PCにSDカードを接続しようとした際に「フォーマットする必要があります」と表示されるエラー。このエラーはフォーマットエラーと呼ばれ、SDカードのデータを読み込むことができません。データが消えている可能性もあります。
上書きや再起動によってデータの復旧ができなくなってしまう可能性もあるため今回は注意点を含め、フォーマットエラーの対処法と復旧方法を解説します。
目次
SDカードで「フォーマットする必要があります」というエラーが出る原因
SDカードで「フォーマットする必要があります」というエラーが出る原因をご紹介します。
PC側の不具合
PC側の不具合で「フォーマットする必要があります」のエラーが出ることがあります。再起動を試してみて解決しない場合は、ほかのPCに挿してみましょう。それでも解決しない場合はSDカードに問題があります。
SDカード容量が不足している
SDカードの容量は決まっています。最大容量の80%以上使用している場合はエラーが出る可能性が非常に高くなります。
SDカードの取り扱いが不適切
PCからSDカードを抜き差しする時に適切な操作があります。無理やり抜いた場合エラーが起きる可能性があります。
- タスクバーの右下にある「システムインジケーター」または「クイックアクション」領域で、SDカードのアイコンをクリックします。
- 「SDカードを取り出す」または「メディアを取り出す」を選択します。
接続インターフェースの不具合
SDカードの差込口に不具合が起きている場合に、エラーが起きる場合もあります。ほこりなどが詰まっている場合もありますので一度確認してみましょう。
SDカードにフォーマットエラーが発生した時の対処法
フォーマットエラーに対しての対処法をご紹介いたします。
SDカードをフォーマットする
SDカードをフォーマットすると、SDカード内のデータがすべて削除されてしまうので最終手段ということを知ったうえでフォーマットを行ってください。
SDカードをフォーマットする手順
- エクスプローラーを開きます。
- エクスプローラーの左側にあるナビゲーションペインで、「このPC」または「コンピューター」を選択します。
- 右側のペインで、SDカードリーダーまたはSDカードが表示されていることを確認します。
- SDカードデバイスを右クリックします。
- コンテキストメニューから、「フォーマット」を選択します。
- 「ファイルシステム」で、FAT32、exFAT、NTFSのいずれかを選択します。
- 「クイックフォーマット」にチェックを入れると、フォーマットにかかる時間が短くなりますが、データが完全に消去されない可能性があります。重要なデータが含まれている場合は、チェックを外してください。
- 「開始」をクリックします。
ただし、SDカードをフォーマットしてしまうと、保存されているデータはすべて初期化されてしまいます。大切なデータを保存している場合は、フォーマットする前にバックアップを取っておくか、データを復旧する必要があります。
デジタルデータリカバリーでは、フォーマットした・故障したSDカードの復旧実績が多数ございますので、お気軽にご相談ください。
SDカードのエラーをチェックする
WindowsではSDカードのエラー検知と修復を行うことができます。
WindowsでSDカードのエラー検知と修復を行う方法
- エクスプローラーを開きます。
- 左側のナビゲーションペインで、「このPC」または「コンピューター」を選択します。
- 右側のペインで、SDカードが表示されていることを確認します。
SDカードを右クリックします。 - コンテキストメニューから、「プロパティ」を選択します。
- 「ツール」タブを選択します。
- 「エラーチェック」ボタンをクリックします。
- 「ファイルシステムエラーを自動的に修正する」と「不良セクタをスキャンして回復を試みる」にチェックを入れます。
- 「開始」ボタンをクリックします。
フォーマットが完了すると、「フォーマットが完了しました。」というメッセージが表示されます。SDカードのエラーチェックについては以下の記事でも解説していますので、是非参考にしてください。
SDカードをchkdskコマンドで修復する
SDカードをchkdskコマンドを活用して修復を行うこともできます。
chkdskコマンドを使用する手順
- スタートメニューを開きます。
- 「Windows PowerShell」または「PowerShell」と入力して、Windows PowerShellを開きます。
- 以下のコマンドを入力して、Enterキーを押します。※【chkdsk X: /f】
※ここで、XはSDカードのドライブレターに置き換えます。
chkdskコマンドが完了すると、検出された問題と修復された問題が表示されます。フォーマットしたデータの復元方法については以下の記事でも解説しています。
SDカードをフォーマットせずにデータを抽出する方法
メッセージが出た時に、真っ先に考えなければならないことがデータの復旧や取り出しです。ここでは、データ復旧の方法を2つ解説します。
データ復旧ソフトを使用してみる
1つ目は、復元ソフトを用いることです。ここで注意してほしいのが復元ソフトは万能ではなく復元できない場合もあることです。
データ復元ソフトは、軽度の論理障害であった場合のみ、ご自身で手軽に復元することができます。しかし、フォーマット後、長期間操作していたり、もしくは物理障害が起きている場合、ソフトを使用してもデータを復元することはできません。
また、復旧ツールをかけることで、本来取り戻したいデータが上書きされてしまう可能性もあります。
データ復旧業者に依頼する
データ復旧業者では、復元ソフトでは対応できない物理障害や、重度論理障害であってもSDカードのデータ復旧が可能です。また、メーカーや症状ごとにエンジニアによる正確な初期診断によって、正確な故障原因の特定も可能です。
