ドライブレコーダー(ドラレコ)は動作中、ひたすらデータを書き込みを続けるため劣化しやすく、「SDカードを確認してください」というエラー発生するのは珍しくありません。
この記事ではエラーの主な原因と対処法を説明します。ぜひ参考にしてください。
目次
「SDカードを確認してください」エラーの原因とは?
SDカードを使用している際に「SDカードを確認してください」というエラーメッセージが表示されることがあります。
このエラーは、SDカード自体や使用環境に何らかの問題が発生していることを示しており、適切に原因を特定することが大切です。以下では、主な原因を詳しく解説します。
SDカードの容量がフルになっている
SDカードには記録できるデータ量に上限があります。録画データや写真、動画が増え続けると、容量がいっぱいになり、新しいデータを書き込めなくなります。この場合、エラーが表示されることがあります。容量不足が原因の場合、SDカードの空き容量を確認することで問題を把握できます。
ファイルシステムのエラー
SDカード内のファイルシステムが破損している場合もエラーが発生します。ファイルシステムは、SDカードに保存されたデータを管理する重要な仕組みですが、以下のような状況で破損することがあります:
- 突然の電源オフやシステムクラッシュ。
- SDカードを適切に「取り出し」処理せずに抜いてしまった場合。
ファイルシステムの破損が進行すると、データが読み込めなくなる可能性があります。
SDカードの互換性の問題
使用しているSDカードが機器の仕様に適していない場合、エラーが表示されることがあります。特に、SDカードの容量や速度クラスが機器の対応範囲外である場合、正しく認識されないことがあります。これは、ドラレコや一部の古い機器でよく見られる問題です。互換性を確認することがトラブル回避の第一歩となります。
環境や取扱いによる影響
高温多湿や直射日光が当たる環境で使用された場合、SDカードが熱や湿気によりダメージを受けることがあります。
また、不意の衝撃や水没などの物理的な影響も、エラーの原因となる場合があります。SDカードは精密な電子機器であるため、取り扱いには注意が必要です。
SDカードの寿命
SDカードは消耗品であり、書き込みと読み込みを繰り返すうちに劣化していきます。一般的なSDカードの寿命はおおよそ3年とされていますが、使用頻度や環境によってはそれより短くなることもあります。寿命が尽きたSDカードでは、データが正常に保存されず、読み書きエラーが発生することがあります。
また、SDカードの劣化は以下の兆候で表れることが多いです:
- データが突然消失する。
- 機器でSDカードを認識しなくなる。
「SDカードを確認してください」というエラーが発生した際には、まず原因を特定することが重要です。原因に応じた適切な対応を行い、必要に応じて専門業者に相談することで、大切なデータを守ることができます。
自己対処がもたらすリスクとは?

SDカードは使用を重ねるうちに劣化し、一般的に3年ほどでエラーが出やすくなります。劣化したカードを無理に操作すると、データが完全に失われるリスクも高まります。
劣化や破損したSDカードを無理に操作することで状況が悪化し、、元のデータを上書きしてしまう恐れがあるため、早急な対応が重要です。
デジタルデータリカバリーは、24時間365日対応のサポート体制を整え、突然のトラブルにも迅速に対応。46万件以上の相談実績と復旧件数割合91.5%(一部復旧を含む*)を誇り、国内外すべてのSDカードメーカーや規格に対応可能です。
初期診断とお見積りは無料でご提供しています。大切なデータを失わないために、少しでも異変を感じたら、早めにご相談ください。それがデータを守る第一歩です。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
* 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
「SDカードを確認してください」エラー時の対処法
「SDカードを確認してください」と繰り返し表示される場合、いくつかの対処法が考えられます。
- 端子部分の汚れを取る
- 別のデバイスでカードの接続を試す
- カードをフォーマットする
- chkdskを行う
端子部分の汚れを取る
SDカードを取り出し、端子部分を柔らかい布や綿棒で清掃してから再度挿入します。
別のデバイスでカードの接続を試す
また、別のカードリーダーまたはデバイスで試してみて、同じエラーが発生するか確認します。もしエラーが出ない場合は、元のカードリーダーの問題である可能性があります。
カードをフォーマットする
データを管理するファイルシステムの破損であれば、パソコンでカードをフォーマットすることでエラーが解消される場合があります。
ただし、フォーマットを行うとデータが抹消されるため、重要なデータがある場合は、フォーマットを控え、データ復旧の専門業者に対応を依頼することをおすすめします。
chkdskを行う
Check Diskは、Windowsに組み込まれているコマンドラインツールで、ディスクのエラーをチェックし、修復するために使用されます。
- コマンドプロンプトを管理者権限で開きます。Windowsのスタートメニューを右クリックし、「コマンドプロンプト(管理者)」または「Windows PowerShell(管理者)」を選択します。
- 次に、`chkdsk`コマンドを入力し、スペースの後にチェックしたいドライブレターを指定します(例: `chkdsk C:`)。エラー修復を行うには、`/f`オプションを追加します(例: `chkdsk C: /f`)。
- システムが起動中にディスクがロックされている場合、次回の再起動時にチェックをスケジュールするかどうか尋ねられます。確認して再起動すると、チェックと修復が開始されます。
chkdskは論理エラーの検出と修復には有効ですが、物理的な障害(例えば、ハードディスクの機械的な故障や物理的な損傷)には対応できません。
物理障害を無理に修復しようとすると、データの損失がさらに悪化する可能性があるため、物理的な故障が疑われる場合は、専門のデータ復旧サービスに依頼することが必要です。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値91.5%※1」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※1(2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。)
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。