個人 / 外付けHDD
デジタルデータリカバリー(DDR)のサービスをご利用されたお客様の声
秋元 竜也 様
不動産賃貸業
一級建築士として数あるビルの施設管理や修繕を計画される秋元様。過去ご自身で会社経営をされていた際に構築されたシステムマニュアルやノウハウ資料などが詰まったデータを消失させてしまったため、デジタルデータリカバリー(DDR)にデータ復旧のご依頼がございました。
ある意味諦めて専門家に早く問い合わせた方がいいと思います
紛失したデータ
写真・スキャンデータ・図面データ・単価情報
参考資料など
参考資料など
データ紛失の経緯
ある日、社内で席替えをした時に周辺機器の配線を一度外し、再度接続する際に外付けHDDに出力ボルト数の違うパソコン用アダプターを誤って差し込み、それに気づかずそのまま起動させてしまいました。そうすると、電源ランプが点灯した後、キュイーンという甲高く細い異音が鳴り響き、待てど暮らせど立ち上がらず、5分くらいずっとその異音が鳴りっ放しでした。ようやく音が鳴り止むと同時にランプが消え、おかしいなと思った瞬間データが消失してしまったかもしれないと不安が過りました。 会社のシステム担当者に外付けHDDのケースから中のHDDを取り出してもらい、本体に電源を供給する機械で動作確認をしてもらいましたが、「ディスクが回転しないので焼けてしまったか何かです」と言われました。これ以上自分でやると余計にダメにする可能性が高いと思い、HDDをそっとケースに戻し、データ復旧業者に頼まないといけないと覚悟を決めました。異音に気づいた時、すぐにアダプターを抜いていれば焼けなくて済んだのかと思うと今でも後悔しております。
データ復旧について
実はお恥ずかしい話、自分で会社を経営していた時にも、外付けHDDのデータが飛んでしまった経験があります。その際は、大半はバックアップを取っていたので良かったのですが、バックアップを取ってないデータもあったので、別のデータ復旧業者へ問い合わせをしたことがありました。 今回のデータ容量より少し多いくらいだったと思いますが、復旧費用が70万円かかると言われ、さらに「70万円かけても復旧は保証できず、追加料金を頂く場合もあります」と言われたので、失った期間のデータはまた一から作り直せばいいやと思い、結局依頼しませんでした。 今回は70万円じゃないにしても、「もし数十万かかったらどうしよう~」とDDRに電話する前に高い金額を払ってまで復旧する価値はあるのか否か考えました。“将来に向かって本当に使うかどうかも分からないデータ”でも“自分の蓄積したデータではある・・”など色々な角度で自分のデータを査定した結果、自分で費用の上限を10万円までと定めてから電話をしました。自分で定めた金額以上がかかるなら、きっぱり諦めようという心境でした。
特に復旧したかったデータとその中身
一番データ容量を占めていたのは、ビルを視察調査した時の写真で約1~2万枚(10年分)ありました。 次に多かったのは、ビル図面のCADデータや参考資料のスキャンデータ(PDF、ドキュワークス)、自分で作成した資料や法改正した時の公的文書などです。
過去自分自身で作成してきた資料は、Word、Excel、CADなどをメインにPhotoshopやPower Pointなどもありました。 今回のデータ消失したちょうどその時に会社の新規プロジェクトにおいて、資料作成に過去の業務を通じて自分で作った資料やマニュアルを参考として見たかったというわけです。あと3日復旧が早ければ役立っていたのですが、残念ながら今回は間に合わなかったので、自身の記憶を頼りに作成しました。もし過去の資料を参照出来ていれば半分以下の時間と労力で対応出来ていたと思います。 他にはメール履歴などもありましたが、今回一番取り出したかったデータは、自分で構築したあるシステムのマニュアルでした。それが一番の目当てでしたが、いま改めて振り返るとデータに優劣はありません。現状においてすぐ使いたいと思うわけではないと考えると、全てが大事なデータです。
過去自分自身で作成してきた資料は、Word、Excel、CADなどをメインにPhotoshopやPower Pointなどもありました。 今回のデータ消失したちょうどその時に会社の新規プロジェクトにおいて、資料作成に過去の業務を通じて自分で作った資料やマニュアルを参考として見たかったというわけです。あと3日復旧が早ければ役立っていたのですが、残念ながら今回は間に合わなかったので、自身の記憶を頼りに作成しました。もし過去の資料を参照出来ていれば半分以下の時間と労力で対応出来ていたと思います。 他にはメール履歴などもありましたが、今回一番取り出したかったデータは、自分で構築したあるシステムのマニュアルでした。それが一番の目当てでしたが、いま改めて振り返るとデータに優劣はありません。現状においてすぐ使いたいと思うわけではないと考えると、全てが大事なデータです。
データを失った時の気持ち
失ったデータには10年近く自分自身で培った業務内容や、作り込んだ資料や、ノウハウが詰まっていたので、かなり焦っていました。また以前他社に言われたような金額がかかるのか!?という金銭面でも不安な気持ちもありましたし、失ったデータと復旧費用を天秤にかけた時、「どうかなぁ~」とずっと悩んでおりました。
データが戻って来た時の気持ち
