データ復旧.com森川設計 様 | 弊社のデータ復旧サービスをご利用頂いたお客様の声 | データ復旧.com

0120-706-332
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復旧率最高値
 
95.2%
 

※2018年2月実績 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数(2017年12月~2021年12月の各月復旧率の最高値)

 法人 /  外付けHDD
 デジタルデータリカバリー(DDR)のサービスをご利用されたお客様の声
代表取締役 
森川 英治 様

森川設計 様

「復元と復旧」

消失した物を周りの状況や流れを汲んで元々あったかのように戻す「復元」作業は、「データ復旧」と共通点があります。

「仕事で古い文化財の修復や復元を行いますが、消失した物を周りの状況や流れを汲んで元々あったかのように戻す作業は実に大変です。古びてたら古びた風にして合わせないとならず、その地味とも言える手作業は、成功と失敗を積み上げてきた熟練職人ならではの作業で、莫大な労力と時間を費やします。例えば、過去に講堂のアーチ壁を復元する作業を行いましたが、まず、もともと使われている壁の粉の産地を探りあて、それを一生懸命かき集めた上で復元していきます。下手にやると価値が下がり、重要文化財として登録されなくなることもあります。」と、森川設計の代表取締役森川英治氏(44)が仕事内容について話してくれた。
森川設計 代表取締役 森川 英治 様
森川設計 代表取締役 森川 英治 様(44)

【重要文化財】東京都庭園美術館エントランス内装①
【重要文化財】東京都庭園美術館エントランス内装①

「デジタルデータリカバリー(以下DDR)のデータ復旧ラボを見学した際、復旧エンジニアが“消失したデータ”を流れに則って、数字の羅列の中から穴埋めをしていく姿を見て、『復元』の世界と共通点があり、修復する人はみんなどこか似ているなぁと感じました。私にとってラボ見学はとても新鮮で、自分のデータそっちのけに職人目線で色々なところを見てました。」と、DDRのデータ復旧サービスを利用した当時の様子を笑顔で振り返り感想を述べた。

【重要文化財】東京都庭園美術館エントランス内装②
【重要文化財】東京都庭園美術館エントランス内装②

大学では建築学科に通いながら建築の世界に飛び込んだ森川氏は建築家の下10年間勤務、その後独立起業しDDRのすぐ近くにある銀座8丁目で造船会社と2年間共同事務所を運営した。代々木上原に自分の設計事務所を構え、今年で10年が経った。あえて建築事務所と言わないのは、建築以外にも靴や家具などのデザインも請け負うからである。一番多い案件は、戸建て住宅の設計で、内装も施工も全てプロデュースする。
最近の商流は訪日観光客増加に伴い、オフィスをホテルにリノベーションする仕事だ。

そんなある日、森川氏の所有する外付けハードディスクが突然パソコンにアクセスできない状況に陥った。明確な理由は特定できないが、この頃は仕事が忙しく頻繁に機器の出し入れがあり、振動を与えてしまっていたと言う。電源を落として数日後に再起動するなど色々試したが、二度と読み込むことはなかった。「急いで何とかしなくては」と思い、PCに詳しい友人数名に電話し、その中の一人の強い勧めでDDRのデータ復旧サービスに辿りついた。銀座に馴染みがあった同氏は、会社から寄れる距離にあるDDRに依頼することを決めた。

「自分が今までやってきたデザインデータが営業、名刺代わりなので、それが全部なくなり大変困りました。」

「ちょうどお盆の最も忙しい時期で、進行中のプロジェクトの書類提出も間近に迫り、でも、自分ではどうにもならないし、どうしようも出来ないので本当に焦りました。また、本当に復旧できるかも分からないので、大きな不安もありました。お客さんのデータや文化財の基礎データなどは保管義務もあるので大変困りました。」とデータ喪失時のひどく焦って困った状況を振り返った。

今回不運にも喪失してしまったデータの中身は、5~6年間蓄積してきた6000枚以上にものぼる製図図面で大半はCADやVECTORWORKSで作成したものだ。他には建築物が作れられていく過程を撮影した画像約6000枚。地盤、基盤などの見えなくなるところを中心に、内装、外装、造り、完成物など全て写真撮影をして「記録」として残しておかないといけず、この写真記録をしっかり残しておけば古い文化財さえも今後復元する上で当たりがつき、別の人にも代々継承できるメリットがある。契約書、見積もり、発注書、顧客管理、売上管理などの書類関係も当然の事ながら含まれていた。
特に取り戻したいデータに優劣はないが、“文化財復元や自分の思い入れがあるプロジェクト図面”は何としても救出したかったと言った。

「白衣を着けて対応している姿は、医者や科学者を彷彿させ、データを治療するという事はこういう事なんだ!」

失われたデータを救出する為、壊れた外付けHDDを持って銀座にあるDDRを訪れた森川氏は、同社の一連のサービスを振り返り、「非常によく説明して頂けたので、やり方やポイントをよく理解でき、皆さん努力しているんだなぁと感心しました。建築設計もそうですけど、見えづらいモノや重量がないモノをお客様に受け取ってもらう場合、なかなか値段と価値を感じてもらいにくいものです。お客様のなかに価格のイメージがあり、それとのギャップで“高い”と言われてしまうことも多いところが建築と全く似ていると思い、大変だなと共感しました。設計は図面なので印刷するとまだ重量がありますが、特に形や重量がない復旧サービスの価値は伝わりにくく、こういう場合は、説明の限りを尽くして“価値を説く”しかないので、それを実行しているDDRは凄いなと思いました。」と述べた。

復旧できた時の気持ちは、「良かったぁ!!」という嬉しい気持ちでした。

結果的に、約1週間で100%のデータを復旧できた喜びを語る一方で、「もし復旧できていなければ、やり場を失うほど大変な事態になっていた」と話す森川氏は、「データ喪失であっても、1日でも1週間たりとも遅れることは許されず、1ヶ月遅れるなどは言語道断、決して許されるものではなかった」と述べた。「リノベーション案件ならまだしも、新築の場合には、部品図など全て自分でデータを作っている私にとって、発注記録も、これから発注するモノの記録も全消失したら完全に仕事が崩壊していただろう」と恐る恐る当時を回想した。

二度とこの様な事態を避けるべく、復旧後の対策として、外付けHDDを2台購入した森川氏は、現在クラウドサービスの導入も検討していると言う。また、机の近くに置くと振動が起るので、極力安全な場所に据えるなど振動対策にも余念がない。今回の復旧劇で危機(機器)管理に対する意識が芽生えたのだ。

「真横をクレーン車が走ったり、杭を地中に打ちこんだりすると、プレハブがすごく揺れて振動が起きるけど大丈夫かな?と心配になります。」

仕事上、色々な建築サイトや工場にあるプレハブ事務所を訪問する度に、各所のデジタル記録媒体の杜撰な管理体制を目の当たりにする森川氏は、今や建築業界もあらゆる情報をデータで残す時代であるにもかかわらず、それらを管理することへの意識の低さに心配を露にする。これは、実際にデータ復旧を身を持って体験したからこそ鳴らせる警鐘である。

「データの安全は、“価値”としてきちんと買わないといけないですし、自分の“価値”だと思えば理由のある対価になります。これからの時代は、データ記録にきちんと対応した暮らしをすべきだと思います。」と最後に貴重なアドバイスを頂いた。

軽井沢新築(進行中)
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軽井沢新築(進行中)鉄板による建築例
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