ビデオカメラが水没してしまった場合、大切なデータが消えてしまうのではないかと不安になるかもしれません。

しかし、正しい応急処置を取ることで被害を最小限に抑え、データを復元できる可能性があります。ここでは、ビデオカメラが水没した場合の症状と対処法について詳しく解説します。

ビデオカメラが水没した場合に発生する症状

ビデオカメラが水没すると、さまざまなトラブルが発生する可能性があります。以下に主な症状をまとめます。

電源が入らない

水没によって内部の回路がショートし、電源が入らなくなることがあります。

画面が映らず操作できない

ディスプレイ部分の故障や内部基板の損傷により、画面が真っ暗なままになることがあります。

また、ディスプレイの操作ができないことに加え、水分がボタン内部に入り込むことで、正常に押せなくなったり誤作動を起こすことがあります。

内部から異音がする

水が内部の駆動部に入り込むことで、異音が発生することがあります。異音が発生している場合、内部部品が故障寸前の可能性があるため、機器の通電は控えるようにしましょう。

記録メディアが認識されない

SDカードスロットや内蔵ストレージが水濡れによって故障し、データへのアクセスができなくなることがあります。

この場合、機器と同時にSDカードも物理的に損傷している可能性があります。データを復元するには専門的な技術と知識を要するため、個人での復元はほとんど困難と言えます。

ビデオカメラが水没した場合の対処法

水没後の対応が早ければ早いほど、データ復元の成功率が高まります。以下の対処法を試してみてください。

電源を入れない

水没後に電源を入れてしまうと、内部でショートを起こし、データが完全に破損するリスクがあります。絶対に電源を入れないでください。

バッテリーを取り外す

可能であれば、すぐにバッテリーを取り外してください。バッテリーが接続されたままだと、回路が損傷しやすくなります。

乾燥させる

完全に乾燥するまで待つことが重要です。カメラの外部の水分をふき取り、風通しの良い場所で1時間程度乾燥させましょう。

データが必要な場合は専門業者に相談する

水没はデータ損失のリスクが非常に高いため、専門業者に相談するのが最も確実です。

専門のデータ復旧業者では、クリーンルーム環境で高度な技術を使い、データ復元を試みることができるため、個人では復旧不可能な場合でも、復元できる可能性があります。

無料初期診断を提供している業者も多いため、まずは相談してみることをおすすめします。