復旧は、とても早かったです。お願いして3~4日後に「動かしてやらないと読めない状態で、もう少し時間がかかります」という途中経過の電話連絡がありました。「見通しとしては、中のディスクが傷付いている訳でもなさそうなので、それを動かす事に成功すれば復旧出来ると思っております。」という連絡があった時、私は「全部復旧してもらえるなら待ちます」とお伝えしました。それから数日後「全部復旧出来ました」という報告があり一安心した記憶があります。 復旧されたデータが手元に戻って来て、中身を確認した時は「あるある!読める!読める!!すごい!!」と喜びました。予め新しいHDDは買っておいたので、そこにコピーしましたが、この時早くレンタル品の外付けHDDをDDRに返却しなくてはという気持ちが強く、慌ててしまったので・・出来れば2週間くらいお借り出来たら良かったと思います。
もしデータ復旧できていなければ
1年後か3年後か分かりませんが、ふとした時や事あるごとに、「あー。あのデータ消えたんだなー」と嘆いていたと思います。
DDRホームページについての印象
DDRに辿り着いたのは、ネット検索で「外付けHDD 復旧 壊れた」で調べてです。比較サイトも含め3~4社のサイトを見ました。その際、金額はケースバイケースなので、口コミ内容やホームページの出来映え、プライバシーポリシーがあるかどうかなどを重視してサイトを見て、結果的にDDRのホームページが一番バランス取れていると感じ、最終的にはフィーリングで決めました。お客様の声も2~3人読みました。 ホームページは、色使いや読み易さなど好みは人それぞれだと思いますが、ユーザーが今知りたいことが書いてあることは非常に大事だと思います。 例えば「これくらいの容量ではこれくらいで復旧します」とか、「こういう復旧をして欲しいというニーズが良く有ります」などを具体的に書いてある企業もあれば、「24時間応対しています」みたいな抽象的な事しか書いてない企業もありました。 私は、DDRのホームページにはユーザーが聞きたがっているところが書いてあったから大変良いなぁと思いました。実績数も天秤にかけさせて頂きましたが、DDRはとても多かったです。
DDRのデータ復旧サービスを利用して感じたこと
サービスを利用してみて良かった点は、途中経過を小刻みに教えてくれて些細なことでも紳士的な応対だったことです。そう感じた理由は、分からない事は分からない、分かる事はきちんと説明して下さり、苦し紛れな無責任な発言がなかったからです。 DDRのある銀座に行った際に、まず応接室に案内していただいたのですが「凄く綺麗な会社だなぁ」と思いました。データという形があるようで無いようなものを扱う会社は、意外と目に見える物がお祖末だったりするのですが、DDRは大変清潔で綺麗な社内でしたので凄く良かったです。技術や手間に対してのビジネスは、価値が見えにくく、建築業界と通じる部分を感じました。実は今回、私がDDRから「復旧出来ました」という言葉を聞いて舞い上がってしまい、また言葉の先入観で中身をよく確認出来ていなかったせいもあるかも知れませんが、両者でミスコミュニケーションが起きてしまいました。 私が復旧して欲しかったデータの一つに「空フォルダー」がありました。フォルダー構成の中に何もファイルが入ってない「空フォルダー」があったのですが、それが全部復旧されていませんでした。それに気付いたのは、納品されて2・3ヶ月後でした。 私の業界ではまず「○○ビル」というのがあり、それに対して「図面」、「写真」、「調査資料」、「参考資料」など一つの物件に対して約300ものフォルダーが紐づいており、これを「ひな形」として保存してあります。 「図面」や「写真」のフォルダーには、JPGやPDFなどのデータがそれなりに入っていますが、「参考資料」や「調査資料」はデータが空の場合もあります。私としてはたとえ中身が空でもこのフォルダー自体を復旧して欲しかったのですが、この空フォルダーが復旧できていませんでした。DDRは、Word、Excelなどの1ファイルは1データとして認識し、空フォルダーはデータとして捉えずに不要と判断してしまったのではないかと思います。今回この取材のタイミングでご相談すると「外付けHDDを再調査させて下さい」と言ってくれましたが、私はその機器が手元に戻って来た時点ですぐに捨ててしまっていました。 私もきちんとある一定期間は長い目で確認すべきでした。データはファイルだけに限らず空のフォルダー構成もデータであることを認識していればDDRなら復旧出来ていたと思います。
復旧後の対策
新しい外付けHDDを2台購入しました。外付けHDDのバックアップに外付けHDDを使用しております。
最後に一言
自分で変にいじらずに、まずは持ち込まれた方が良いと思います。 前回他社で70万円という見積もり金額を言われたのは、私が自分で何度も電源の入り切りを繰り返したり、抜き差しをしたせいもあると思います。今回は一度外付けHDDのカバーは外しましたけど、それから一切触らずに持ち込みました。 機器の症状によっては金額に跳ね返る場合もあるので「やばい!」と思ったら無理して悪あがきせず、ある意味諦めて専門家に早く問い合わせた方がいいと思います。また、データが自分にとってどこまで大切かきちんと自分の物差しで見つめ直し、その上できちんとDDRの担当者と話をした方がいいと思います。