォーマットを実行し、完了するまで待つ。
PCでフォーマットを行う場合は、SDメモリカードフォーマッター(推奨ツール)を使用し、FAT32形式でフォーマットしてください。
SDカードを交換する
以下の症状が見られる場合、SDカードの寿命が尽きている可能性があります。
- 「フォーマットしてください」の表示が頻発する。
- 録画データが正常に保存されない。
- 使用期間が2年以上経過している。
ドラレコ向けの高耐久SDカード(MLC / pSLCタイプ)を選ぶと、寿命を延ばせます。
ファームウェアを更新する
コムテックの公式サイトから最新のファームウェアをダウンロードし、SDカード経由でアップデートを行いましょう。
SDカードの端子を清掃する
SDカードの端子部分をアルコール綿で軽く拭くことで、接触不良が改善されることがあります。
フォーマットエラーにより、大切な録画データが消えてしまった場合は、データ復旧の専門業者に相談するのが最も安全な方法です。
当社では、最新の復旧設備を用いた無料診断を提供しており、高確率でデータの復旧が可能です。 24時間365日対応しておりますので、録画データを失う前にご相談ください。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
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デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
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よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
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復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。