デジタルデータリカバリーでは、トップエンジニアが内部のデータを目視で確認し、ソフトで対応ができない中度以上の障害も対応が可能です。また、データのディレクトリ・拡張子ごとにデータを取り出し、削除やフォーマットによって失われたデータも復元が可能です。
ご相談から初期診断・お見積りまでは、無料でご案内しているため、まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
はじめてのデータ復旧業者は【技術力の高さ】で選ぶ
データトラブルの際、一番頼りになるのがデータ復旧業者です。しかし、初めてデータ復旧業者に依頼するとなると、どこに依頼したらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
データ復旧業者を選ぶときの最大のポイントは、【技術力の高さ】です。
データ復旧は手術と同様、何度もできるものではありません。失敗してもやり直しがきくものではなく、繰り返すたびに復旧率が下がっていくので、最初の対応が復旧率を握るカギとなります。もし絶対に取り戻したい大切なデータがあれば、確かな技術力を持つ業者に依頼すべきでしょう。
技術力が高いデータ復旧業者を選ぶ3つのポイント
全国100社以上あるといわれるデータ復旧業者の中で技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントを解説します。おさえておくべきポイントはこちらです。
- POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
- POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
- POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
POINT:1 復旧実績や復旧率が数字で明記されている
復旧実績や復旧率は、多くの場合、公式Webサイトで確認できます。特に実績が誰が見ても客観的に判断できる「数字」で明記されている企業は、信頼性が高いと言えます。
データ復旧業者の中には、明確な根拠数字を記載していないケースもあります。そのような業者は技術力を有していない可能性があるため、信頼できる業者とは言い難いです。
「国内最高レベル」など、曖昧な言葉のみで具体的な復旧実績について公開していない業者もあるため、過去の実績についてしっかり確認するようにしましょう。
POINT:2 他社で復旧できなかった機器からも復旧実績がある
「メーカーや他のデータ復旧業者で復旧できなかった機器から復旧実績がある業者」は技術力が高いと言えます。官公庁、国立大学法人、上場企業の復旧件数が多い業者も、信頼がおけます。
データ復旧は、機器の種類や障害の程度によって難易度が異なります。業者によって対応できる障害レベルにも差があるため、技術力の低い業者に依頼すると、復旧に失敗するリスクがあります。
他社で復旧できなかった機器でも復旧実績のある業者は、高難度の障害に対応している、技術レベルの高い業者と言えます。
POINT:3 復旧ラボを公開し、自社内に復旧設備を揃えている
データ復旧の業者の中には、自社で復旧作業を行なわず外注したり、自社内に専用設備を持たない業者も存在します。
そのような業者に依頼してしまうと、誤った処置が行われ、大切なデータを失う可能性があります。
復旧ラボを公開し、見学を受け付けている業者であれば、自社内できちんと復旧作業を行なっていることがわかるので安心です。
国内で復旧ラボを構えている業者は限られています。Webサイトの情報だけではわからないことも多く、実態を知るには直接ラボの様子を確認するのが一番安心です。
データ復旧は「デジタルデータリカバリー」にお任せください
当社はデータ復旧専門業者 14年連続データ復旧国内売上No.1(※)として多くのお客様に選ばれ続けています。そして技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ3つのポイントをすべて満たしており、自信を持ってデータ復旧の作業をさせていただきます。
※データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと
※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(集計期間:2007年~2020年)
- POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
- POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
- POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
POINT:1 復旧実績や復旧率を数字で公開しています
当社はデータ復旧国内トップクラスの実績を誇っており、復旧率最高値 95.2%(※1)の技術力をもって、あらゆるメディアからのデータ復旧に対応しています。また、官公庁や国立大学法人・上場企業を含めた、日本中のお客様のデータの復旧に対応しており、累計41万件以上のご相談実績(※2)があります。
しかし残念ながら、データ復旧業者の中には技術力が低いにも関わらず、「我々は高い技術力を持っています」など、明確な数字を出さずに曖昧な表現をしている復旧業者が多数あります。そのような復旧業者は、実績が少なかったり、社内に専用設備を持っていない可能性が高いため、注意しましょう。
当社では、「本当に技術力の高い会社であれば、復旧率で明確な根拠を示すべき」と考え、つちかった技術力に自信があるからこそ、復旧実績や復旧率を公開しています。
POINT:2 他社で復旧不可からも多数復旧に成功しています
