RAW形式のデータは、デジタルカメラで撮影された高品質な未加工の画像データです。このデータを誤って削除してしまうと、大切な写真が失われるだけでなく、修復が難しい場合があります。しかし、適切な手順を踏めば、RAWデータを復元できる可能性は十分にあります。
この記事では、RAWデータを復元する方法と、復元を成功させるための注意点を詳しく解説します。また、復元が難しい場合に備え、専門業者への相談についても触れています。
目次
RAWデータが削除される主な原因
RAWデータが失われる理由はさまざまです。以下に、主な原因を挙げます。
誤操作による削除
写真を確認中に誤って「削除」を選択してしまうことが、RAWデータ消失の最も一般的な原因です。特に慌ただしい状況で操作すると、このようなミスが起きやすいです。
メモリーカードの初期化
「フォーマットしますか?」というメッセージに気づかず「はい」を押してしまうと、メモリーカード内のすべてのデータが削除されてしまいます。
データの上書き
削除されたデータが保存されていた領域に新しいデータが書き込まれると、元のデータが復元不可能になる場合があります。
ウイルス感染
メモリーカードがウイルスに感染すると、データが隠れるか、アクセスできなくなることがあります。
物理的な損傷
メモリーカードが物理的に破損している場合、復元ソフトでは対応できません。このようなケースでは、専門の復元業者の技術が必要です。
突然の故障で失ったデータは二度と取り戻せないかもしれません。また、大切な思い出の写真や仕事の資料など、取り返しのつかない被害を避けるためには、物理障害が疑われる時点で速やかに専門業者への相談を検討することを強く推奨します。
当社は、46万件以上の相談実績(算出期間:2011年1月1日~)を持ち、経験豊富な専門アドバイザーが対応しています。24時間365日、電話受付と無料診断を行っておりますので、いつでも安心してご相談ください。相談から初期診断・お見積りまで無料でご案内しておりますので、まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
RAWデータ復元の手順
RAWデータを復元するためには、削除後の状況に応じた適切な対処が必要です。以下に、復元の具体的な手順を説明します。
①メモリーカードの使用を停止する
データが削除された後も、そのデータはすぐに消えるわけではありません。新しいデータが上書きされると復元が困難になるため、削除に気づいた時点でメモリーカードの使用を中止してください。
②信頼できるデータ復元ソフトを選ぶ
RAWデータに対応した信頼性の高い復元ソフトを選択します。以下記事のソフトウェアが推奨されます。
③ソフトウェアをインストールしてスキャンする
選択したソフトウェアを使用して、削除されたRAWデータをスキャンします。
- ソフトウェアを公式サイトからダウンロードしてインストールします。
- メモリーカードをカードリーダーに挿入し、パソコンに接続します。
- 復元ソフトを起動し、接続したメモリーカードを選択して「スキャン」を実行します。
④復元データを別の保存先に保存する
復元したRAWデータを元のメモリーカードに保存するのは避けてください。新しいデータが上書きされる可能性を防ぐため、別のストレージを指定します。
- 復元ソフトのスキャン結果から、目的のRAWデータを選択します。
- 「リカバリー」または「復元」ボタンをクリックします。
- 保存先を指定する際に、元のメモリーカード以外の場所を選択します。
⑤専門業者への相談を検討する
メモリーカードが物理的に損傷している場合や、復元ソフトで解決できない場合は、データ復元専門業者の助けを借りることを検討してください。
専門業者は、以下のような高度な技術でデータ復元を行います:
- 専門設備での物理的な修復作業。
- 専用のデータ解析ツールを使用した復元。
- 破損したRAWデータの再構築。
業者選びの際は、実績や信頼性を確認することを忘れないでください。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。