Windowsのトラブルシューティングを実行中に「トラブルシューティング中にエラーが発生しました」というメッセージが表示されることがあります。本記事では、その原因と具体的な対処法を詳しく解説します。
もし原因や対処法が当てはまらない場合やデータを無くしたくない場合、無理に操作せず、専門業者に相談を。デジタルデータリカバリーなら、365日年中無休・最短即日復旧が可能です。
目次
「トラブルシューティング中にエラーが発生しました」の原因
Windowsのトラブルシューティングツールが正常に動作しない原因はいくつか考えられます。以下に代表的なものを挙げます。
サービスが停止している
Windows Updateや関連サービスが停止していると、必要なプロセスが実行されず、トラブルシューティングツールが正常に動作しません。これにより、エラーの診断や修復作業が進まなくなります。
セキュリティソフトやファイアウォールの干渉
ウイルス対策ソフトやファイアウォールは、システム内の通信を監視し、ネットワーク接続やシステムファイルへのアクセスをブロックすることがあります。この干渉により、トラブルシューティングツールが正常に動作しないことがあります。
DNSキャッシュの問題
古いDNSキャッシュが残ると、ウェブサイトへのアクセス時に古いIPアドレス情報が使用され、インターネット接続が正常に確立できなくなります。これにより、サイトの読み込みや接続エラーが発生することがあります。
システムファイルの破損
システムファイルが破損すると、Windowsの基本機能が正常に動作せず、トラブルシューティングツールが必要なファイルを読み取れずエラーが発生します。破損は、ソフトウェアのインストールや更新、突然のシャットダウンなどが原因で起こります。特に、システムファイルの破損などが原因の場合、無理な操作で状況を悪化させることもあります。誤った操作で重要なデータを無くしたくない場合、データ復旧業者に相談するのをおすすめします。
.NET Framework、UAC、レジストリの問題
.NET Frameworkの破損により、アプリやツールが正常に動作しなくなります。UACの設定不良や、レジストリの不正な設定も原因となり、ツールの実行やシステムの動作に支障をきたすことがあります。
物理障害
「トラブルシューティング中にエラーが発生しました」は、HDDの物理的損傷や接続不良、またはディスクの劣化が原因で発生することがあります。物理障害の場合、個人での修復は困難で、データ損失のリスクがあります。早急にディスクの診断を行い、専門のデータ復旧業者に相談することが推奨されます。
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「トラブルシューティング中にエラーが発生しました」の対処法
以下の方法を試すことで、問題を解決できる可能性があります。
サービスを再起動する
必要なサービスが停止している場合、再起動することで解決する可能性があります。
- 「Windowsキー + R」を押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- 「services.msc」と入力し、Enterキーを押します。
- 「Background Intelligent Transfer Service」「Cryptographic Services」「Windows Update」を探します。
- 各サービスを右クリックし、「再起動」を選択します。
- PCを再起動し、トラブルシューティングツールを再試行します。
セキュリティソフトやファイアウォールを一時停止する
ウイルス対策ソフトが干渉している場合、一時的に無効化して確認します。
- タスクバーの通知領域でウイルス対策ソフトのアイコンを右クリックします。
- 「一時的に無効化」または「リアルタイム保護をオフにする」を選択します。
- トラブルシューティングツールを再試行します。
- 問題が解決した場合は、再度セキュリティソフトを有効に戻します。
DNSキャッシュをクリアする
DNSキャッシュが影響している場合、クリアすると解決することがあります。
- 「Windowsキー + R」を押し、「cmd」と入力してEnterキーを押します。
- 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
ipconfig /flushdns
(DNSキャッシュをクリア)netsh winsock reset
(ネットワーク設定をリセット) - PCを再起動し、トラブルシューティングツールを再試行します。
システムファイルを修復する
システムファイルが破損していると、トラブルシューティングツールが正常に動作しないことがあります。SFC(System File Checker)とDISM(Deployment Image Servicing and Management)を使用して修復できます。
- 「Windowsキー + R」を押し、「cmd」と入力して「Ctrl + Shift + Enter」を押し、管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。
- 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
sfc /scannow
スキャンが完了するまで待ちます。
- スキャンが終了したら、次のコマンドを入力してEnterキーを押します。
Dism /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
この処理には時間がかかることがあります。
- 完了したらPCを再起動し、トラブルシューティングツールを再試行します。
.NET Frameworkを修復する
.NET Frameworkが破損していると、Windowsのトラブルシューティングツールに影響を与えることがあります。以下の手順で修復を行います。
- 「Windowsキー + R」を押し、「appwiz.cpl」と入力してEnterキーを押し、「プログラムと機能」を開きます。
- 「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリックします。
- 「.NET Framework 3.5」と「.NET Framework 4.x」のチェックを一度外して「OK」を押します。
- PCを再起動します。
- 再び「Windowsの機能の有効化または無効化」を開き、「.NET Framework 3.5」と「.NET Framework 4.x」にチェックを入れて有効化し、「OK」を押します。
- 完了後、PCを再起動し、トラブルシューティングツールを再試行します。
ユーザーアカウント制御を無効にする
ユーザー アカウント制御(UAC)が影響を与えている場合、一時的に無効にすることでトラブルシューティングツールが正常に動作することがあります。
- 「Windowsキー + R」を押し、「control」と入力してEnterキーを押し、コントロールパネルを開きます。
- 「ユーザーアカウント」→「ユーザーアカウント制御設定の変更」をクリックします。
- スライダーを一番下の「通知しない」に設定し、「OK」を押します。
- PCを再起動し、トラブルシューティングツールを再試行します。
- 作業完了後、再度UACの設定を元に戻してください。
レジストリを修正する
レジストリの設定が不正な場合、トラブルシューティングツールが正しく動作しないことがあります。以下の手順でレジストリの修正を行います。
- 「Windowsキー + R」を押し、「regedit」と入力してEnterキーを押し、レジストリエディタを開きます。
- 以下のパスに移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion \Image File Execution Options
- 「msdt.exe」のキーが存在する場合、それを右クリックして「削除」を選択します。
- レジストリエディタを閉じ、PCを再起動します。
- トラブルシューティングツールを再試行し、問題が解決したか確認します。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。