当社では、同業他社では復旧不可能とされた機器のご相談も7,000件以上(※3)対応しており、重度障害からのデータ復旧に多数成功しています。
技術力の高い業者ほど、他社で復旧不可能と判断された機器の復旧実績が高くなる傾向にあります。
当社は、他社様を上回る症例数を復旧しているからこそ、同業他社で復旧不可能な障害でも、当社で復旧が可能となっています。諦める前に、まずはご相談ください。
POINT:3 復旧ラボをすべて公開・自社内設備で復旧しています
当社は復旧ラボを公開し、見学を受け付けており、直接ラボの様子を確認していただけます。クリーンルームを含め、国内最大級の自社内復旧ラボで復旧作業を行っており、エンジニアの作業風景をWebサイトやSNSで発信しています。
大切なデータを預ける上で、その業者の実態が分からないと信用できませんよね?社内風景や、実際に復旧に携わるエンジニアの顔が見えることは、非常に重要な点と言えます。
データ復旧業者の中には、復旧ラボを社内に保有していなかったり、外注や、個人でも試せる復旧ソフトを使用するだけで、作業を行わない業者も存在します。Webサイト上に掲載している社内風景と、実態が異なる怪しい業者も少なくありません。セキュリティなどを理由に、実態を明かさない復旧業者は、怪しいと判断した方が良いでしょう。
※1:2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数 (2017年12月~2024年6月の各月復旧率の最高値)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:期間:2016年6月1日〜
デジタルデータリカバリーが選ばれる理由について、詳しくはこちらで紹介しています。
↓まずはお気軽にご相談ください↓
復旧~納品までの流れ
最短当日復旧!まずはご相談ください
当社では、初期診断は最短5分、ご依頼いただいた機器の約8割が48時間以内に復旧完了しています。ご相談・初期診断・お見積りまで無料でご案内しています。
また、過去41万件以上のご相談実績から算出されるデータベースを基に、機器や症状ごとに配置された専門のエンジニアが最先端設備と技術力を駆使して正確な診断と復旧作業を行います。大切なデータ、業務にかかわる重要なデータを復旧させたい場合はご気軽にご相談ください。
データ復旧の料金について
データ復旧費用は4つの要素で決まります
-
1総ディスク容量
どれくらいの大きさか?
-
2故障箇所
どこが壊れているか?
-
3難易度
どれくらい壊れている?
-
4工程数
復旧にかかる期間は?
-
1総ディスク容量
どれくらいの大きさか?
-
2故障箇所
どこが壊れているか?
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3難易度
どれくらい壊れている?
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4工程数
復旧にかかる期間は?
お電話いただければ、専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算のお見積もりと復旧期間をお電話にてお伝えいたします。その後、無料初期診断(お見積もり)のご案内を差し上げることもできますので、金額面についてもお電話にてご相談ください。
データ復旧料金の目安
500GB未満 | 5,000円〜 |
---|---|
500GB以上 | 10,000円〜 |
1TB以上 | 20,000円〜 |
2TB以上 | 30,000円〜 |
※こちらに掲載されている金額は、あくまで総ディスク容量を元にした目安の金額です。 障害内容により、金額が異なりますので、まずはお電話にてご確認ください。
当社復旧費用のおすすめポイント
復旧料金は、診断結果に基づいたプラン(成功報酬制あり)をご提示いたします
当社では、機器の障害状況を診断させていただき、プランをご提示いたします。
成功報酬制プランにおける「復旧成功の定義データ」は、お客様の希望に合わせて設定が可能です。
ご相談・初期診断・見積まで無料で承りますので、お気軽に無料診断・見積サービスをご活用ください。
※症状により、復旧の可否にかかわらず作業費を頂戴する場合がございます。作業費が発生する可能性がある障害に関しては、事前にお客様に状況をお伝えした上で、作業費を発生させて復旧作業に着手するか、そのまま復旧作業に着手せず機器をご返却するかをご判断いただきます。
弊社の独断で復旧作業を遂行し、作業費を請求する事はございませんのでご安心ください。
ご不明な点に関してはお手数ですが、都度担当までお問合せください。
復旧できたデータは全て納品
成功定義データだけでなく、復旧できたデータは追加料金無しで全てご納品いたします。
お見積もり後に追加で作業料を請求することはありません
お見積もり後に追加で作業料金を請求することはありません。復旧の度合いにより、お見積もりから減額される事はあっても高くなる事はございませんのでご安心ください。
※納品用メディアのご購入やその他追加サービスへのご加入については別途料金が発生いたします。
お客様に合った支払い方法が選択可能
クレジットカード・銀行振込・現金支払いに加え、請求書支払い・保険支払い・公費でのお支払い・商社を介してのお支払い等、対応が可能です。ご成約時にお申し出下さい。
官公庁、国立大学法人、上場企業
多くのお客様にご利用いただきました
※ 掲載の許可を得た法人様の一部を紹介させていただいております。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
営業時間は以下の通りになっております。
土日祝日問わず、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。