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デジタルデータリカバリー(DDR)のサービスをご利用されたお客様の声
上平 隆憲 様
飛騨山野村史研究家
「とにかく社員の対応が良かった!それにつきる!」
今回取材をさせて頂いた上平様は、55歳までの約30年間、パナソニック株式会社でフロッピードライブの営業等をされており、退社後は外資系ITベンチャーの支援をされておりました。定年退職後の64歳より、法政大学の短期講座や府中市の学校に通い、古文書の勉強を始めました。現在は過疎化が進む故郷の岐阜県飛騨山野村の古文書と郷土史の研究に携わり、年3回の郷土史誌への投稿を通じ、自分の関心のあるテーマについて研究を重ね論文執筆されております。今回は、1万を超える大事な古文書データファイルを喪失してしまい、DDRにご依頼がありました。
紛失したデータ
1万を超える古文書原本のスキャンデータ(多くはPDFや写真) や文書 (一太郎やWordを使って古文書を活字化したもの)およそ800GB。
データ紛失の経緯
外付けHDD(1TB)を5年以上使用していました。ノートパソコン(東芝DynabookT552)から外付けHDDを取り外す際に、稼働中にも関わらずパソコン画面右下隅の適切なアイコンをクリックせず、そのまま直接コードを引き抜いてしまいました。画面が真っ暗になってしまい、再び使うことは出来なくなりました。HDD残量に余裕がないくらい使用していた上に、荒っぽい扱い方をしてしまったのでデータが消えてしまったのではないか…と思っています。それ以来、まったく動かなくなりました。
データ復旧について
データが消えた時、まず詳しい人に頼もうと大学でパソコンを教えている友人に相談しました。その友人が“自分では直せない”と判断し、データ復旧会社を勧めてくれ、ネットでデータ復旧会社を検索してくれました。その時に行き着いたのがDDRです。他社も3~4社調べていましたが、DDRへ電話したときに「ここに任せよう」と思えました。電話した理由は、ホームページが信頼できそうで、記載されていた実績が心に響いたからです。
特に復旧したかったデータとその中身
今回は、古文書解読に関する1万を超すドキュメントとスキャンデータを特に復旧したかったです。古文書解読は、撮影した原本文書の保存/保管、作成した文書の保存/保管が生命線なので、記録の喪失は大きな妨げになります。古文書の解読には資格などなく、知識と人間関係が大事で、長年かけて築き上げた人間関係があるからこそ集められた資料が多かったので、本当に大切なデータでした。
例えば、役所から古文書を借りる場合は、「外部持出厳禁」なので、その場でスキャンします。スキャンする事も役所との信頼関係がなければやらせてもらえません。
例えば、役所から古文書を借りる場合は、「外部持出厳禁」なので、その場でスキャンします。スキャンする事も役所との信頼関係がなければやらせてもらえません。
古文書について
解読を始めた頃は、まず故郷である岐阜県飛騨山野村に古文書が残っているかどうか確信が持てず、友人に「あなたのところに古文書ない?」と聞いて回りました。古文書は金銭貸借や年貢に関する記載が多く、通常は江戸時代に名主(村長)をやっていたところに、『幕府や藩から年貢を納めなさい』等と書かれた古文書が多く保存されています。
村にどれだけ百姓がいるか、石高などの把握も含めて、当時は文書で確認されていました。日本の古文書はまだ99%読まれていないと言われているので、友人達を頼ることから古文書探しを始めました。
現在住んでいる府中市には、まだ読まれていない古文書は15,000点くらいあると言われ、現代語に訳した古文書の多くは、テーマごとに集約して製本化されています。ゴールは古文書を訳すのではなく、古文書を使い、テーマを絞り、それについての論考をまとめることです。
枕草子は文学であり、読んで価値のあるものですが、古文書はあるテーマを紐解く”鍵”です。場合によっては見過ごされていた歴史上の発見に繋がる可能性があります。ほとんどの人は読むことを楽しみますが、私は読むこととそれを小さな論考にまとめることの両方を楽しんでいます。過疎化が進む現在の村が元気だった時代の証を明らかにし、村の復興の将来像に結びつく何かが残せたら嬉しいと思い、5~6年前に古文書を調べて、自分の意見をまとめてみようと思ったのがキッカケです。
古文書は読んでいて分からないところが出てくると、何人かのグループで読んでいると発想の違う人の意見が出て解読が進んでいくことが多くあります。ひとりでは読めない字がグループだと読めたり、新しい見方が見つかったりするのが楽しいところです。
村にどれだけ百姓がいるか、石高などの把握も含めて、当時は文書で確認されていました。日本の古文書はまだ99%読まれていないと言われているので、友人達を頼ることから古文書探しを始めました。
現在住んでいる府中市には、まだ読まれていない古文書は15,000点くらいあると言われ、現代語に訳した古文書の多くは、テーマごとに集約して製本化されています。ゴールは古文書を訳すのではなく、古文書を使い、テーマを絞り、それについての論考をまとめることです。
枕草子は文学であり、読んで価値のあるものですが、古文書はあるテーマを紐解く”鍵”です。場合によっては見過ごされていた歴史上の発見に繋がる可能性があります。ほとんどの人は読むことを楽しみますが、私は読むこととそれを小さな論考にまとめることの両方を楽しんでいます。過疎化が進む現在の村が元気だった時代の証を明らかにし、村の復興の将来像に結びつく何かが残せたら嬉しいと思い、5~6年前に古文書を調べて、自分の意見をまとめてみようと思ったのがキッカケです。
古文書は読んでいて分からないところが出てくると、何人かのグループで読んでいると発想の違う人の意見が出て解読が進んでいくことが多くあります。ひとりでは読めない字がグループだと読めたり、新しい見方が見つかったりするのが楽しいところです。
データが戻ってきた時の気持ち
復旧にかかった時間は1週間でした。不安で気になっていたので、全て手元に戻った時は、とにかく嬉しかったです。本当に有難かったです。今は対策として、外付けHDDをもう一台買ってそこにも入れています。古文書以外の写真も全て外付けHDD2台へ保存し、きちんとしたステップで取り出して外すようになりました。
もしデータ復旧ができていなければ
また一から始めるしかなかったです。暇だからやるしかないと思っていましたが、およそ10年分なので相当な労力が必要です。10年前のエネルギーと今は違いますからね。
DDRのデータ復旧サービスを利用して感じたこと
来社した際の社員の方の対応が大変良かったです。訪社しても社員の対応次第では、頼まないということもあったかも知れません。しかし、受付で「ここは礼儀正しいので、しっかり社員の教育がされているな~」と思い決断しました。とにかく社員の対応が良かった!それにつきます!
今まで自分の直感を大事にしてきたから、本当にいいものは分かります。昔、仕事でカリフォルニア州のアップル本社に行った時も、「受付の対応が抜群だ、この会社は発展する」と思ったことを記憶しています。受付は会社にとって非常に大事で、受付が良いと信頼感と親しみが湧くものです。DDRの受付は良かったのを今でも覚えています。
今まで自分の直感を大事にしてきたから、本当にいいものは分かります。昔、仕事でカリフォルニア州のアップル本社に行った時も、「受付の対応が抜群だ、この会社は発展する」と思ったことを記憶しています。受付は会社にとって非常に大事で、受付が良いと信頼感と親しみが湧くものです。DDRの受付は良かったのを今でも覚えています。
最後に一言
DDRの仕事によってデータが戻り、救われた人は喜んでいると思いますので、もっとこの事業や会社が認知されてもよいと思っております。