SDカードはスマートフォンやデジタルカメラなど、様々なデバイスで利用されていますが、突然故障してしまうことがあります。
SDカードの故障が原因で、大切なデータが消失してしまうと、大きな損失になることもあります。
本記事では、SDカードが壊れる前兆を確認し、データ消失を未然に防ぐための対策を紹介します。
目次
SDカードが壊れる前兆とは?
SDカードの故障は突然起こるように感じますが、実際にはいくつかの前兆が存在します。これらの前兆を見逃さず、早めに対処することで、データ消失のリスクを減らすことができます。
デバイスがSDカードを認識しない
最も一般的な前兆の一つが、SDカードを挿入してもデバイスが認識しないことです。これはSDカードのコネクタ部分の摩耗や物理的な損傷が原因で発生することがあります。
読み書き速度の低下
以前はスムーズにデータを読み書きできていたのに、最近になって速度が急激に遅くなった場合、SDカードの寿命が近づいている可能性があります。この症状はメモリセルの劣化によって引き起こされます。
ファイルが破損する
SDカードに保存されている写真や動画、文書ファイルなどが突然開けなくなったり、再生できなくなったりする場合は、SDカードの論理障害や物理的損傷が疑われます。この状態が続くと、完全にデータが消失するリスクが高まります。
SDカードの容量表示に異常がある
SDカードの容量が正しく表示されない場合も、故障の前兆です。例えば、16GBのSDカードが挿入されているのに、デバイス上で2GBや0GBと表示されることがあります。この場合、内部のメモリ構造に問題が生じている可能性があります。
フォーマットを求められる
「SDカードをフォーマットしてください」というメッセージが頻繁に表示される場合、SDカードが正常に機能していないことを示しています。何度もフォーマットを求められる場合は、データが危険な状態にあるため、早急にバックアップを取ることが推奨されます。
不審なエラーメッセージが表示される
「エラーが発生しました」「SDカードが破損しています」などのメッセージが頻繁に表示される場合、SDカードの故障が近いと考えられます。この場合、データが破損してしまうリスクが高くなるため、早めの対処が必要です。
デジタルデータリカバリーでは、故障したSDカードのデータ復旧実績が豊富にございますので、ぜひご相談ください。
SDカードが壊れたときの対処法
SDカードが壊れてしまった場合、完全に復旧できない場合もありますが、適切な方法を試すことでデータを取り戻せる可能性があります。以下の対処法を試してみましょう。
カードリーダーを変更してみる
まずは、別のカードリーダーやパソコンにSDカードを挿入してみましょう。リーダーの接触不良や互換性の問題でSDカードが認識されないことがあるため、異なる環境で試してみる価値があります。
他のデバイスで試す
SDカードが特定のデバイスでのみ認識されない場合、他のデバイスで試してみることも効果的です。特定の機器との相性問題が原因で、SDカードが一時的に認識されないことがあります。
データ復旧ソフトを使用する
SDカードの論理障害であれば、データ復旧ソフトを使用して失われたデータを回復できる場合があります。市販されているデータ復旧ソフトは、SDカード内の削除されたファイルや破損したファイルを復元する機能を持っています。ただし、ソフトの使用にはリスクも伴うため、必ずバックアップを取ってから実行してください。
プロに依頼する
SDカードが物理的に故障している場合、自力でのデータ復旧は難しいです。この場合は、データ復旧の専門業者に依頼することが最も安全です。特にSDカードが認識されない場合や、異常な音がする場合、早急に専門家の手に委ねることをお勧めします。
SDカードが壊れないための予防策
SDカードの故障を防ぐためには、日頃からのメンテナンスが重要です。以下の予防策を実践して、SDカードの寿命を延ばしましょう。
定期的にバックアップを取る
最も重要なのは、定期的にデータのバックアップを取ることです。SDカードは消耗品であり、いつかは故障するものです。データ消失を防ぐためには、別の場所にデータをコピーしておくことが必須です。
適切な取り扱いを心がける
SDカードはデリケートな部品が集まった精密機器です。水濡れや強い衝撃、高温や湿度の高い場所に放置しないように注意しましょう。また、SDカードを取り外す際は、必ずデバイス上で「安全に取り外す」を選んでから抜き取ることで、データ破損を防ぐことができます。
フォーマットを定期的に行う
SDカードは使用を重ねるうちに断片化が進み、読み書き性能が低下することがあります。定期的にSDカードをフォーマットすることで、ファイルシステムのエラーを修正し、性能を最適化できます。フォーマットの際は、必ずデータのバックアップを取ってから実行しましょう。
データが取り出せない・自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ消失のリスクを最小限に抑え、確実にデータを取り出すためには、自己診断や修復を試みず、速やかに専門家に相談することが重要です。専門家は適切な診断ツールと経験を持っており、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。
特に重要なデータが含まれている場合は、データ復旧の専門家に相談することが最も安全で確実な方法です。データ復旧業者では、機器に発生している症状をもとにエンジニアが正確な初期診断を行い、故障原因を特定することが可能です。プロが対応するため、データ復旧に失敗するリスクを抑えることができます。
デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで365日24時間体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
営業時間は以下の通りになっております。
土日祝日問わず、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。